おおぎやなぎちかさま、初のYA。
面白かった!!
三歳の時に母を交通事故で亡くした中一の陸。
パパの友だちで、彫刻家でなんでも屋のよっちゃん、
見た目は男・心は女のよっちゃんの世話になって育ってきた。
陸がひとりで家事ができるようになり、よっちゃんは週一来るだけになっていたけど、
陸はよっちゃんのぼろいアパートにいると落ちつくのだ。
そんなとき、パパがとつぜん再婚することになった。
お相手の小夜さんのお腹は、とっても大きくて、もうすぐ生まれそう……
読み始めていいなあと思ったところに付箋をはっていた。
……のだが。
途中から読むのを止められなくなってラストまで一気読み。
パパが再婚すると聞いた時のよっちゃんの顔の描写、すごい。
昔話をしてくれたり野草の名前を教えてくれるまるでおばあちゃんのようなよっちゃん、いいな。
よっちゃんのおかげで、まっすぐそだった陸もいい。
ラストで、幼なじみの夢芽を助けた陸、すごくいい。
読んだあとは、いいドラマを見終えたような爽やかさが残った。
おおぎやなぎさま、俳句に幼年物に児童書にYA。
どこまで守備範囲が広いのか。
活躍しすぎです、おおぎやなぎさま。
お身体に気をつけてと心配になるくらい。
でもでも、ますますのご活躍を!
やっぱり陸のキャラがいいよなあ。
と、自分の創作を書きながらまだ余韻が消え去らないおおぎやなぎさまのすごさ。
私ももっともっと書かなくちゃ。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)