被災地の子どもに向き合う体育実践 ~その3~

2014-09-16 16:13:28 | 災害について
鳴瀬第二中学校の最後の運動会は
いつかまたあの美しい故郷に帰る日を信じ、
共に支えあってこの困難を乗り切ろう

希望を載せて風船を飛ばして終わった。

この風船を最後まで飛ばせない生徒がいた。

自分が持っている風船を飛ばしたくない
飛ばしたら終わってしまう
きれい、美しいとありきたりの言葉では言い表せない
風船にはみんなの様々な想いが込められている
風船に鳴二の統廃合への悔しさや
復興への願い
未来中学校になっても鳴二の魂を後輩たちに引き継いでほしい
という思いを込めて

一番最後に風船を飛ばしたのである。

制野先生はもう一度作文を書くよう生徒に呼びかける

その4に、生徒の作文の全文を掲載する。
朝日新聞に掲載されたのですでに読んだ方もいると思う。
でも、私は被災地の子どもたちの心の奥底にある悲しみや苦しみを
この作文から学んだ。
通り一遍の慰めや励ましをしているつもりはなかったが
この作文を読むと
如何に子どもたちの苦しみが判っていたなかったかと後悔するのである。

今さらながらの感もあるが
これを紹介するのは
私も負わなければならない責任だと感じるからである
その4はぜひ読んでほしい

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