Brokke～OSLO市内
２８日午後オスロ市中央駅に、地元バイカーに先導をお願いして入った。こういう時何の遠慮もなしに（私だけではないと思います）、バイク乗り仲間の助けを得られるのは、本当に助かります。
この３日間は休養と市内観光を、しっかりとしました、と言っても動いてばかりでしたが……。２９日は雨天ながら市内観光バスで、いいとこ取りの市内観光を、３０日はMunch-Museumで、The Scream（写真＝確か、叫びでしたよネ）を鑑賞してきました。
比較的小さな絵で、皆さん写真を撮っていたので、私も真似をしてパチリ。内容はさっぱり判りませんが、とにかく有名な絵であることは私でも知っていました。
Vigeland Sculture ParkのAngｒy Boy。どこかで見た事があるような、ないような……。何故怒っているのかは、聞き逃しました（本当は、ガイドさんの話す内容が理解できなかった？）。
バッキンガムとは少し違いますが、結構サービス旺盛なThe Royal Palaceの衛兵さんでした。
Tau～Brokke
前日調べた天気予報で、オスロ市内の天気は２７日を除き雨の予報だったが、地元の人が今週末まで問題ないと教えてくれた。雨天時の走行は大嫌いなので、渡りに船とばかりに、４５号線を東方面にBrokkeまで高原を走った。ここもそれはそれは素晴らしい景観（としか表現できません！ 私には）でした。この道路は狭く、観光バスは無理でしょう。それだけ静かってことか？【屋根は草で覆われ、自然に溶け込んでいました】
Brokkeで見かけた倉庫？ 正倉院のそれと似ていると思いました。
※今宵の宿は、しゃれたキャンプ場。
と思いきや、何とキッチンの使用料を請求するのです。どこでも電気コンロがあり、自分のバーナーを出さずに利用できて便利なのです。今日もと思ったら……。
こんな事は初体験で、何のためにキャンプ場利用料を支払ったのか、全くワカリマセン。フロントに苦情を言うと、オーナーが決めたことで、私たちは従業員だからと言っていました。最後は鍵を貸してくれましたが、今度はスーパーが１８時でクローズ。結局、キッチンは利用デキマセンでした＾＾；
VOSS～TAU
６００ｍ岩であるの説教壇（プレーケストーレン）に立った。スカンジナビアで絶対に踏みたい場所が２箇所、１箇所はノールドカップ、２箇所目はこの説教壇。国道ながら何箇所もヘェリー待ちしたので、登りが１６時過ぎと遅くなってしまった。センターから９０分位の登りだったが、途中で息が上がりそうになった。最近はバイクばかり乗っているせいだろうか。
この近くで、スイスから来た夫妻が、絵を描いてました。かなりの僻地でしたが、こんな場所を知っているんだと驚きました。スカンジナビアを訪れる人は、遊び上手なんでしょうネ！
Tauに向かう途中で観た、フィヨルドの風景です。ソグネフィヨルドも良かったけど、人の営みを感じられるフィヨルドは、それ以上のものがありました。
それ程大きなスペースではありませんが、下を見ると怖いくらいでした。
【フィヨルドではありません。念のため】OttaからSogdalに向かう途中の高原の風景。水面はまるで鏡です。道はワインデングで、楽しくなるルートでした。こんな道だったら、1日走っていても飽きませんヨ
Sogndalの街で例の如く道に迷い、教会のレストランで道を聞いた。そうしたらフェリーは高いから、こっちの絶景ポイントに行きなさいと、丁寧な地図を書いてくれた。船にも乗りたいし、絶景ポイントからも観たいしで、多少迷ったが、どちらも観ることにした。【ネーロフィヨルドの入り口近く】
フィヨルドは観光船での見物かと思っていたら、私の要望で世界遺産にも登録されているネーロフィヨルド行のフェリーを紹介してくれた。【一番狭い場所。２５０ｍ、水深１２ｍしかないそうです】
【最奥から後方を振り返った】なんか、絵葉書みたいだなー……。私の腕が悪いからですか？
【絶景ポイント】高い場所からみるフィヨルドは、船上からとは一味違ったオモムキがありました。
高いところが好きな私には、見上げるより見下ろす、こちらの風景の方が良かった気がしました。
【教会の人が書いた地図】キーの先がポイントです。みなさん、地図帳を持ち出して、場所を特定してはいかがですか？
渡辺さま、是非、ご活用下さい。
※フェリー２階デッキの最前列に椅子を確保した。ところが私の周囲にだけ、誰も近づこうとしませんでした。乗船前に話しかけてきた人とあったが、「私、臭います？」とは、とても聞けませんでした。
Ostersund～Otta
ソグネフィヨルドを目指して、Ｅ１４、Ｅ６を５００Ｋｍ走っても、約２００Ｋｍ不足してＯＴＴＡのキャンプ場泊まり。スカンジナビア半島の広さは半端じゃないようです
明日に続く…………
Arvidsjaur～Ostersund
午前中、雨天時のエンジン停止対策として、バイク店でプラグ関係の点検をした。プラグキャップとケーブルをメカニックが点検したが、何ら異常はないとのことだった。鈴木さんからのアドバイスで、全体をビニールテープで巻いた。またスパークプラグを新品に交換した。その後、１L以上の水滴をプラグ周辺に掛けたが、停止は再現できなかった。これで解決してくれたらな……。
プロに見てもらった後は、安心してバイクを走らせた。快晴、強い向かい風で、周辺の湖沼の水面は波立っている。寒さも半端ではなく、シベリアと同等かそれ以上の寒さである。セーター、カッパを着込んだが、結構シバレタ半日でした。
※暑いと嘆いている日本の皆さんに、お裾分けしたい寒さですヨ
Karesuando～Avridsjaur
昨晩、同じキャンプ場を宿とした二人組みから、昨日沈まぬ太陽が見えなかったので、３０分過ぎから近くの丘に行こうと誘われた。聞けばRussensのホテルで私を見かけたとの事。しかも、ここまでのルートもほぼ一緒だった。沈まぬ太陽の結果は、ご想像にお任せします……。
Jokkmokkの街を少し過ぎた道端の記念碑で、北極圏をで抜けた事が判った。北極圏から離れるに従って、木々の高さが段々高くなり南に下ったことを体感として認識できる。
サンクトペテルブルグ以来１日も休みなく動いていたので、２２日は休息日にした。たまには休息も必要ですネ！【こんな風景ばっかりです！】
Russens～Karesuando（Sweden）
昨日出会った地元ライダーとの会話で、今週の沿岸部は天気が悪いからスエーデン中央のＥ４５を通ったら良いと言われた。ご教授の通り内陸部に入ると、沿岸部の悪天とは変わりグッと良くなった。【フィヨルドは暗い感じがしました】
雨のロフォーテン諸島は気乗りがしないのでパスしたが、沿岸部を全く走らないのは失礼（？）なのでAlta～Skiboth間の約３００Km走った。景観はフィヨルドそのもので、想像以上だった。イヤー、パスしなくて良かった。【フィヨルドの最奥です】
最後のフィヨルドで沿岸部から３０Km位走り、そのまま沿岸まで戻らされたことには驚いた。
ノールウエイ、フィンランドを通り、スエーデンのキャンプ場には、珍しく１７時に到着した。国が変わったせいでしょうか、“沈まぬ夕焼け”がそれはそれは綺麗でした……。
こんな事もアラーナ チャンチャン。
この地方はどこのキャンプ場や周辺で、数多くのキャンピングカーを見かけた。白色系の車が多く、どこかモンゴルの草原に点在するゲルを思い出した。
念願のノールドカップに立つことができました。
小雨交じりの中、20Km手前辺りから風が強くなり、車体を傾けないと走行できない位強い。ガスの中に入ると、強風と視界不良で進むのが怖くなった。
地球儀のモニュメント周辺は何も見えなかったが、念願が叶い、本当にノールドカップに来たんだと実感しました。
ただ、沈まぬ太陽は、今日はいくら待っても無理なようなので、諦めて戻りました。次回のお楽しみ かな？
寄せ書きして貰ったTシャツを着ました。風が強く、写す人も写される人も大変なんです。
皆さん、ありがとう！
ウラ側にも寄せ書きがあります。次回のロカ岬では、もう少し上手にポーズを取りますので、ご勘弁を！
佐藤さん、ここまで来たゾー
沈まぬ太陽は、ＧＰＳで堪能？ して下さい。日の出／日の入りがクリアされているのが証拠です！
６８００m位あるトンネルの入り口。１台だけて走行していると、結構イヤな気分になります。
海岸線まで降りてくると、こんなに天気がよくなっていました。
Sodankyia～Russees
【これは９軒分の郵便受けのようです】
４番目の国ノルウェーに入り、小雨の中を走行中、今度はグオン、グオンとエンジンの回転が停止／回転を繰り返した。エンジンが停止しても、セルモーターを回せば直ぐに始動する。前回とは状況が異なるが、またしてもエンジンに不具合発生である。
今回は少し考えました。前回との共通項は雨天、濡れては困るプラグ周辺を疑った。タンクからの雫がシリンダーヘッド周辺にかなり垂れているので、ダメ元で雫を拭いてみました。すると暫くは走行したが、またトラブルを繰り返した。そのうち、先ほどのトラブルが嘘のように、快調に走り出してしまった。
またしても原因不明な状態でノールドカップに走り出すのは自殺行為と判断し、手前のRusseesで宿に入った。また時差を考えないで、鈴木さんとSkypeで相談に乗って貰った。鈴木さん、スンマセン＾＾；
第一ステージのノールドカップは、目前になりました。
オウル市内キャンプ場～Sodankyiaキャンプ場
Ｅ７５号線のSanta Claus Village(Rovaniemi町内）で、北極圏を示すを跨ぎ、さらに北上しました。どういう事のない線ですが、良くここまで来たナーと思わせるラインでした。明日は第一ステージ目標地点である、ノルウエー・ノールドカップです。どういう場所なのか、惑々してきます。【写真は筆者、こんな格好で走っています】
午前中は、O-Pさんの薦めでタンク内のゴミさらい出しと、私の希望でフロート室内の清掃をした。タンク内には小さなゴミがあり、またフロート室内には、それなりのゴミが残っていた。次回のトラブル対応時の参考に、彼の作業を見させてもらった。説明しながらの作業だったが、ゴミ対策がいかに重要かよーく理解できました。点検後は、昨日のトラブルが嘘のように、快調に走ってくれた。
愛車の機嫌が良いと、私の気分も良い。この調子が何時までも続きますように！！！
Pyhasalmi近くのキャンプ場～オウル市内キャンプ場
小雨走行中に、エンジンが突然停止した。
エッ、また？ しばらく何もする気になれず、雨の中ボーっとしていた。
【Tuomoさん一家】５－１０分後でしょうか、ちびちゃんのおしっこで停車した車があった。事情を話し相談に乗って貰う。こういう時私の頭はパニックのようで、状況を旨く説明できず、焦るばかりだった。彼(Tuomoさん)は近くのガソリンスタンドまでバイクの牽引してくれ、レッカー車の手配など全てを引き受けてくれた。それにしても、トラブルの再発には、参りました。まだ２万５千㌔程度なのです。
【作業を担当したO-Pさん（右）と上司】 オウル市内のモーターサービスセンターの話では、ロシアで入れたガソリンが原因でのトラブルだろうとのことでした。ガソリン系統を疑って点検、タンク内ガソリンを入れ替え、フロート室内も勿論抜きました。前回のロシアでのトラブル同様、始動はしたが、明確な原因は判明しませんでした。
ショックアブソーバー不良の件もあり、この状態で走るには精神的にも、かなりキツイ事になりそうです。
LAHTI～Pyhasalmi近くのキャンプ場
新車購入時からの走行距離が、2万５千㌔（ツーリング開始時から１万５千㌔）近くになった。前スプロケット以外はまだまだ使えそうだが、３点をまとめて交換した。ヘルシンキ近くのバイク屋さんで、BMW、カワサキなど主要メーカーを扱っており、問題はなさそうだった。作業現場を見て確認しようとしたが、短時間しか対面できなかった。
当初はモンゴルで交換予定だったが、諸般の事情と予想以下の減り具合だったので延び延びにしていた。この３点セットは計３Kgあり、予備オイル１Kgと合わせ、荷物が軽くなった。少しは燃費も向上して欲しいナー。
今回Ｅ７５というヨーロッパ共通呼称道？(European road)を北上していますが、時々湖の近くを通るのですが、本当に『キレイだなー』としが私には表現できませんが、本当にキレイな景観です。ボーっとしていても飽きない位、キレイ（シツコイ？）でした。
※キャンプ場にWI-FI設備があるのですが、パスワードを知らない、今故障中なの、と二日連続で言われました。日本と一緒で、設備はあっても、運用する側に問題があるような事情でした。
サンクトペテルブルグ～LAHTI（フィンランド・ヘルシンキの北）のキャンプ場
国境を越えただけで、こんなに雰囲気が違うのかと、モンゴル以上に感じたフィンランド入国でした。
家の周囲の柵がなく、家はカラフルに彩られ、緑は濃く、もちろん道路に穴ポコなんかありません。一般道路ながら、最高速度が『100Km』なんです。
一般道路ですよ。しかもダーピーエス警察官の姿なんかもありません。日本の高速道路と一緒の制限なんです。標識もあり、道に迷う事などありません。ただ、道路標識や信号機の点灯方式はロシアと一緒でした。もちろん、道を聞けば必ず英語で返ってきます。驚いたのは、尋ねたお礼が口から出てきたのは、サンキューではなく「スパシーバー」でした。ロシアに十分洗脳されたんでしょうか？ お互いに苦笑いしちゃいました＾＾；
※１５日午前中、スプロケット交換をお願いしたお店で、ネットを借用しています
停留所近くで、対面の女性がアテンションと言って、私の手を強く引っ張った。？？？ と思いながら彼女に近づこうとすると、目の前には行く手を妨げるように大きな男が立ちはだかっていた。彼女に引っ張られるように下車すると、身振りでスリがいたことを教えてくれた。
手に持っていたバックのチャックが少し開いた状態で、盗られた物は何もなかったが、都会は怖いです……。シベリアボケなんでしょうネ！ 注意力散漫のようです。
この一件以外は、ノンビリと市内観光をしています。
市内屈指のエリミタージュ博物館。１６時に入場したら、１時間後には追い出されました。
博物館前のとても高い像（説明になっていませんネ）
ハラム クダスコロビ（？）
無理やり訳していますが、名前は忘れました。日本の金閣寺・銀閣寺に相当する寺院だそうです。
地下鉄駅構内
博物館裏ネバ川で、競艇のようなのが開催されていました。転覆もあり、結構迫力がありました。
