なぜ、Bさんからの売上があることを税務署の職員は知っていたのでしょう?

2017年08月11日 | 財務・会計
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「今年初めて確定申告を出してドキドキしたけど、税務署から何も言ってこないから大丈夫だったみたい。(笑)」

なんて思っていませんか?税務署は3~5年分たまった時点で、初めてやってきます。そして容赦がありません。

8月25日の「TUNAGARUマルシェ」に是非いらしてください。そんな不安を聞かせてください。




「開業して以来初めて税務署の税務調査を受けました。5年分まとめて追徴課税をゴッソリやられました。」

そういう方に、最近立て続けにお会いしています。(^_^;)


そのうち1人は「確定申告が必要なんて知らなかった。領収書も全部捨てていた。」という方。

そのうち1人は「税務署には分からないだろうと思って、家の電気代や飲食代も全部経費にしていた。」という方。

税務署相手に、知らなかった、は通用しません。

税務署はあらゆる手を使って調べています。


例えば、職人Aさんは、ある業者Bさんの委託を受けて、仕事をしたとします。

Bさんからは、現金で支払いを受けました。

こちらから請求書も出していません。口約束での契約です。

Aさんは、こう考えました。「もらったのは現金だし、売上に入れなくてもいいだろう。」

そして、Aさんはこの売上を除外して、確定申告しました。


5年後、ある日突然税務署の職員がやってきて、こう言いました。

「Aさん、Bさんからの売上をちゃんと確定申告の計算に入れてますか?」

なぜ、Bさんからの売上があることを税務署の職員は知っていたのでしょう?


答えは簡単です。

Aさんのところに来る前に、税務署の職員はBさんのところに税務調査に入っていました。

そして、Bさんの帳簿に「外注費 Aさん ×××円」とあるのを確認したからです。

もっと言うと、Aさんへの外注費の合計が、Aさんの確定申告の売上金額総額より大きかったんです。(^_^;)

Aさんが売上をごまかしているのが一目瞭然ですね。


その他にも税務署の調査はありとあらゆる手段が使われています。

客の一人として飲食していることがあります。

お店の前に張り込んで、一日の来客数を数えています。

水道料のメーターを確認して、実態があるかどうかを見ています。


突然、税務署の職員が来る前に帳簿をキチンとつけましょう。

どんな帳簿がキチンとした帳簿か勉強しましょう。

是非、お話を聞かせてください。


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