京都・左司馬の河童さん日記

もう
車の温度計は、毎日40度を超えてる。
9月やというのに、たまらんで。
台湾の尼さんの梵唄のCDを、何度も何度も
繰り返し聴きながら、
暑い，暑いと唄ってる！

今日は、ご近所の方の紹介で、
10数年ぶりに、体の検査にでかけた。
でかけたというより、みんなに連れて行かれた。
体のあちらこちらにガタがきてるので、
医者ぎらいの河童さんにとっては、
大変な覚悟や。
いい雰囲気の女医さんに、『ほっ』
既に検査でプラスがでてる、
まあなんでも相談できそうやから、
「これから、よろしくおねがいします』
帰りにおいしいインド料理の昼食で一杯』
ええんかいな・・・。あかんわなあ。

今日も、オープン日、楽しい一日やった。
注文でできた小さい河童さん達も
アトリエで記念写真。
お別れまで、ギャラリーにつれて帰って、
座らせてやったら、
楽しそうにみんなの会話に参加していた。

朝、夕が過ごしやすくなってきたアトリエなので、夜中の制作が快適。日中サウナ状態で汗が吹き出るおんぼろ小屋は、体力と気力の消耗がはげしい。
深夜適当に食事を済ませて、ごろ寝で熟睡。ひんやり爽やかな風の贅沢暮らしや。
朝、ミントの花に飛ぶ蜜蜂も気持ちよさそうや。

昨夜のようなゲリラ雷雨も、今日はなく、ひと安心。心配なのは、窯の中の、河童さん。おそるおそる窯を開けたら、金沢展での注文の河童さん達が、ほんのり赤い顔で焼上がった。「わぁ！かわいい！」ほっとして、「よかったなあ。」
「缶ビール、のものも！かわいいオクラが雑草のなかにできてたよ」

真夏に強い黄花コスモスがアトリエの雑草のなかで、たくさんさいて風に揺れている。
キタテハチョウやルリタテハチョウが照りつける日差しの中で，飛び回って気持ち良さそうや。
まだまだ猛暑が続くらしい。
3～4度ほど違う比叡山の中腹は、すこしづつ自然の虫や花達が
秋の気配を感じさせてくれる。

草刈りも、土仕事も、窯焼も
何をやっても汗が、滝のように流れて、
あたまがボーっとしていたら、
急にあたりが薄暗くなって、
矢継ぎ早のカミナリと強烈な風雨。
『停電や！窯のモーターが止まった！』
『1000度以上の窯の中のガスを抜かんと
大変や！』
今まで経験したことの無い高温の窯の停電での
爆発の危険に、河童さん二人、震えながら、
燃料コックを締めて、油を燃焼させて空気を抜く作業完了。
ゲリラ雷雨が過ぎたあとの
900度からの火入れもビビッタけど
無事点火できて、ホっ・・・・。
恵みの雨どころか、体に悪いわ＞

今日は、昨日の続きで河童さんの遠赤外線のはなしで盛り上がった。地球の土を還元炎でやきしめるとそこに含まれる鉱物が焼き物になったあともすこしづつ遠赤外線を出してるんやろか。
形のないものの効能は、いつまで話しててもわからんわ。
今日もアトリエで還元炎との、付き合いや。

今日も、オープン日で、
午後からいろいろな方と楽しい会話がはずんだ。
少し広くなったギャラリーの中で、河童さん達に囲まれて、
みんな気持ちが和んでいるようで、
ふたりにとっても、なんとなくリラックスできる空間になった。
明日からアトリエで沖縄展に向けて再始動。
高校野球もパワフルな沖縄野球の勝利。
沖縄の気質に、河童さん達がどう映るか不安やけど、
いい思い出の展示会になるように頑張ろ！

今年も二回目のほろおんコンサートが来月25日（土）に決まった。
今年は、木村由起子さんと中津考晴さんふたりの爽やかな歌に加えて、
ゲストに、今水をテーマにしたサウンドインスタレーション等で
活躍中のアキラサンライズさんが創作楽器による
即興演奏で参加してくれることになった。
ほろよいながらのコンサート後の軽食とドリンクは、
カフエ素の三木さん、中村さんの創作メニューの予定。
河童さん家らしい楽しいコンサートになりそうで、
たのしみです。定員が限られてますので、予約はお早めに
お願いしますね。