けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「花冠の志士 小説 久坂玄瑞」(古川薫著)

2014-12-30 18:00:00 | 書籍(コミック)
来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」を前に、
古川薫さんの「花冠の志士 小説 久坂玄瑞」を読んだ。



久坂玄瑞といえば、かなり急進的な攘夷論者で、
禁門(蛤御門)の変で自刃した松下村塾の出身者。
その程度の知識であった。

そして、その玄瑞は、
大河ドラマの主役・杉文(吉田松陰の妹)の最初の夫。



本作を読んで、長身で美男子で、
美声で詩歌の才があったことを知った。

また、歴史番組などで目にする玄瑞の肖像画は、
実は息子の秀次郎をモデルにした肖像画であり、
本人のものではないということも(本人のものはないらしい)。



玄瑞は17歳で文と結婚、25歳という若さで逝去。

結婚後、少しの間だけ一緒に暮らすが、
攘夷運動やらで殆ど一緒におらず、
手紙も20通程度あるだけである。

結婚自体も師匠である松陰に頼まれてのもの。

また、息子・秀次郎は文との子ではなく、
京都島原桔梗屋の芸妓・辰路(井筒タツ)との子といわれている。

文は玄瑞のことを慕っていたようであるが、
寂しい結婚生活であったように思う。

玄瑞の死後、姉・寿も亡くなり、
その夫・小田村伊之助(後の楫取素彦)に嫁ぐが、
その後のことは殆ど知らない。



幸せに暮らしていてほしいと思うが、
続きは大河ドラマを楽しみにしたい。


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