試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3811[3818F] 5次車 中期仕様 FS-547台車色変更:床板一式交換 (3701[3708F] 床板相互振替)

2017-09-05 21:30:47 | 京成線:3700形
深度。

グリーンマックス製京成3700形3818F中期仕様(3818F)のプロトタイプは所有する京成形式でも絶妙な位置にある。
種車以来の[K'SEI]CIマーク貼付に加え幕式種別,行先表示器へ変更し種別幕には[(飛行機)特急]を採用した。
この仕様での運用実績は1年7箇月程度に留まる。


京成3700形3818F 5次車 中期仕様。
3818F:3818-3817-3816-3815-3814-3813-3812-3811
※幕式表示器編成。

現在[(飛行機)特急]種別幕を使用している唯一の編成が3818Fである。
一時期は当たり前の様に見られた[(飛行機)特急]種別幕だが2002年10月のダイヤ改正を以て使用が取り止められた。
2001年3月に[K'SEI]CIマーク貼付が行われた際はまだ台車色がサックスブルーだったように記憶している。
そこで3818FのFS-547(047)台車色をサックスブルーに変更し更なる中期仕様感を強化する。
同時に[(飛行機)特急]種別幕を廃止し他編成との離合時に於ける差異を薄めながらも隙間を突く。


3708F登場時仕様(3708F)。
3708F:3708-3707-3706-3705-3704-3703-3702-3701

サックスブルー成形FS-547サックスブルー台車は予備品が無く既存編成から捻出するしかない。
所有する3700形では3708F登場時仕様(3708F)のみがサックスブルー成形FS-547台車を有していた。
台車色変更は3818Fと相互に床板を振り替える簡便な方式とする。
これにより3708Fは離脱し登場時仕様は消滅に至る。


3811 5次車 中期仕様(3818F)。

種別幕に加え行先方向幕も変更対象とした。
入場は工程数の多い3700形M2車から順次展開していく。
先ず3811(3818F)がその戦陣を切る。
台車色変更が主項目でありステッカー交換に時間を取られると思っていたが間違いだった。


入工中の3701,3811 (3708F,3818F)。

床板交換は3708Fの各車と末尾を揃える。
そのため3701(3708F)も同時入場とした。
3708Fはスカート未装着編成で3701と3811の床板振替にはスカートも付け替えなければならない。
幸い3700形スカート装着編成は全てスカート付TNカプラーSP化している。
よってTNカプラーSP交換と同じ要領で元3701用床板がスカート装着仕様に改まった。


スカート付TNカプラーSPを装着した床板 (元3811用,元3701用)。

床板への細工はスカート付TNカプラーSP取付のみで終了した。
続けて運行番号,行先方向幕ステッカーの交換に取り掛かった。
3818Fは初出場以降4回の行先表示類変更を行っている。
初採用だった[(飛行機)特急]種別幕はこの流れを断ち切る狙いも含んでいた。
しかしその甲斐も無く5度目の行先表示類変更を迎えている。


ライトユニットを存置したまま撤去した表示器部品。

基本的にグリーンマックス製3400形,3700形の行先表示類変更はライトユニットの撤去を伴う。
余りにプロトタイプ変更を繰り返したため毎回ライトユニットを外す作業が面倒になった。
前回入場で側面窓セル運転台側上部を斜めにカットし単独で表示器部品を取り出せるよう加工した。
打ち止め名目の[(飛行機)特急]種別幕起用の裏側で逆の細工を行っていた事になる。
この細工が行先表示類変更をアシストしたのは言うまでもない。


富士川車輌工業製[(飛行機)特急]種別幕剥離中の3811。

運行番号表示,行先方向幕は変更前と同じく富士川車輌工業製である。
剥がした[A13],[上野 Ueno]は台紙に戻し再用に備えた。
種別幕はライトユニットを裏面から押し出しステッカーを滑らすと剥離出来る。
[(飛行機)特急]種別幕も白地[特急]種別幕と入れ替わるように台紙へ戻っている。
今までも富士川車輌工業製ステッカーは再用を考慮し保管してきた。
この方式は当分変わらないだろう。


入場前と角度が変わったスカート。

車体を組立て床板を嵌合させた。
ところが前面車体裾とスカートの間に空間が出来てしまった。
スカート付TNカプラーSP化は製品仕様の弱点を埋めるため採用した経緯がある。
それを打ち消す空間は許し難くスカート位置の調整に着手した。


TNカプラーSPから取り外したスカート。

スカート付TNカプラーSPはジャンパ連結器部にゴム系接着剤を盛りスカートを圧着しただけである。
そのためスカートは再撤去や角度修正が可能だった。
元3811用床板では上手く収まってくれていた。
しかし元3701用床板ではスカートの角度が変わりどう工夫しても空間が生じる。
このまま堂々巡りになる可能性が高く消化不良のまま作業を終えた。




床板交換前と連結器位置が異なる3811。

何故この様な現象を招いたか皆目見当が付かなかった。
3811と3701の床板構造に差異があるとは到底思えない。
ただ入場前と比較して低くなった連結器位置に気付いた。
どうやら元3701用床板に何かがあるらしい。
なお白地[特急]種別幕を一回り小さく切り出してしまった。
そのため周囲に黒枠があるように見える。
ステッカー残数都合で再貼付は行えず3818(3818F)を3811に揃えるしか手段が無くなっている。


3811 点灯試験[79K 特急 佐倉]:床板一式交換。

床板交換前の3701は特に不具合無く前尾灯共に点灯していた。
但し連結器位置の変化が気になり点灯試験を行っている。
通電状態に不備は無い模様で安定した点灯を示し床板側の問題は感じられない。
連結器位置,スカート角度や空間の問題は3818に持ち越し3811を竣工させた。




3811(FS-547台車色変更:床板一式交換)。

元3708Fがサックスブルー成形FS-547台車だったため3811の台車色変更は新鮮味は薄い。
ただ3700形で[K'SEI]CIマークとサックスブルー成形FS-547台車との組合せは初登場になった。
製品仕様変更前の3700形塗装済キットと同等になったと言えよう。


3812+3811 (床板未交換車+床板交換車)。

床板交換を行った3811は3812(3818F)と異なる雰囲気に変わり中期仕様らしくなった。
しかし前面車体裾とスカートの空間が気になって仕方がない。
やはりこのままでは気分が悪い。
次に入場する3818では原因解明に挑む。

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