かふぇ めらんじぇ

und SchwarzwaelderKirschtorte mit Sahne

大晦日

2010-12-31 10:00:23 | 日記
田舎の大晦日は共同奉仕で、午前中に神社仏閣の参道や階段の雪を掻き整えて中を清掃し、祭壇に灯りとお神酒を設えて、夕方には僧侶を迎え初詣客を迎える準備をする。5時頃には新巻鮭をさばき、頭と尾はお神酒と共に神棚に供え、身は焼いてこづゆと共に家族で夕餉を囲む。正月3が日のメニューは決まっていて、1日は餅、2日は蕎麦、3日はとろろ御飯であったかと思う。まかなう料理は打ち豆と大根、人参、牛蒡をいれた醤油汁、銀鱈の煮つけ、青豆と数の子を和えたものに、膾に酢蛸などが定番である。鮭をさばくのは男性、我が家では父の役割だった。ちなみに鋤焼や焼肉なども彼の仕事で、母は手出しをしない。以前の居所に同郷人がいたが、煮物など奥様より上手に作り時々お裾分けをいただいた。勤務していた所にも同郷人がおり、鮎を焼き隠元を茹で皆にふるまうし、私の従兄弟は蕎麦打ち名人である。概してまめな人間が多く、夫人がいないと何もできないといった輩は殆ど存在しない。同郷人ではないが、幸いな事に私も手が利かず重い物を持てないので、洗い物やオーブン料理、味噌汁の配膳や、料理の取り分けを夫が率先してやってくれ、見解の違いもあって時折喧嘩となるが、助けられており感謝している。
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爆竹

2010-12-30 09:20:06 | 旅行
ドイツでは、大晦日も昼過ぎから商店は終い始める。問題はこれからで、クリスマスイブと違い、正月にかけて夜半から爆竹の音が止まず、もっと驚くことに民家の屋上から打ち上げ花火が上がる。私は爆竹の音と存在そのもの、花火は火事の畏怖を否めずどうも好きになれない。2日頃からは通常に戻り、本格的なバーゲンシーズンとなる。ブランド物も大幅に値を下げるので、寒さと人込みを厭わなければ、訪れるのにはとても良い季節である。本当に寒く洋服も靴も現地の物しか役に立たず、毛皮は必需品だと思うが、問題が多く身につけるのには用心がいる。ウィーンも寒さでは負けていないが、住んでいた友人がその後転勤でモスクワに行き、認識が甘かったと言っていた。寒さの質が違うらしい。外に出た途端顔が強張り、耳や頭がちぎれる様に痛み、凍ってくる。歩いているのは現地の住人だけ、外国人はほとんどいない。交通事故も多く、日本とは異なり遭えば轢かれ損なので、とにかく極力外には出ない。ペテルスブルグも含め訪れたいと思うが、個人旅行は絶対するな、と言われているので、自由気ままな旅を好む私達にはなかなか決断し難い。しかしやはりどうしても、いつかは数日間通いつめ、エルミタージュを心ゆくまでじっくりと、是非見てみたいと思うのである。
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年末に

2010-12-29 11:00:24 | 日記
28日は御用納め、私も最後の通院を終えた。勤務していた頃は、午前中は業務し清掃、ケータリングの鮨をつまみ挨拶の後帰路につく。そのまま東京駅に向かい、帰省するか同僚の方に帝○ホテルのラウンジでケーキをご馳走になるかが定番コースだった。この日を境に東京の人口は急に少なくなる。ベルリンは、コンサートシーズンだが、この時期はプレミアムでチケットが高価な上入手困難、完全正装が必要である。夫がパバロッティ存命の頃、並んでくれた事があるが、目の前で完売して悔しがっていた。「こうもり」の演目が多いが、私はなぜか年末はチャイコフスキーが聴きたくなる。オケが大きく、管楽器が重要なので、一流の楽団でないと満足しないが、その点さすがにベルフィルは第一級である。華やかで、かつ悲痛な趣をもつ旋律を余すところなく聴かせてくれる。CDでしか知らないが、カラヤンとのコンビは本当に素晴らしい。父が初めて購入してくれたレコードが、チャイコフスキーの3大バレエ音楽で、当時はかなり高価なものであったが、大切にwienermimoseと寒い部屋で凍えながら、どっしりと置かれた大きなステレオで聴いていた。他にもいきなり百科事典や文学全集のセットが届いたりと、このような事には金銭を惜しまないところがあり、買ってもらったからには、解っても解らなくてもひたすら読み、あるいは聴いた。今年末で思い出した書物は「ファウスト」「舞姫」「ああ野麦峠」。一つは読み返してみようかと思っている。
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大雪

2010-12-27 09:39:34 | 日記
大雪とチェーン不着のトラックの為に国道の車が立ち往生し、大変な事となった。巻き込まれたと思われる宅配トラックの中に私宛の荷物があり、現在もまだ届いていない。80センチの積雪があり、チェーンなしで通行できるわけも無く、雪道の恐ろしさを知らなかったのか定かでないが、結果このような迷惑な事態を招いた。食料や燃料に不安もあり、車中で一夜を過ごした人の心情は如何ばかりかと同情する。実家の新聞は全国紙だが、それも届かず、また停電もあった。雪国の田舎では、ガスも水道も電気も整ってはいても、このような事態に備え、炭や錬炭はどこの家庭でも用意しているし、蝋燭、電灯、常備の野菜は数日交通が分断されたとしても困らないように準備している。便利になった物は有難く利用するが、非常事態には通じない。凍死等の生命の危険が間近に迫るのだ。幸い事態は好転し、車も動き出したようだが、これを教えとして雪道走行準備の再徹底をはかってもらいたいものだ。年末も近い。荷物の中の「いとこ煮」や、鰊の山椒煮の状態が危ぶまれるが、到着を心待ちにしている。
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好物

2010-12-26 09:26:07 | 日記
お世話になった方にクリスマスカードメールを送ったところ、接続の仕方がわからないと電話があった。70過ぎの女性で、やっと短文のメールを返信でのみ返せるようになったビギナーには無理であったようだ。普通は面倒になるか、変な設定をしておかしくなったりしたら怖いので、適当にあしらったり、見るのをあきらめたりする人が多いと思うが、彼女は読んでくれようとして、わざわざ夜に連絡をしてくる。その気持ちが嬉しい。私が使う薬の副作用で悪気分になり、何も食べれないといったら、つわりの話になった。彼女には女、女、男の3人の子供がいるが、つわりがあったのは、末の男の子の時のみだった。さらに第一子の時はチーズ、第ニ子は肉、末子はオレンジが異常に食べたくなり、生まれてきた子供は其々に、その食物が大好物なのだそうだ。彼女の見解では、子供自身がお腹にいる時から欲していたに違いない、なぜなら彼女自身はこれらの食品をそう好んでは食べないからだ、という。夫は、関係性が薄いというし、私も経験がないので真偽のほどは定かでないが、面白い話なので、子をもつ友人たちに聞いてみようと思う。こういう事は複数のデータに基づかないと結果が出ない。ところで、ドイツ語の絵本を訳して送った友人からお返しに、小学生の計算ブロックの冊子をいただいた。始めの方はそう難しくないが、最終ステージになると容易に解答が出ない。夫も挑戦、なんと一問に15分ほどかかった。彼は数学を大学で専攻を志し、現在も息抜きに趣味で数学をやる人間である。おそるべし現代の小学生である。
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水戸黄門

2010-12-25 10:16:46 | 日記
国民的娯楽番組で大岡越前、江戸を切ると順番に放映されているが、小柴先生ファンの由美かおるがいなくなったり、黄門様をはじめキャストの高齢化で様変わりはしたが、ここまで続いているのは視聴者の一方ならぬ人気の様を物語っている。東野英治郎がなんといっても黄門様らしいが、里見浩太朗も助さんから格上げ、好演している。私はジャンル的には得意でないが、祖母が楽しみにしていたので、よく一緒に観ていた。諸国漫遊の地方色が豊かで、一話完結、勧善懲悪のすっきり感が結構気に入っていた。最近はみないが、先日、新聞の広告欄に大きく掲載があった番組予告を見て仰天した。時節柄赤穂に行くのは納得がいくが、なんと黄門様が大石内蔵助と意気投合し悪に共に立ち向うとある。黄門様は三代将軍家光、忠臣蔵は五代綱吉の時代の出来事である。時代錯誤も甚だしい。いくら視聴率優先のホームドラマ時代劇でも、ここまで史実に添わない設定が許されて良い物でない。以前映画の「戦国自衛隊」も凄いと思ったが、この場合は、時間もストーリーもあまりにかけ離れたものなので、ありえないフィクションで観る事が出来るが、黄門様の場合は、そこまで離れておらず、ともすれば勘違いし信じ込む人も中にはいそうである。生憎外出していて視聴はしなかったが、どんなものであったか、実は少し興味がある。
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サイレントイヴ

2010-12-24 13:24:49 | 旅行
ドイツでは24日のお昼を境に、次々と商店は閉店し、夕方には殆どのレストランが閉店する。外食産業やホテルの中なら、と日本的な考えは全く通用せず、コンビニも無いので駅まで出かけ、開いている店を見つけ残ったジュースを買うしか方法はない。この日ばかりは通常暖かな食品を取らない夕餉でも、丸鶏を焼き家族で食卓を囲む。大きな樅の木のツリーと、蝋燭は必需品で、クリスマスクッキーやシュトレンを切り分けて食べる。日本に帰っても習慣が残っていて、事前準備は時間をかけるが、当日は鶏を焼くだけ。ただ住宅事情の関係で大きなツリーは置けず、蝋燭も倒れたら事なので無理。静かな音楽をかけ、ケーキを切りゼクトで乾杯、これが一番我が家でクリスマスらしいかなと思う。煩い街の雑踏や、ビックピーチの不倫でもめるワイドショーの騒音から離れ、一段落した仕事や一年を振り返る。こんな日が一日くらいあってもよい。明日からはまた年末の雑務が大晦日の晩まで続く。正月は久しぶりに一葉でも読み返してみようか、とふと今思った。
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アイスバイン

2010-12-23 12:48:12 | グルメ
デパートの宅配で、アイスバインの生肉を見つけ早速注文した。量はドイツの半分程度で、じゃが芋、玉葱、人参、キャベツ等を大蒜で炒め、コンソメと鶏ガラスープの素、ローズマリーに塩、胡椒、唐辛子、赤ワイン、ローリエを入れ3時間以上煮込む。仕上げに生姜と練りからしと醤油数滴。骨からするりと肉がはがれ、残った骨についた肉をしゃぶるのが最高。ドイツ料理はこのダイナミックさが良い。なかなか入手できないもので、味を危ぶんでいたが、本格的で納得のいく品だった。残った立派な豚の足の骨を見て、飼っていた犬を思い出した。喜んでバサバサとしっぽを振り、音を立てて割って食べたことだろう。私はジビエなども抵抗なく食べる方で、先日も鹿肉を食べた。友人によると3才の鹿肉が最も質が良いそうだ。チェコではカモシカやウサギ、イノシシも食べた。洋食は香辛料や濃厚なソースを使うので、余程の臭気を放つ物でない限り大丈夫だが、日本の鍋料理はかなり用心する。カモやしゃも程度しか今までに挑戦していない。昨年田舎で馬肉の刺身をこわごわ食べたが、これは美味しかった。大蒜のたれが効いた新鮮な物で、地元民はその店でしか買わないそうで、観光客には知られていない。奥久慈軍鶏開発生産に心血を注いだ叔父の最後の研究は、青身の卵だった。志半端で逝ってしまったが、成功し市販化されていれば、今頃カリスマ調理人の手によって「オーロラオムレツ」などと脚光を浴びていたかもしれないのに、残念なことである。
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発明家

2010-12-22 09:57:29 | 日記
階下の住人が煩いので、嫌がらせのために自分の居所の台所の床に穴を開け、都市ガスを送り込み逮捕された男性がいる。考えるのだが、このような人は発明の才能を所持しているのではないだろうか?凡人ではとても考えつかない事である。以前も他人の家の戸袋に勝手に住みつき、家主が仕事に出かけると階下に降り、冷蔵庫から食物を漁り生活していた女性がいた。男性も独身なので、住民票でも入れれば、同居人か内妻になるわけである。別れた男性から盗聴器が仕掛けられとかTVで見るが、これは階上の戸の隙間から生活を見降ろされたわけで、何とも薄気味悪い話である。これもとても常人では思いつかない軽業である。BUCHENMEISTERの父親も教師業の傍ら発明に心血を注いでいた。行きつけのバーに定席があり、毎夜グラスを傾けながら、思考していたらしい。帰宅し一眠りし息子が勉強を終え床につく3時ごろに入れ違いで起きだして、結果のまとめにかかる。一晩中電気が消えないので、幸いな事があった。ある夜近所一帯泥棒に入られる事件が起きたが、唯一入られなかったらしい。しかし今の泥棒はそうはいかない。知人が在宅就寝中に入られ金品を持って行かれた。目が覚めなかったのが幸いで、気がつき泥棒とはちあわせでもしたら、命までもっていかれてしまう。私は不眠症な上、眠りも浅いので大変危険である。しかも金品はないし、価値不明な古書はあるが、運搬の際の重量で泥棒が腰痛になり逆恨みの再犯行をするのではないか、と勝手に危ぶんでいる。
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生蕎麦

2010-12-21 15:48:39 | 日記
従兄弟会があり、何かの度に集まるが、先日その一人が打った生蕎麦で蕎麦パーティをしたらしい。東京に住む私にも食べさせようと有難いお裾わけが届いた。繋ぎの全くない10割そばで、大きい鍋でお湯を沸かし塩を一つまみ入れる。沸騰したら一人分の蕎麦をぱらぱらと入れ、底に張りつかないよう解すが、決してかき混ぜず、ふわりと蕎麦が上部にあがったらすぐに冷水に取り冷やし締め、笊にあげ10分以内に食べる。汁は、大根のおろし汁に生姜を摩り下ろし、山葵と好みで七味を入れ、醤油をたらす。これは本当に絶品、二人で食べるだけにしておくのはあまりに惜しいので、義母にまたお裾わけになるが、丁度田舎の黒糖饅頭もあったので、一緒に送ることにした。在宅の日を聞くため電話を入れたら、先日亡くなられた方の奥様に私がしたためた手紙について、涙ながらにお礼を言われたが、何を書いたの、と聞かれた。40年以上もお付き合いのある方で、ご葬儀の時も含め今まで一度も涙を見た事がないので、義母もかなり驚いたらしい。特に何を書いたわけではないが、文章も言葉も残る物なので適当に、ですませてはならない。その人を思い、立場に立ち、自分ならどう考え、どうするかを冷静に判断する。その上で自分に何ができるのかの答えを導き出し、ありのままの気持ちを正直に伝える。それだけである。命の電話の相談員をしている僧侶が、生命を断つ直前の電話に応える時、決して叱咤激励したり、引き留める言葉を発する事はなく、ひたすらその人の話を聞くのだと言う。終淵まで追い込まれた心の琴線に触れるには、自らもまたその位置まで降りないと決して心には届かない。まさに真剣勝負である。それでも救えない人はいる。しかしまた引き返す人もある。その一握りの見知らぬ人がどこかでいつか生きていてよかった、と感じてくれれば本望なのだろう。これこそまさに慈愛と呼ぶにふさわしい。
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驚愕

2010-12-20 20:44:34 | 日記
病院外来を終え、駅ホームからエレベーターで上がろうと思い入口までいったら、生憎ベビーカーが3台あったので、待とうと思ったが、大丈夫そうなので乗ることにした。昨今ベビーカーについては畳む畳まない、で新聞でも論争している。若い母親は子供や買い物の重量が12キロぐらいになるので畳むのは勘弁してほしいこちらの身になれ、というし、50代以上の人は、何故おんぶができない、そうすれば両手が空き荷物も持てて、人にも迷惑をかけない、という。本音は、前者は身勝手、後者は当然と思うが、子の無い私がとやかくいうのも憚られるので、あまり言わないことにするが、駅や病院で走り回るのだけはやめてほしい。私は院内で杖や車いすを使うので本当に怖い。話を戻すが、最後に乗ったベビーカーの女性が年配だったので、祖母様かしら、あら大変と思ったら、前に立っていた他客の子供が、ベビーカーを覗きこんで「かわいい」と言っている。なにか変だな、と思い下を見て驚いた。なんとベビーカーに犬が乗っている。こんなことが許されているのだろうか。日本では、小型犬はドックケージで運べるが、中型以上は盲導犬以外認められていないと思っていた。しかもベビーカー利用とは信じがたい。犬の為に救急車を呼ぶ人もいるという。私も犬は好きだが、これはやはりかなり自分本位な行動である。朝刊に掲載されていたが、散歩に連れ歩かない状態を見るに見かねて、他人ながら申し出て、散歩をしていた老人が待っていてくれる犬に愛情を感じ、それが楽しみとなったところ、いきなり飼い主と共に姿を消したと言う。老人は犬のその後を心配していたが、一言礼があってしかりだろう。怒りというよりなにか悲しくなった。犬と人の関係も人と人との関係とそう大きくは変わらない。言葉を発する事も出来ず、行動も制限された動物であればこそ、無性に切なく感じるが、犬も笑うし涙もためる。きっとその犬は、月を見つめ老人を思い、伝える術もないが感謝の気持ちで一杯だろう。
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林檎

2010-12-19 14:12:27 | 日記
林檎の美味しい時期になった。交配がしやすい果物らしく、日本では形が大きく、たっぷりと蜜の入り甘くて、しゃきしゃきとした食感の、芳醇な香りをもつ物の人気が高い。生食で食べる事が多いからだ。ドイツでは、青くて小さく酸味が強い物が定番で、ホテルのロビーなどにもウェルカムフルーツとしておかれていて、街中で歩きながら丸かじりする若者もよく見かける。食感はぼそぼそという感じで、アップルパイやジャムなどに調理して使われることも多い。どちらも美味しいが、ドイツ人が日本の林檎を食べたら、たぶんとても驚くと思う。どの果物もそうだが、ワックスなどかけていないので見栄えは悪く、農薬も少ないのか虫がにょろにょろ這い出してきたりする。林檎がなくなればもう完全な冬、ひたすらじゃが芋と雪の下から掘った、煮てしか食べられない硬いキャベツの季節である。時々無性に食べたくなるものがある。私は梅○のかつ丼で、半熟卵がとろりと乗って肉厚ながら箸で切れるほど柔らかい。そしてマクド○ルドのビックマック。刻んだピクルスの入ったジューシーなソースがたまらない。お菓子は鎌倉カス○ーのカスタード。他にも美味しい物は沢山あり、大好物でもないのだが不思議である。しかし、かつ丼は一切れ、ハンバーガーはバンズは不要、カスターも2分の一ほどしか食べる自信がない。また豪快に美味しそうに食べる人を眺めるのも、好きである。大食い選手権だけはいただけないが。
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益人

2010-12-18 21:36:15 | 日記
虫には害虫、益虫、そして「ただの虫」がいて、上手く生態系を保っているのだそうだ。「ただの虫」は存在意義がなく悲しい感じがするのだが、呼称なのでいた仕方ない。人間なら「絶対必要で無くてはならない人」「存在したら支障があり困る人」「益も無く得も無いごく平凡な人」とでもなるのだろうか、「益人」「害人」「ただの人」ではおかしいし、と夫に言ったら、人間に置き換える必要はない、と一蹴され呆れられてしまった。丁度昨日、通り魔傷害事件があったのでリアルタイムの話題だったのだ。善人、悪人の分け方はあるが、それとも少し意味合いが異なる。言われては見たものの、こだわりが出てきて、何かすっきりしない。ところで、巻貝に左巻きと右巻きがあり、複雑な要素を含みそうなる事、成長過程で変化させ得るのが可能な事をご存じだろうか?私は昨夜初めて知ったが、生物化学もなかなか面白い物だ。こんな研究に没頭していれば、それだけで「小益人」の仲間入りができそうである。
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身勝手

2010-12-17 18:01:15 | 日記
朝刊に吉村作治氏が、昨今の自転車利用者をマナーの悪さを憂い、交通ルールの認識強化の徹底と法規則の改正を促す記事が掲載されていた。自転車の登録免許制、保険への強制加入、警察機関の取り締まり、学校教育の中での指導、全て大賛成である。大体今の自転車は頑丈で、危険極まりなくぶつかれば間違いなく怪我をする。左右の通行だけでも守って欲しいがそれすらも守られていない。よくぞ言ってくれたと感心しているところに、無差別の傷害事件の報が舞い込んだ。自分の人生を終わりにしたかったのが理由だそうだが、何とも身勝手で酷い話である。刃物を振り回しておいて殺すつもりはない訳はない。勝手に独りで死んでほしい。こんな人間に命を奪われたり、遺族になってしまったら、怒りの持って行き場がない。拉致被害者もそうである。勝手に連れ去られ、人生の貴重な時間を奪われる。本当にとんでもない話である。増税の話もあり、落ち着かない気持ちで珈琲を飲んでいたら、国際結婚し渡米している友人から思いがけずクリスマスカードが届いた。家族4人幸せに暮らしている様子、とても嬉しくなった。カード一枚の些細な事で、気持ちは一変する。人生ってそんなものなのだろうなと、改めて感じた昼下がりだった。
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クリスマスカード

2010-12-16 13:00:30 | 日記
11月後半からクリスマスや年末年始の準備を始める。賀状を注文し、リースやツリーを用意し、カレンダーを手配し、ケーキや鶏、シュトレンやグリューワイン、アベントカレンダーなどを取りそろえる。おせちを頼み、料理の計画とパーティなどの日時を決める。次がクリスマスカード。海外には12月初旬、国内には中旬に送付を終える。国内は欠礼状を下さった方で、デザインが可愛らしく、華やかな物を送ることが多い。どんな些細な事でも手をかける事と、「らしさ」を忘れないのが信条で、面倒がらずに行う事が相手にも伝わると思っている。恒例行事で、年々やる事は増えるばかりだが、半面楽しみでもある。鶏を焼いたりすることが好きで、余る事はわかっていても大きなものを購入する。七面鳥が良いのだが、なかなか良い物が手に入らないので、良質のブランド鶏にしている。最近凝っているのは北海道産の椎茸で、通常物の4倍程度あり大変肉厚、焼いて食すると本当においしい。ラム肉と相性が良いが、鶏と焼いてみようと思う。今回はそれにアクアパッツァを予定しているが、良い白身の一匹魚があるかどうか。ヒラメが多いが、スズキかイサキで作ってみたい。そしてミートローフ。これらを一晩で食べるのは無理なので、数日間は高カロリー食が続く。しかし和食は不得意で、蒲鉾と出汁巻き卵を切ることくらいしかできず、後は母と義母と市販のおせちまかせである。張りきって作って送ってくれるのが、親孝行か親不幸か判断がつかないが、取り敢えずBUHENMEISTERだけは大喜びしている。
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