試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3408[3408F-3] 前期仕様 スカート位置修正,表示類変更 (3818[3818F] 発生品転用) ※再生産品

2017-12-23 21:59:10 | 京成線:3400形
許容範囲内。

グリーンマックス製京成3400形3408前期仕様(3408F-3:リニューアル再生産品)が復帰へ向け入場した。
装着するライトユニットは3700形3818中期仕様(3818F)発生品でフルカラーLED式[特急]表示である。
富士川車輌工業製白地[急行]種別幕ステッカーの切り出しが最大の山と言えた。


京成3400形3408 前期仕様(3408F-3:再生産品)。

3408も組立が保留され部品交換に備えていた。
ライトユニット交換に留める予定だったが前面車体断面黒色化が工程に追加された。
よって現状から更に分解を進める。


入工中の3408。

前面窓セルは側面窓セルで押さえられる構造を持つ。
行先表示器部品着脱性向上策で施した運転台側側面窓セル整形は上部の角落としで留められている。
車体断面黒色化は3728F後期仕様(3728F)から試行したばかりで前面窓セルの取り外しは全く考慮していなかった。
従って側面窓セル位置を偏位させての作業となる。


前面窓セルを撤去した3408。

その側面窓セルは妻面窓セルで支持され容易には取り外せない。
車体断面黒色化工程を煩雑化させたくなく側面窓セルを車体中央部までの嵌合爪まで浮かせた。
対面まで撓ませた状態を維持し前面窓セルを撤去している。
この方式は過去の行先表示器部品撤去時に採用していた。
かつての施工が此処でも役に立ってくれた。


黒色化中の前面車体断面。

車体断面の黒色化は相変わらずのマッキーである。
3401の施工から黒色化部分は車体断面の半分程度で効果が得られると判った。
しかし3408F-3での仕様統一を優先し全面的に黒色化している。
運行番号表示器下部横桟は重点的に塗り潰した。
3408は貫通扉窓周りに黒色塗装が行き渡っていない箇所があり別途措置を施した。


一時的にフルカラーLED式種別表示器化された3408。

車体断面の黒色化を終え前面窓セルを復す。
同時に運行番号を[67K]へ変更した行先表示器部品を取り付けた。
ライトユニットは3818発生品ながら3728現行仕様(→後期仕様:3728F)出自のフルカラーLED式種別表示器に交換されていた。
印刷済の[特急]表示消去は行わず原形のまま装着している。
この後白地[急行]種別幕を貼付し車体関連への施工を終えた。


湾曲させていたTR-180A床板用スペーサー。

下廻り関連項目はSPフレームTNダミーカプラー化と連動するスカート位置修正となる。
再生産品リリース当時は目新しいTR-180A床板の特性が全く理解出来ていなかった。
前面車体裾とスカートの空間を埋める方策はスペーサーを上方向へ変形させる強引なものだった。
3768F後期仕様(→現行仕様:3768F)の回着整備は何も考えずにスカート付SPフレームTNダミーカプラー化が行えている。
スペーサーの整形は過去の遺産と化しており今入場で姿を消した。


連結器位置修正中のSPフレームTNダミーカプラー。

新たに製作したSPフレームTNダミーカプラーは3401で連結器位置の修正を要した。
3408は別途入場となったため連結器部品が下方向に作用したまま固着してしまった。
連結器部品の固定はゴム系接着剤で上下方向には動かせるものの元の位置に戻ってしまう。
位置修正は車体裾との位置関係を探りながら行う必要があった。
そこで3401を参考にSPフレーム外側からタミヤセメントを投入し想定位置に近付けている。




[急行]表示が助士側に偏位している3408。

最後にスカートを接着し全工程が終了した。
白地[急行]種別幕は寸法こそ正しかったが切り出し位置がずれてしまった。
この影響で収まり自体は悪くないものの[急行]表示が助士側に寄っている。
富士川車輌工業製白地種別幕ステッカーの予備は無い。
白地[急行]種別幕での代用もちらついた。
しかし[急行]表示と[急行]表示の色温度が明らかに異なるため取り止めている。
前面車体断面黒色化は3400形こそ施工に向くと改めて思えた。
マッキー頼みの初心者仕様ながら効果は高いように感じる。


3408 点灯試験[67K 急行 東成田]:前照灯(ライトユニット交換)。


3408 点灯試験[67K 急行 東成田]:尾灯(ライトユニット交換)。

偏位した[急行]表示だが二平面折妻のデザインに救われている。
切妻では3401との差異が目立ったと思われる。
仕様で種別表示器が点灯しないため走行時には気にならなくなる。
周囲に黒枠を生じさせた修正前の3818Fほどは見苦しくない。
予備幕も無い事から現状のまま竣工させた。

外観の変化は少ない一方で工程は意外に手の込んだものになった。
前面車体断面黒色化の採用が全てを握ったに近い。
その代わり施工しただけの効果はあったと思う。
3408,3401の復旧で3408F前期仕様(3408F-3)が出場する。
3818Fで失策した煽りを喰らった3408-3だが無難な着地点に到達したと言えるだろう。