通常ディジタルモードは、固定局設備の IC-7700 + デスクトップ PC の組み合わせで出ているが、移動運用時は IC-7300 M と ノート PC (Win-10) の形態になるので、WSJT-X を使って FT8 モードで運用してみた。
元々この移動局の形態では JT-65HF による JT65 モードを確認しており問題は無いと思っていたら、送信開始 (スタンバイ制御) が 5秒ほど遅れる。IC-7300 と ノート PC は USBケーブル 1本で接続しているが、JT-65HF、MMTTY、Digital Sound CW 他も問題無く使用できている。
FT8 は送受信切り替えの周期が早いので、WSJT-X による JT-65モードを試してみたところやはり送信時に 5秒遅れで送信 になる。試しに QSO を行ってみたが 1分周期の送受信切り替えなので 5秒遅れの送信でもなんとか QSO できた。
画像上では 7,076kHz となっているが、国内局との QSO なので、7,041kHz を使用して QSO を行った。
ただ、「送信」 ⇒ 「受信」 に切り替わるタイミングについては 47秒ほどで正常に機能している。
更に セッティング画面上の "Test PTT" あるいは メイン画面上の "Tune" ボタンで PTT 制御を行ってみると、毎分"00"秒と "30"秒時に操作すると同じく 5秒遅れて送信状態 になり、毎分 5秒~29秒、35秒~59秒の間は遅れることなく送信 になり、この時間帯の ”Enable TX" の操作では遅延なく送信状態 になる。
以上のことから、IC-7300 の USB インタフェース使用による WSJT-X v1.8.0-rc2 の PTT 制御遅延は何らかの バグ?ではないかと思われる。
WSJT-X は最新版の v1.8.0-rc2 を使用しているが、(旧)版の rc1 および v1.7.0 は試していない。rc3 が出てくれば試してみることにして JT65 モード はJT-65HF を使用することとし、FT8 は IC-7700+デスクトップ PC で運用することにします。
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