京都・左司馬の河童さん日記

この一年、
みなさんに支えられて、今年も
充実した河童さん二人でした。
来年も、ギャラリー左司馬へ、
気軽にのぞいてくださいね。
ありがとうございました。

先週の週末は、一年ぶりに鳥取へでかけた。
毎年どっさりと、秋の収穫を車に積んでくれる義弟に感謝、感謝や。
珍しいもの、面白いものも毎年話題になる。
『こんな大根できたんよ』
寒さも緩んだ田舎の一日のひとときが、一年の疲れを癒してくれた。

おしっこも、うんちも、抱いて連れて行かんと
足に力が無くなってきた。
食べたい気持ちはあるようやけど、
口に持っていくと、二三口だけで食欲も
すこしづつなくなってきた。
『ようならんなあ』
いつまでもかわいい表情にため息が出る。

河童コレクターの北野さんが、ギネスに
登録されたらしい。
現在8000種近くの河童の絵や彫刻や人形を
集めて、静岡にカッパ館を建てられた方で、
銀座展でおめにかかり、うちの河童さんを連れて行かれた。
昨日、届いた記念カレンダーをみてびっくり！
みんながやがや喜んでる。

この二三日の冷え込みで、
比叡平の留守番は無理。
展示会中も、ギャラリーの奥の机の下で、布団を敷いて寝かせてやった。
『今年なんとか乗り越えられそうやなあ』
けいれんして、足もよろけながら、精一杯頑張って、おしっこに行く。
食べれるものは、なんとか少し口に入れようとする。
命の火が消えんように、いっぱいあったかくしてやろな。

いままでとちょっと違った
だんだん展『器の中身』も
今日で終了。
ランチ会も40名近くの方に来ていただいて、
楽しい二日間やった。
手作りらくがんや、西条柿、お米もほぼ完売。
食と器と河童さんで今年最後のギャラリー展示も、
みなさんのおかげで、暖、談、だんだん。

石川県の赤米、黒米（古代米）、菜の花米、
日本最古の『おにぎり』の化石が発見された中能登で
作り始めたという谷さんの古代米と
菜の花を肥料にしたお米作りの赤坂さん達のお米。
食作り、ものづくり、どちらも人の手。
感謝の心、忘れたらあかんなあ。

『だんだん展』の期間中、12日、と18日は、
自然の素材の手作りカフエ＆ランチ会。
12日、中村さんと三木さんのお料理と、手煎り焙煎コーヒーで、
ギャラリーが、さわやかな味と香りに包まれて、
ここちよい空間になった。
ちょっと、違った一日ギャラリー。18日もたのしみや。

いよいよ今年最後の展示会。
深夜迄ギャラリーセッテイング。
ケーキや干し柿や手作りジャムや
豆落雁、古代米などたくさんのおいしそうな
ものが届いた。
木工作家と食べ物作りの大好きな人たちの
楽しい展示やから、10日間がたのしみや。

あさってからのギャラリーでの展示会やランチ会のために、ハルのお家も、比叡平に昨夜お引っ越し。
これからまたお昼は１０日間独り暮らしやけど
毎晩河童さんも行くからな。