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かふぇ めらんじぇ

und SchwarzwaelderKirschtorte mit Sahne

発言

2016-10-20 17:31:18 | 日記

沖縄での大阪府警の警官の差別的発言が問題視されているが、あることを思い出した。大学に沖縄出身の女性がいたが、あるとき「部屋を借りようと思ったら、沖縄の人には貸したくないといわれた」と発言した。講義中で教員がそんな事は聞いたことが無いと反論した。私は沖縄の人は初めて接したし、テレビで文化や言葉のかなりの差異は感じたが、それを本土の人間と異なった人種だとかという意識はまるで無かった。それはアイヌにしても在日にしても同じだったが、今思うとたまたまそのような人が住む地域に近いところに住んでいなかったからではないか、と思うようになった。ただ、それを口にすることは何か非常に良くないことのように思い、出来るだけ避けてきた。だからこのような差別用語もまるで知らなかった。このことが起こってから、ある事実を知った。なんでも以前に博物館があり、そこに差別されるべき人民を展示し、シナ人だの土人だのと書かれていたのだ、という。驚くべき事であると同時に改めてこの発言の非道さに怒りが湧いた。などの差別は生まれた土地にも有り、年配者から見聞きすることが日常あったので、自分とは違う所にいる人という気持ちはあったが、それを口にすることは憚られた。それは教えられた訳で無く、言ってはいけないことと何となく理解していて、それはとても重要なことなのだろうと思っていた。海外に出て、黄色人種であることで何度か嫌な思いをしたので、このような差別には非常にナイーブになる。ただわかることは口にすれば自身のモラルや人格の低さを露呈し、差別される側の人間よりもっと以下の人間に組み込まれると言うことだ。当然それまでのつきあうレベルの人間や社会から貶められる。だからこそ所謂インテリはたとえ心で思っていたとしても決して口にしない。しかしこの発言は若き公務に当たる人間から発せられた。ということはこの程度の人間と同じか下の人間は大多数に昇り存在する、ということが明らかだ。大統領選挙の際の米国の人種差別もすごいが、日本も負けていないようだ。劣化した現実にひどく嫌な気持ちになった。

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