試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3818F 5次車 中期仕様 幕式表示器編成 (種別幕交換:3400形ライトユニット転用,スカート位置修正)

2017-12-21 21:32:30 | 京成線出場
時間差。

種別表示器の修正が完了しグリーンマックス製京成3700形3818F中期仕様(5次車:3818F)が再出場した。
通算6度目となった種別幕交換は入場前の白地[特急]種別幕のまま維持された。
プロトタイプ変更が付き物だった3818Fでは異例の展開と言える。




京成3700形3818F 5次車 中期仕様。
3818F:3818-3817-3816-3815-3814-3813-3812-3811
※幕式表示器編成。
◆種別幕(ライトユニット)交換,スカート付SPフレームTNダミーカプラー化。

3700形3818Fは1998年11月に製造された5次車である。
1編成のみの新製で5次車は3818Fしか存在しない。
基本的に3,4,5次車は同一仕様とされた。
4次車の最終投入編成だった3808Fは通過標識灯周囲が白色化される小変更があった。
この処理は3818Fに引き継がれず3808F独自の特徴になっている。
6次車となる2001年1月製造の3828F以降は前面デザインや車内設備の刷新が行われた。
原形の3700形グループでは3818Fが最終編成となった。
営業開始後の変化は表示器関連が大半を占めている。
3色LED表示器化は2008年9月で交換の皮切りだった3718Fから約1年半も遅れた。
2012年12月にフルカラーLED式表示器へ改められ3色LED表示器時代は約3年程度である。
3768Fは5年弱に渡り3色LED表示器が使用されており3700形では比較的短期間に入ると言えよう。
リニューアル工事は2017年10月に施工された。
横長のLCD式車内案内表示器が新たに設けられた一方でパンタグラフはPT-4804形のまま出場している。
リニューアル工事とは別に車内案内表示器のLCD化が行われた3768Fとは仕様が異なる。
今後の標準は3768F仕様になる可能性が高いと思われ3818Fだけの個性になるかもしれない。


旧3818F。

3818Fは所有するグリーンマックス製京成3700形の初登場を飾った記念すべき編成である。
製品は3色LED表示器編成時代の中期仕様がプロトタイプとされた。
その後仕様変更を繰り返し2017年9月の入場でサックスブルー成形FS-547台車化を行った。
なお供出編成の3708F登場時仕様(→元登場時仕様:3708-2)は灰色成形FS-547台車化後から休車が続いている。
既に幕式表示器編成の中期仕様がプロトタイプに変わっていた。
しかし[(飛行機)特急]種別幕が縛りになっており行先表示類を[79K 特急 佐倉]へ再変更している。
この入場では3818,3811の富士川車輌工業製白地[特急]種別幕切り出しに失敗した。
種別幕ステッカーを二重貼付し誤魔化していたが張り出す種別幕は見切った箇所になっていた。
今入場で3400形3408,3401前期仕様(3408F-3:再生産品)のライトユニットを転用しメーカー印刷の白地[特急]種別幕へ改めた。
その結果種別幕は前面車体妻面から引き込まれ他3700形との差異は大幅に縮小されている。
スカート付TNカプラーSPもスカート付SPフレームTNダミーカプラーへ交換し最近の出場編成に合わせた。
なお[79K 特急 佐倉]は拘りの設定であり変更していない。




3500形3540F-1,3818F。

ライトユニットの交換は他形式との違和感解消にも繋がった。
マイクロエース製幕式表示器編成は3200形を除きプラ板に種別幕ステッカーを貼付する内側掲示へ変更している。
3818Fに施した二重貼付の種別幕は離合時に違和感を生む要因となっていた。
3408F-3から転用したライトユニットにより二重貼付が廃されマイクロエース製品の見附にも近付いている。
メーカー印刷の白地[特急]種別幕であり富士川車輌工業製ステッカーとは若干雰囲気が異なる。
それ以上に凸出する種別幕の廃止が大きく現状には満足している。
ライトユニット交換は対処療法的な措置で行った。
将来的には富士川車輌工業製白地[特急]種別幕を貼付する方向で考えていた。
但しメーカー仕様に準拠しているだけあり収まりは悪くない。


3708F-1。


3400形3428F。

グリーンマックス製3400形,3700形では3428F現行仕様(3428F),3708F登場時仕様(1次車:3708F-1)が印刷済種別幕を持つ。
両編成は出場に際し種別幕変更を伴わなかった。
3428F,3408F-1の何れも富士川車輌工業製種別幕ステッカーへ変更が可能な状況にある。
未だに貼付が見送られているのは種別変更の予定が無い事に拠る。
3818Fの[79K 特急 佐倉]を改めるつもりは一切無い。
よって富士川車輌工業製白地[特急]種別幕ステッカーの貼付は行わないかもしれない。


3728F(前面車体断面黒色化施工編成)。

3728F後期仕様(1次車:3728F)から採用した前面黒色窓枠修正は3818Fにも継続施工した。
3500形3540F更新車中期仕様(3540F-1)との比較でようやく効果が得られたように思えた。
運行番号表示器部の前面窓セル下部は横桟が目立たなくなり一体感が増したと思う。
光源角度都合によって判り難い箇所ではあった。
そのため入場前後の比較では手応えを感じなかったと思われる。
施工にはライトユニット撤去が伴うため短期間で全編成への展開は難しい。
M2c車の分解が必要となる入場が生じた編成から順次施工したい。




3818Fサイドビュー(3811:スカート付SPフレームTNダミーカプラー装着車)。


3798Fサイドビュー(3791:スカート付SPフレームTNダミーカプラー装着車)。

サックスブルー成形FS-547台車は変更しておらず引き続き3818Fの独自性を主張する。
スカートはTNカプラーSPからSPフレームTNダミーカプラーへの交換で取付位置が変更になった。
多少の個体差は防げないものの3768F現行仕様(3次車:3768F),3798F現行仕様(4次車:3798F),3728Fの仕様が揃えられている。
しかしSPフレームTNダミーカプラーを装備していた3300形が全廃され今後の供出は望めなくなった。
スカート位置の修正は一つの分岐点を迎えた。
TNカプラーSPの原形を守るためスカート部品ボス撤去部の整形に切り替える方針である。

3818Fは前回入場直後から種別表示器周りに不満を抱いていた。
当時は思い浮かばなかった方法で種別幕の二重貼付を解消させた。
その代わり3408F-3が一時離脱と言う憂き目に遭っている。
主幹部品の交換は必ず供出編成離脱を招く弱点を抱える。
但し3818Fに限っては3408F-3を休車に追い込ませただけの甲斐があったと思う。