京都・左司馬の河童さん日記

この、くそ暑い日でも、アトリエの回りの道の雑草の草取りしてるのに、
隣が何回も庭に殺草剤を撒いてたらしい。
うちの垣根の強い木が、つぎつぎと枯れていってる。
野菜や、体に有害なことわかってるのに、
ひどい人間さんがいるもんや！
河童母さん隣りに抗議。プンプン！

もう画面が消える寸前の、ボロボロのデジアナテレビで、
いらいらしながら、スペイン戦を見た。
今日、スペインから、Skypeで電話。
スペインのロンダの街から、旅行中の息子夫婦が手を振ってる。
アトリエで土仕事でボロボロの河童さんの顔がスペインで映ってるらしい。
世界中から無料のテレビ電話で今を映し出すとは・・・・。
こりゃもう、びっくりや。
何を話したかわからんうちにSkypeを切った。
フェイスブックもSkypeも、時空を超えた『どこでもドアーや』。

先日、東京の漫画家北山竜さんから、
『さじま倶楽部入会します！』と、
年会費に添えて、奥様の手紙と写真が送られて来た。
北山猫たちのなかで、ちょっと緊張気味の河童さん。
奥様にも気に入っていただいたようで、よかった！
北山さん家で、なかよく暮らしてね。
今日も、ドーンとした重苦しい暑さ。
ハルのお墓の前に、今年も
真っ白い桔梗が一輪咲いた。

山のアトリエも今日は、無風状態。
蒸し暑くて、息苦しい程の仕事場。
昼間は、頭がボーっ。夕方は西日がガンガン照りつける。
それでも、今日から、気を入れて制作開始。
やっと、ナスもキュウリもトマトも伸びだした。
遅すぎるけど、できるかなあ。
５センチ程のかわいいスイカもできている。
いっときの涼を二人で楽しんでる。

21日から、北鎌倉古民家ミュージアムではじまった、
たのしい生き物アート展に参加のため、
前日深夜に出発。
その日のとんぼ返り。
帰りは、雨の高速道路に、さすが遠距離ドライブに自信のあった河童さんも
翌日からグッタリ。
気力だけでは、もう限界になって来た。
２６名の作家さん達による、生き物をテーマの夏休み企画。
小さいスペースに他の作家さんと違った、生き物？が。
たくさん観に来てくださいね。

ジャングル状態のアトリエの野菜畑。
『明日は、鎌倉とんぼ返りやし、今日しかないで！』
と朝から、河童母さん炎天下の草取りと畑しごと。
汗と日焼けで真っ赤なお猿みたいな顔で、いまにもぶっ倒れそうや。
河童父さんは、昨日から、窯の火で、頭くらくら。
山椒の実もとったし、紫蘇もいっぱい収穫。
日が暮れたら、もうなんにもできんと二人ともバタン。

昨日は、京都は祇園祭。
蒸し風呂状態の京都盆地の梅雨が明けた。
河童さんは、比叡山のアトリエに脱出。
それでも、かんかん照りでお皿もからからや。
久しぶりの窯焼きも、今日は、茹でガッパになりそう・・・。

なんやこの暑さワン！
一昨日までの豪雨が一転。
ほんまに、ジャガイモが茹だる見たいや。
福岡や熊本の人は、水被害の後かたづけで、熱中症が多いらしい。
世界各地で続く異常気象や、地震，竜巻。
2080年までには激しい熱波が地球に襲ってくるかも・・・・？
地球が、ヤキイモになるのは、かなワン、ワン！

今週は、月曜日から2日間、広島、鳥取、兵庫と
1000キロの距離を、ごぶさたドライブ。
広島のギャラリー瓢箪堂さんに久しぶりに伺ってから、
息子の嫁の実家へ。深夜まで久しぶりの楽しい歓談。
翌日、鳥取へ向かい、昨年お世話になった、ギャラリーあんどうさんへ。
『今日は、砂丘にしずむ夕日がいいですよ』とのお話に、
日が沈むまで、砂丘の中。
あいにく、水平線に落ちる、太陽は、雲に邪魔されたけど、
海の風も、ずいぶんご無沙汰やった。
日が暮れて、河童母さんの郷、きさいち村へ。

８８になる母を見舞い、弟夫婦が、収穫した、たくさんのジャガイモや、たまねぎや、
おばけニンニクなどをいっぱい、車につんで、次の日の夕方に、出発。
日が暮れる頃に、いつもお世話になっている。和田山の彫刻家藤本夫妻のギャラリーへ。
ついつい、話し込んでるうちに、京都に着いたら、深夜１時。
人生の先輩の方々に、有意義なお話やアドバイスをたくさんいただいた、
充実のご無沙汰巡りやった。

７月の、土日のオープン日の一坪ギャラリーは、
いつも、きものリフオームでお世話になっている
さなえさんと、友人のまりこさんの、布遊びの展示。
主婦業のかたわら、長年袱紗等を縫ってこられたさなえさんの古代裂の小物は、
一日で、ほぼ完売状態。
緊張しながらの初めての展示で、本人も戸惑いがちやった。
先日大阪で、10年ぶりに個展をされた、まりこさんの、パッチワークやバッグの小物も
さすが、楽しみながら長年作られているので、欲しくなるものばかり。

しかも、二人ともびっくりするようなお安さ。
『布が好きで、作ってるだけやから・・』と何十年のキャリアもさらっと答えてる。
やっぱり、みんなが欲しくなるもんは、そういうもんや。日常の創造か。