ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

丸仲 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年01月12日 | 岐阜県(岐阜)

ずっと前から存在を知りながら、なかなか伺う事が出来なかった岐阜市美江寺町の「丸仲」へ。この日は近くで用事があり、ふと思いついて歩いて店に向かった。店は新しく整備されて人気の「みんなの森・岐阜メディアコスモス」や、「岐阜会館」の南の交差点にある。建物は小ビルで、暖簾をくぐると土間には6つテーブルが置かれている。以前は2階も使っていたようだ。店を賄っているのは老夫婦。こじんまりとした店には次々とサラリーマンやタクシー運転手らしき人が入ってきて、自分の席もすぐに相席になった。人気あるんだなァ。こちらの品書きは壁に掛かった真新しい木札。定食以外の品はほとんどワンコインという安さ。この日は、ぽかぽかとした陽気で、かなり歩いて少し汗ばむくらいだったこともあって、木札とは別に短冊に大書きされていた「冷やしたぬき」を注文した。

さほど待つことなく丼ぶりが置かれる。東海地方以外で「冷やしたぬき」と注文して(そもそも品書きにあるのかどうか)どんなものが出てくるのか知らないが、岐阜市ではだいたいどこも、濃いめ少なめのつゆに、締められた蕎麦、その上に天かす(揚げ玉)、刻み葱、甘辛い味付けの揚げ、練りわさび、といったところ。もちろんここからすぐ近くの老舗銘店「更科」が基準になっているような気がする。こちら丸仲では、天かす、刻み葱、練りわさび、それに蒲鉾、ほうれん草がのっている(自分の記憶だと揚げは無かったと思ったが…)。つゆはもちろんたまり醤油由来の風味のある濃いめ、やや甘めのつゆ。蕎麦は細打ちで、そんなにしっかりとは締められていなかった。あっという間に手繰り終えたが、蕎麦が冷えていない分、何だか味がぼやけたような感じもする。もう少し冷えていたら良い方に印象が違ったかも。次はご飯ものにいってみようっと。(勘定は¥450)

※令和2年(2020)5月末を以って閉店されました

この後の記事はこちら

 


 

↓ 店の南、市役所辺りの路地を歩くと風情ある建物がそこかしこに残っている。以前は何らかの店として使っていただろう宅もいくつかあったが、今はひっそりと余生を過ごしているようだ。

 

 

 


 

御食事処 丸仲 (丸仲食堂)

岐阜県岐阜市美江寺町1-4-3

 

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