試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3818[3818F] 5次車 中期仕様 スカート位置修正,種別表示器交換 (3400形3408[3408F-3] 捻出品転用)

2017-12-19 21:21:21 | 京成線:3700形
印刷済。

グリーンマックス製京成3700形3818F中期仕様(5次車:3818F)は幕式表示器編成で固定化された。
前回入場で[(飛行機)特急]種別幕から白地[特急]種別幕への交換を行っている。
しかし富士川車輌工業製ステッカーの切り出しに失敗し隠蔽用ステッカーベースを貼付しての出場となった。


京成3700形3818F 5次車 中期仕様。
3818F:3818-3817-3816-3815-3814-3813-3812-3811。
※幕式表示器編成。

富士川車輌工業製白地[特急]種別幕は種別表示器に対し1回り小さくなってしまった。
これを誤魔化すためグリーンマックス製[]幕及び[]幕を台座代わりに貼付している。
一応最低限の見栄えに達したと思えた。
しかし二重貼りの種別表示器は張り出しが生じ違和感が残る。


グリーンマックス製[]幕を貼付した3818。

富士川車輌工業製白地種別幕ステッカーは未だ増強できていない。
よって貼り替えによる修正は行えないままである。
3818Fはプロトタイプ変更が続いたが漸く中期仕様の[79K 特急 佐倉]が終着点となった。
これを乱す二重貼りの白地[特急]種別幕に納得が行かなくなった。
手法に限りのある中で修正に取り掛かる。


3400形3408F前期仕様(3408F-3)。
※[K'SEI]CIマーク未貼付,PT-4804形パンタグラフ搭載編成:リニューアル再生産品。

目を付けたのは3400形3408F前期仕様(3408F-3:再生産品)だった。
3408F-3は消滅した3408F元前期仕様(3408-3→3408F-2)の穴埋め名目で投入されている。
プロトタイプは[東成田]幕採用が主眼に置かれ製品印刷の白地[特急]種別幕が残っていた。
基本設計が同一の3400形から3700形へライトユニット交換は行えると考えた。
3768,3761現行仕様(3768F),3728,3721後期仕様(3728F)で採用した方法を3818Fでも施工する。
同時にスカート付TNカプラーSPを廃止しSPフレームTNダミーカプラーへの交換を行う。


SPフレームTNダミーカプラー供出車のモハ3312,モハ3309復活新赤電色(3312F-3)。

マイクロエース製3300形に多く採用してきたSPフレームTNダミーカプラーは3312F復活新赤電色(3312F-3)に残るのみである。
モハ3312,モハ3309をTNカプラーSPへ交換し最後のSPフレームTNダミーカプラーを捻出した。
これによりSPフレームTNダミーカプラー装着編成は全廃された。
今後3400形,3700形のスカート位置修正には別手法を探らなければならない。


入工中の3408.3818 (3408F-3,3818F)。

3408F-3は3818Fへライトユニットを供出する。
並行してスカート位置修正を施す予定だがSPフレームTNダミーカプラーが尽きてしまった。
先行して3818Fを再出場させ対策を練る。
作業は3818と3408の同時進行となった。
但し3408はカプラー問題が残るため組立を先送りにした。


白地[特急]種別幕,[]幕を剥離した3818。

3818に二重貼付された白地[特急]種別幕と[]幕はライトユニット撤去前に剥離した。
富士川車輌工業製白地[特急]種別幕は3400形,3700形以外に転用可能である。
糊面も劣化しておらず保管品に廻した。
グリーンマックス製[]幕も無瑕で剥がせたため念のため保管した。


広範囲化した前面黒色窓枠修正。

ライトユニットを撤去し塗装剥げが生じていた前面黒色窓枠の修正を施す。
3728Fでも施工したがマッキーでの補修だけには留めず車体断面まで展開している。
斜から見ると前面窓セルの厚みが目立つように感じていた。
少しでも軽減させる狙いで黒色化面積を拡大した。


3408から転用するライトユニット。

3818Fのプロトタイプは[79K 特急 佐倉]から変更しない。
従って3408F-3の印刷済白地[特急]種別幕が活かされる。
3408のライトユニット撤去時は印刷面を傷付けない様に十分注意を払った。
竣工以来初のライトユニット取り外しとなった3408は嵌合が固く慎重に作業を進めている。


SPフレームTNダミーカプラーへ交換した運転台側。

元3408用ライトユニットを装着しスカート位置修正に入る。
SPフレームTNダミーカプラーへ取り替えられたTNカプラーSPは保管品になっている。
灰色成形密着自動式TNカプラーSPもかなり予備品が増えてきた。
ただ連結機会の無い3400形,3700形M2c車への起用は今後も極力控える方針である。


後方へ偏位したスカート位置。

スカート装着に備え予めSPフレームTNダミーカプラーは支障箇所を切除した。
これにより再取付したスカートは入場前より後方に引き込まれた。
全体の印象を変える程ではなく特に問題ないと思う。
固定は従来通りジャンパ連結器モールドへゴム系接着剤を盛る単純な方式である。
固着を早める目的でゴム系接着剤塗布後に時間を設けた点だけが唯一の変更点となった。




3818 [79K 特急 佐倉]:ライトユニット交換,スカート付SPフレームTNダミーカプラー化。

3818は所有する3700形で初となるメーカー印刷済の白地[特急]種別幕に改まった。
二重貼付時代より確実に違和感が解消されていると思う。
3408F-3は運行番号表示,行先方向幕変更に絞り込み出場させた。
導入名目は弱い部類に属したが現在になって多大な戦力となった。
若干偏位したスカート位置は殆ど判らず車体裾との空間も生じさせずに済んでいる。
一方で前面車体断面全周の黒色化は全くと言って良いほど手応えが無かった。
時間を割いた割に塗装剥げが消えた収穫のみで終わった。


3818 点灯試験[79K 特急 佐倉]:前照灯(ライトユニット交換)。


3818 点灯試験[79K 特急 佐倉]:尾灯(ライトユニット交換)。

3400形,3700形旧製品はライト基板集電スプリングとTR-180床板導電板の位置が窮屈な設計になっている。
従来から床板装着後には必ず点灯試験を行ってきた。
現在でも不安が拭い切れず3818でも確認した。
リニューアル再生産品の3408から転用したライトユニットは旧製品同等で点灯状態に変化は無い。


3818中期仕様(3818F)。

前面の梃入れが主で側面には手を加えなかった。
よってサックスブルー成形FS-547非動力台車化以外は製品原形に近いままである。
3700形中期仕様としては完成形と言え今後も大きな変更は行わないと思われる。
気になってきた見付の狂う種別表示器は3408F-3との交換で解消できる目処が立った。
3811(3818F)も同一手順で不都合は無いだろう。