南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

震災チャリティー会津駒ツアー 

2011-04-03 18:18:22 | テレマーク

こんな時期にはたして…、と思いましたが、じっとしていられませんでした。

ここ福島県は風評被害の真っ只中。そして、南会津もめっきり静かになってしまいました。本当ならこの時期、会津駒や大戸沢はバックカントリー愛好家で賑わうのに…。

しかし、南会津の放射線量はほぼ平常通り。水道調査も土壌調査も問題なし。

でも山は静かなままです。ブナの森も雪も…。

今、風評で沈んでいる福島、そして南会津を元気づけたいと急きょチャリティーツアーを企画しました。

そして、東京や千葉から4名の方に遠くから足を運んで頂きました!

110402_001

百年以上は生き続けているだろうミズナラの巨木の下で。

この巨木にとっても今回の大震災は、本当に大きな出来事だろうな。

110402_004

奥会津のいつも変わらぬブナの森を、ひたすら登る。

天気予報に反して、青空が広がる良い天気だ。

110402_007

1,600m付近までは文句なしの天候。

しかし、今日は弱い冬型。

目指す方の山は、白く霞んでいる。

110402_010

案の定、1,800mを過ぎた頃からガスに包まれてしまった。

しかし、幻想的な風景だ。

さらに上を目指すが、寒さも風も増してくる。

110402_017

登りだして約4時間。1,990m付近まで来たが、ガスと地吹雪で断念。

時々切れそうになるガスを待ち、ここから広がる真っ白な素晴らしい景色をお見せしたかった…。

しかし、みんな元気がいい。こちらが逆に元気付けられます!

110402_021

110402_024

110402_032

110402_038

降って間もない手強い湿雪だが、みなさん最近の暗い気持ちを吹き飛ばすべく果敢に攻める。

テレマーカーは、みな強い!

110402_040

下りもゆっくり楽しもう。

大きなブナの木の下で、まったりティータイム。

今日他に見掛けたのは1パーティー2名のみ。週末の静かなブナの森をゆっくり楽しもう。

110402_045

午後3時半に無事下山。

山頂までは行けなかったけど、暗い気持ちを吹き飛ばせてもらえたかな?

この後は、南会津町の温泉施設「小豆温泉窓開の湯」で、汗を流しさっぱりと。

今日のお宿、南郷の山口屋旅館へ。

110402_048

そして夜は、地元南郷の行き付けの居酒屋「くいもんや暖」で今日のツアーの締めくくり。

冷たい飲み物と美味しい食べ物を頂きました!

遠く東京や千葉から来て頂いた阪本さん、吉田さん、寿佳さん、由里子さん。

みなそれぞれ大なり小なり震災の被災者なのに、今回の急な企画に賛同してわざわざ来て頂いた。

めっきり減ってしまった他県ナンバーの車を乗り入れ、温泉の受付けの人や旅館のご主人も喜んでいた。

ここ南会津そして福島は大丈夫なんだよ、今までと変わらないよ、ということを実感していただけたと思う。

今回の大震災では、多くの方々が深刻な被害に遭われている。

しかしここで、被害の少なかった人たちが今まで通り生活し趣味をたのしみ、それぞれの職場でしっかり役目を果たすことで、落ち込んで行く経済に歯止めを掛けることになるのではないか。

そうすることが、復興への後押しになると信じている。

本当にみなさんありがとう!本当に嬉しい…

明日からまた私も農業がんばろう!

※今回の義援金の寄付は、後ほど報告いたします。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会津駒ヶ岳(2,132m)

2011-04-03 16:05:25 | テレマーク

4月1日。翌日の震災チャリティーツアーを控え、会津駒に下見に行って来た。

110401_037

福島県は今、東日本大震災による原発事故で放射線漏えい問題、風評被害に揺れている。

そして奥会津の山も、普段よりもかなり静かだ。

110401_049

1,700m付近のアオモリトドマツの疎林。

先日降った雪で、山は真っ白だ。空は青く、濃い緑のトドマツが映える。

110401_051

1,990m付近の森林限界から見る、会津駒へのたおやかな稜線。

110401_056

駒ノ小屋は、すっぽりと雪の中だ。

110401_054

富士見林道の稜線の向こうには、尾瀬の燧ケ岳と至仏山が見える。

110401_063

山頂手前から駒ノ小屋を振り返ると、まるで砂漠のよう。

110401_059

登りだしてから4時間半。標高2,132mの山頂に到着。

昨年の7月、ハクサンコザクラが綺麗だった中門岳の向こうには魚沼の山々が、さらに奥には薄っすらと日本海が見えた。

110401_069 

広い斜面をまたちまちまと滑ってしまった。

性格上、ショウガナイか…。

帰りは安全に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする