かふぇ めらんじぇ

und SchwarzwaelderKirschtorte mit Sahne

Berlin所感

2010-09-30 10:46:36 | 旅行
ベルリンは、旅行、滞在、居住を含めると7度目になるが、その度に違った印象を持つ。今回行って感じたのは、英語で全て事が足りる、観光客が増えた、自転車の交通マナーが悪化した、食事が美味しくなった、日本食が増えた、人の感じが柔らかくなり店の接客マナーがアップした事である。交通と観光客の件は困るが、それ以外は今まで、散々に苦労してきた事である。いつもどこかで工事を行っており、停車駅や、電車のシステム、バス路線もほぼいきなり、それも短期間で変更するので、常に色々な情報に気を配らなくてはならない。中央駅もできた。ティーゲルも来年には閉鎖する。メインルートも旧西のZooやクーダム周辺から、ミッテに移動した。ドイツの他のどの都市ともベルリンは、様相を異にしている。街は巨大で人口も多く、周りは旧東側なので抱える問題も多大である。当初好きではなかったが、訪れる毎に親近感がわき、不便を覚えなくなり、私にとって、東京と同じ、いやそれ以上に大切な場所になった。どれほどいても廻りきれない文化施設、選ぶに事欠くことのないイベントや、コンサート。ベルリン、この都市の持つ素晴らしい側面はいればいるほど見えてくる。と言うより幾度も行かなくては決して解らない。そんな所である。
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2010-09-29 13:42:31 | 旅行
今回の滞在時に杖を持っていった。折り畳み式の物で、色は赤、ミニーマウスの絵柄の物で、前回のW杯のライオンマスコット、かなり前にミュンヘンで買ったビールジョッキのキーリング、柴又帝釈天の七福神、スイス土産の小さな鐘、東大のストラップがつぃた目立つ物で、杖自体もだが、鈴や鐘の音がかなりのインパクトがあるらしく、滞在中他人が気を使ってくれて、思いの他に効果があった。杖は、必要な人には本当に重要な物で、大切に使用していたのだが、ベルリンを出立する折に、なんとうっかり部屋に忘れてしまった。Buchenmeiserはすぐに諦めるように言ったが、なかなかそれができない。オーナーに連絡し、部屋を点検しに行った時に、あればストックしておいてくれると言う。一年先またドイツに行くことが許され、この杖に再会する事ができれば奇跡、望んではいるが。ウィーンに入り、もう数日なのでなんとかなる、と思っていたが、そう容易くはなかった。仕方がないので、ケストナー通りのデパートなどを探したが、ある気配がない。店員に聞いた所、専門店でしか扱っていないと言う。情報をもらい、Buchenmeiserが買いに行った。値段の見当がつかないので、念のため250ユーロも持っていったが、なんと26ユーロほどで、製造番号が一本一本に付いた立派な折り畳み杖を買う事が出来た。幸いな事に私は身長があるのでサイズも問題ない。思考がそもそも異なる事が理解できた。弱者の弱みにつけ込み、折れそうなステンレスの杖を高価な値段で売る日本と何と違うことか。なんとも悲しい気持ちになった。
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Worms

2010-09-28 09:34:10 | 旅行
今回偶然にも、仕事ではあるが休暇も兼ねて、家族で1ヶ月程ドイツを廻っているBuchenmeisterの親友のO氏とWormsで会う事になった。相手は、Heidelbergに滞在しており、Ruedesheimに宿泊し翌日帰国、私達はベルリンに向かう。レンタカーを利用しているので、駐車の関係で大都市は避けたいが、どうせなので、まだ行った事のない場所で、興味の合致する所にしたい、と考えてここを選んだのだ。ルターとの縁が深く、12世紀に建造されたロマネスク教会、ニーベルンゲンの歌の舞台になった事で知られていて、観光客も多いが、その割に市内を回るバスや、DBのアクセスはあまりよくなく、かなり田舎町の感がある。ニーベルンゲン博物館に行ったが、設置してある映画の複数の画像を、壊れて役に立たないイヤフォンガイドで音声を聞きながら、ひたすら回るだけのがっかりものだったが、建物だけは素晴らしかった。クリームヒルデという、いかにもこの地らしい名のレストランを予約しようとしたが、満杯で出来なかった。その場で選んだドーム近くのイタリア料理店で、5人で食事をした後、ドームとユダヤ人墓地を見学した。これは本当に素晴らしく、特にユダヤ人墓地の方は、大変に古くて広大、必見である。友人のお嬢さんが、一番古い墓を見つけると言って、喜んでいた。彼女はまだ中学生だが、今までも父親の出張と、日程や機会が合えば、同行し滞在してきた。20台を過ぎ、やっと自分のお金でバックパック旅行から始めた私から見れば、本当に羨ましい限りであるが、恵まれている事は決して悪い事でなく、経験が見識を深め、彼女のこれからの生き方に、なにかプラスの効果を付与するきっかけとなるべき手助けを、両親がきちんと行っている。家族の誰一人として携帯も持たず、贅沢な生活をしているわけではない。戻る電車の中、間違った教育はしていないねとBuchenmeisterと話をした。しかしもって、友人と会う、外国にいるとこれが本当に貴重で楽しい。彼のような旧友は殊更である。
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Marbach

2010-09-27 11:05:37 | 日記
StuttgartからSバーンに乗り約30分(一時間に2本運行)で、シラーの生家のあるマールバッハに行くことができる。シラー一色のこの町には、博物館、ドイツ文書館もあり、長閑な田舎町の風情を残す中にも、高い文化価値を随所に感じる事ができる。博物館へは、徒歩で20分程度かかるので、バス利用が便利ではあるが、降り場からも結構歩くのと本数が少ないので、余裕を見ていくか、タクシーを利用した方が良い。駅に降りてすぐ公園があり、美しい花が至る所にある。シラーの感性の細やかさ、人柄の温かさはここに由来するようにも思われる。生家も瀟洒でゲーテなどのそれとは比べ物にならないが、それもまた彼の文学の原点、と充分理解する事が出来る。博物館は客も無く独占状態であった。自筆の書簡や、成績表など多数並んでいた。館員も大変に親切で、足の悪い私にいつでも休めるようと、椅子を携行する事を薦めてくれた。ドイツ文学を志す者は、シラーから入る人が多い。Atta TrollもBuchenmeisterもそうだった。たとえそうでなくとも、ここを訪れれば、このドイツを代表する劇作家の文学、あるいは作詞した音楽を改めて見聴きしたい、と必ずや思うに相違ない。
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Stuttgart

2010-09-26 14:15:01 | 旅行
Stuttgartは、駅内のエスカレーターの設置場所が遠いので、カートに荷物を載せホテルに向かった。大規模な工事を行っていたが、街は非常に解り易く、またホテルも近かったのでスムーズに行けた。後で気づいたのだが、実はこのカート、駅構外には持ち出せないものだった。そそくさと返しに行ったが、なんともバツが悪かった。駅の構内は充実していて、楕円形の大きなスイカが並んだ八百屋や、岩石の工作品、そしてなんと立ち食いとテイクアウト可能な鮨屋があり、ドイツ人が店前に並び繁盛していた。街は人も多くなく、日本人には殆ど会わなかった。ドイツの良さの一つには、こういった中都市、特に大学町や古い司教都市の程良い充実がある。Stuttgartはまさにそのような都市で、旧市街の広場も美しく、商店街も充実、レストランはどこも雰囲気も居心地もが良く、選ぶのに迷ってしまう。この地は、赤ワインが充実していて、ヴュルテンブルグや、バーデンの良品が飲めるが、地ビールも大変においしいことにも驚いた。また、レストラン独自の物もあり、これがまた素晴らしく美味しかった。タイプとしては苦めのラガー、少しドイツには珍しいが、是非一飲をお薦めする。ホテルも大変に居心地が良く、ウエルカムドリンクと果物などが常時フロントにおかれ、部屋は広く、ベットは、部屋の対面の隅に分かれて置かれている。朝食の充実度はほぼ満点に近く、なんとゼクトまであり、朝からたっぷり贅沢な気分を堪能できる。むろん300ユーロもするような高級なホテルではない。
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フランクフルト トランジット

2010-09-25 17:10:15 | 旅行
フランクフルトからルフトハンザでシュトットガルトにトランジットする場合、航空機扱いでDBを利用するという、ちょっと変った方法を取る事になる。鉄道駅まで行って、他の客とは別な所でバゲッジを自分でピックアップして、指定のある列車の番号の席に乗車する。話には聞いていたが、これがなかなか大変な作業である。まず鉄道駅までの距離が長く、場所も経路も複雑で慣れないと苦労する。荷物のピックアップ、運搬全て自分で行うので、乗換に充分な時間が必要である。列車内での乗車時の時間も長くなく、荷物の置き場所にも苦労するし、列車番号を確かめてその場所で乗らないと、とんでもない事になる。日本の新幹線でも同じじゃない、などと思われるかもしれないが、ドイツにはホームに番号の表示がない。ホーム内の掲示板を見て乗る列車を探し、その番号があるあたりに見当をつけて待つ必要がある。しかし乗り込んでしまったらもう天国で、座席は広く静かで快適である。すいていて、予約席でなければ、移動も可能である。幸か不幸かドイツは、鉄道料金が高いので休暇前とか特別な時でない限りは、タイトに詰まっている事は少ない。ただしICEだけはビジネス客と路線が長いので、特別である。これは旅行中乗車する場合も注意が肝要で、必ず予約した方が良い。
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歯磨き粉など

2010-09-24 13:36:07 | 旅行
成田からフランクフルトは問題なくスルーしたが、シュトットガルトからベルリンの国内線で持ち込み手荷物から、頭髪につけるヘアムースとヘアスプレー、うっかり取り忘れた炭酸水を搾取された。目薬と歯磨き粉使いかけのクリームは免れたが、透明なビニール袋を買わされて、そこに入れる事を強要された。洗面用具(衛生用品も入っている)、化粧ポーチ、薬全て開けられて、もうどうでもよい、勝手にしてくれといった気持ちになってきた。以前テーブルナイフと小さな眉切り挟みを取られた経験があるが、これらの物は初めてで、ムース類、クリーム類は機内預けにすると、容量が減るのでわざわざ持ち込み手荷物にしたのに却って仇になった。これからは殆どのものを機内預けに変えてしまおうと決心したが、私たちは滞在が長いのと大量の本を購入して帰るので、機内に預けられる最大サイズのスーツケース二つ(ぎりぎりまでの重さを入れる)と手荷物2つ(このうち一つは全て私の薬)にバック2つをMAXに使うので何とも辛い物がある。その上私は重い物が持てないので、苦労は全てBUCHENMEISTERの両肩にかかっている。4輪リモワで最軽量の物ではあるが、ローラーの部分と厚みがその分どうしても劣るのは必須で、バゲッジを台から無事受け取るまでは、本当に不安である。しかし腹を立てても抵抗しても無駄なので、取られた物はすっぱりと諦めて、次回の教訓にするほかはない。飛行機に乗らないわけにはいかないので。しかし安価とはいえ、買ったばかりの新品であったのになあ。
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電波時計と携帯電話

2010-09-23 21:51:58 | 旅行
パソコン使用歴はかなり長い私たちだが、電波時計と携帯電話は、二人とも疎くて、使いこなせない。どちらも海外で使える物を持ち、マニュアルもチェックするが、それでも解らず、直接店舗に行き確認するがまだ不安である。結局どうにかなるさで持ってはいくが、やはり設定がうまくいかず、機能を使いこなせないまま帰る事がしばしばある。今回は携帯が直接使える事を理解するのがまず困難で、見るに見かねたAtta Trollが助け船を出してくれた。私たちより以上に、親たちを理解させるのが至難の業と思われたが、彼が一言。「いつもと同様で通じるとだけ言えば良い。」なるほど、小難しい事を理解させる必要はないのだ。おかげさまで義母はそれなら簡単だ、と言って、何度もドイツにかけてきた。しかし電波時計がうまくいかなかった。デジタル部分は勝手に切り替わりスムーズに行くのだが、アナログが駄目で、説明書もないので、諦めて私の別に持参した電波でない時計で、代用していた。ドイツではどうにかなったが、帰国したらなぜか今度はアナログ部分が、20分ほど遅れて治らない。時計店で助けを乞うしかない、と思いたったが、さすがにタダで、というのも気がひけるので、もう何年も使っていないブランド物の時計を出してきて、電池交換のついでにやってもらおうと、某時計店に持参したら、アナログ部分が動かないのは、故障なのでメーカー修理しかないという。ここでお願いできるか、と聞くと、ブランド時計のみ、カシオとは取引がないとキッパリ。仕方なく持参したブランド物の時計に電池を入れてもらい、留め金具が緩んでいたのでそれも直してもらい、予想外の出費を余儀なくされた。日本を留守にしている間にGODIVAが出来ていて、ふらりと入ったら、客は私一人店員が二人、つききりで説明に回ってくれて、どうも何か買わないと出れない雰囲気、フレーバーのついた生クリームたっぷりのチョコレートドリンクをテイクアウトし、帰路につく。帰宅後まだ時計が諦めきれず、カシオのホームページを検索した所、マニュアルがダウンロードできる事を知り、そこにはアナログ部分は手動で直すことが可能であり、その方法がしっかり記載されていた。無事に修正は完了し、事なきを得たが、プロの時計屋の自信たっぷりの言葉が甦ってきた。しかし何よりマニュアルがないと、右往左往するような複雑な機器が問題なのだろう。便利さは、また不便さの裏返しでもある事を改めて思わされた一日であった。
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ルフトハンザ

2010-09-22 08:35:38 | 旅行
多くの航空会社を利用していたが、最近は殆どルフトハンザを使っている。理由はマイレージの所持と、訪問地がドイツなのでアクセスに都合が良く、時間も正確で早い。過剰なサービスもないのでストレスも少ない。ただ今回新しくなった機体は、座席数や配置は良いものの、洗面所が少ないのが不便である。ウエルカムドリンクでBUCHENMEISTERはゼクト、私はBIERを頼み、それからは飲兵衛夫妻らしく、赤、白のワインにコニャックまで頂き良い気分。食事は私は洋食で肉オンリィ、BUCHENMEISTERは、あれば和食で魚が多い。帰国便では、欠品になる事もあるので、機内限定のシュタイフのぬいぐるみとチョコを早速ゲット、今回は自宅への託送も別途依頼した。時差があるので、出発便は決して寝ないのが鉄則だが、時差ぼけに全く縁がないBUCHENMEISTERにはそんな心配は皆無で、重い洋書に読み疲れると、ぐっすりと眠っている。同じ人間でこうも違う。羨ましい限りである。
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成田

2010-09-20 17:06:52 | 日記
世田谷区、杉並区は、成田へのアクセスが不便な所である。リムジン、JR共新宿に出るか、あえて下るしかない。しかも電車も路線バスも混むので、そこまでタクシーを利用するしかない。しかし昨今、スカイポーターという大変便利なサービスができた。前日宅配業者に依頼し、成田空港に送付し保管、出発当日受け取りその場でチェックインできる。ANAにおいては、チェックインも不必要で到着空港で受け取る事ができる。2000円程度かかるが、(京成を利用すると人間の乗車券よりも高くなる)重い思いをする事もなく、荷造りも早く終わるので、気持ちも楽である。なお、このサービスは日本にしかない。宿泊先のオーナーに話した所、驚かれた。しかしそれでも成田は遠いので、ラッシュを避けるためにも、殆どの場合成田に前泊する。高級なホテルももちろんあるが、随分リーズナブルな値段で泊まる事が出来るので、無理をして暗い早朝、少ない交通ダイヤを気にしつつ、菓子パンを無理にかっ込むような事をする必要もない。今回もあるホテルを利用した。バイキンクが売りの所で、魚、野菜の類は地産地消で美味しかったが、この地で洋菓子を食べるべからずという鉄則を失念した。バイキングの礼には欠けるが、やはり完食は無理で、皿に残る事となった。
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帰国はしたものの

2010-09-19 16:19:48 | 日記
無事帰国しました。気候や場所にも大変に恵まれ、トラブルは多少あったものの、充実かつ有意義に過ごす事が出来て、鑑みるに、今までで最も良い滞在であったと思います。体調も非常によく、食事も充分に取れて、気力も出てきておりましたが、帰国した途端に不調になり、その上、電車のラッシュで足をぶつけられて歩けなくなり、治療はしたものの通常の生活にも難儀し、また投薬の副作用も強くて体調が悪く、書きたい事も多々あるのですが、なんとも無理な状態です。少しずつでも書きますので、ご訪問ください。ドイツはもう寒く、暖房が入っています。まだまだ9時くらいまでは明るいのですが。
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