試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3401[3408F-3] 前期仕様 スカート位置修正,表示類変更 (3811[3818F] 発生品転用) ※再生産品

2017-12-22 21:41:15 | 京成線:3400形
異色。

グリーンマックス製京成3400形3408F前期仕様(3408F-3)は3700形3818F中期仕様(3818F)に部品を供出し休車となった。
早期復帰を図るべく3401(3408F-3)を入場させた。
3700形で進めているスカート位置修正も同時に行う。


京成3400形3408F 前期仕様。
3408F-3:[3408]-[3407]-[3406]-[3405]-[3404]-[3403]-[3402]-[3401]。
※[K'SEI]CIマーク未貼付編成:リニューアル再生産品。

マイクロエース製3300形4編成で使用していたSPフレームTNダミーカプラーは全てTNカプラーSPへ置き換えた。
TNカプラーSPと同等の外観を持つSPフレームTNダミーカプラーはスカート装着に相応しかった。
スカート付TNカプラーSPは予備品充当に不向きであり現在削減を進めている。
手持ちが尽きた時点で3401の入場を迎え保管品を探った。


3者混合のSPフレームTNダミーカプラー。

破損品や加工失敗品等を寄せ集め新たに2両分のSPフレームTNダミーカプラーを製作した。
連結器部品はモハ3160現行色晩年仕様(3162F-5)の動力ユニット更新で用途不要となったTNカプラーSP擬2を分解した。
SPフレームは灰色成形密着式TNカプラーSPの余剰品及び加工品を持ち出した。
カバーは黒色成形密着式TNカプラーSPの発生品を起用している。
仕上がったSPフレームTNダミーカプラーは黒色成形カバーによりジャンパ連結器まで黒色となった。
スカート接着にはジャンパ連結器モールドを利用するため色違いは支障しないと考えた。


入工中の3401。

白地[特急]種別幕が印刷済のライトケースは3811中期仕様(3818F)へ譲った。
代わりに装着される3811出自のライトケースは元3728F現行仕様用でフルカラーLED式[特急]表示が印刷済だった。
富士川車輌工業製白地[特急]種別幕ステッカーは底を突いており種別変更まで加わる。
3401は入場に備え分解したままにしており即復旧へ着手した。


アクティブシルバー塗装が目立つ車体断面。

3728F後期仕様(3728F),3818FはM2c車の前面車体断面をマッキーで黒色化した。
ステンレス車体が再現された3700形では高い効果が得られなかった施工内容である。
しかし鋼製車体の3400形はアクティブシルバー塗装が対照色となり運行番号表示器下部の横桟が際立つ。
3700形以上の成果に期待し車体断面を塗り潰した。


車体断面が黒色化された3401。

運行番号表示器部横桟部を重点的にマッキーを当てている。
3401は前面黒色窓枠の塗装剥離が生じていなかった。
マッキーのインクはメーカー塗装と若干色合いが異なる。
しかし将来の分解機会を削減するため上塗りした。
車体単体で施工した限りでは3700形より効果が高そうに思えた。




[65K]から[67K]へ変更した運行番号。

種別変更に連動し運行番号も変わる。
貼付していた[65K]を台紙に戻し[67K]へ貼り替えた。
ステッカーは富士川車輌工業製で貼付前に断面をマッキーで塗り潰し印刷剥離を誤魔化している。
ステッカーを切り出す際に[67K]の端部まで傷めてしまった。
そのためステッカー表面にもマッキーを当て剥離部を隠蔽した。


屋根上から装着した行先表示器部品。

ライトユニットを装着し種別幕ステッカーを貼付する。
富士川車輌工業製英字併記白地種別幕は全ての残数が少ない。
3768F後期仕様(→現行仕様:3768F),3728Fで連続してステッカーの切り出しに成功した。
しかし両編成ともフルカラーLED式種別表示器で幕式表示器とは勝手が異なる。
やや大きめにステッカーを切り出し失敗予防策とした。
結果は一度で決まり3408(3408F-3)へ向け良い弾み車になった。
なお先にライトユニットを装着してしまい行先表示器部品が取り残された。
幸い側面窓セル運転台側上部は整形済で事なきを得ている。


直線状に戻したTR-180A床板装着済のスペーサー。

3401はリニューアル再生産品でTR-180A床板が装着されている。
回着整備でスカート角度調整に手間取りスペーサーを湾曲させ竣工させた。
この措置は3798F現行仕様(3798F:再生産品)のSPフレームTNダミーカプラー化で不要になると判明していた。
よってスカート付TNカプラーSP撤去後に直線状へ戻している。
スカートは流用するためTNカプラーSPと分離した。
唯一ボス切除部の均しが甘く同時に修正を行った。


異色のSPフレームTNダミーカプラーを装着した3401。

SPフレームTNダミーカプラーは前進取付対応加工品の取付部が逆L字形に整形されたフレームまで再用した。
転用可能か確認するため先に起用嵌合精度を確認した。
多少の前後動が生じカバー天面へゴム系接着剤を塗布している。
逆L字形の嵌合爪部は連結面側中央寄が製品原形を保持していたため取付位置に不都合は無い。
カバー色が異なるSPフレームTNダミーカプラーは初登場である。
TR-180A床板に取り付けるとスペーサーとジャンパ連結器モールドが一体に見え怪しい雰囲気になる。
しかしジャンパ連結器モールドはスカート形状により外観から伺えないと考えていた。
半ば見切り発車の状態でスカートを接着した。


スカートを取り付けたSPフレームTNダミーカプラー。

狙いは的中し従来のスカート付SPフレームTNダミーカプラー装着車と同様の見附に至っている。
黒色成形のカバーはスカートで覆われその存在は判らない。
前面垂直方向のスラントが無い3400形M2c車は3700形M2c車に比べスカート位置変更代が大きくなった。
3400形用SPフレームTNダミーカプラーのスカート干渉部切除は不要だったかもしれない。
ただ既に加工してしまったため以降の編成も同一仕様とする。


連結器位置調整中の3401+3818 (3408F+3818F)。

急造したSPフレームTNダミーカプラーとTR-180A床板への装着が重なったせいか想定より連結器が下垂してしまった。
スカート付SPフレームTNダミーカプラーへ交換した3818(3818F)と照らし合わせ連結器位置を修正している。
まだ連結器の固着前で調整が可能だった。
この後入場させる3408(3408F-3)では固着が進むと予想され要注意工程となる。




車体断面黒色化の効果が現れた3401。


3421,3401 (車体断面黒色化未施工車,車体断面黒色化施工車)。

組み上げた3401は運行番号表示器下部横桟が埋没してくれた。
やはり3700形の銀色塗装と3400形のアクティブシルバー塗装では効果の違いが生じている。
種別表示器は白地[急行]種別幕に変更した。
過度に切り出し失敗を恐れステッカー四隅には角が残る。
引きでは目立たず修正は行わない。


3401 点灯試験[67K 急行 東成田]:前照灯(ライトユニット交換)。


3401 点灯試験[67K 急行 東成田]:尾灯(ライトユニット交換)。

ライトユニットは再生産品LOTから旧製品LOTに入れ替わった。
しかし点灯照度に差は無く従来の状態を維持している。
3401はTR-180A床板装着車で車体との嵌合は最低限の注意だけで済む利点がある。
ライト基板集電スプリングと床板導電板の接触角度が穏やかになり車体前方からスライドさせる必要は無い。


3401前期仕様(3408F-3:再生産品)。

側面車体断面の黒色化は窓枠の黒色印刷剥離も生じておらず見送りとした。
3700形M2c車で多発している前面黒色窓枠の印刷掠れは銀色塗装が影響している可能性がある。
塗料の相性はこの様な場所に現れるのだろう。
従って3400形M2c車では運行番号表示器下部横桟の黒色化に集中すれば良いと考えている。
但し3408(3408F-3)だけは3401に倣う方向である。
3408F登場時仕様(3408F-1),3428F現行仕様(3428F)の入場時には簡略化されるだろう。