なーつーかーしーっ、と叫びたくなる児童書が七十冊以上。
初見健一「昭和こども図書館 今でも読める思い出の児童書ガイド」(大空出版)。
幼いときに読んだり見かけたりした本がたくさん紹介されています。
「ちいさいももちゃん」「いやいやえん」「イシダイしまごろう」「なぜなに学習図鑑」「モチモチの木」など、次々に書影が思い浮かびますよ。
子どもが生まれてから読み聞かせた「からすのパンやさん」「ぐりとぐら」。児童書は長く読まれていくので、まだ手にとれる本もたくさんあります。
筆者の初見さんはわたしと二つ違いなので、重なる記憶がなんだかおもしろい。
で、ご本人おっしゃるように、取り上げるジャンルにオカルトが多い(笑)。
「ノストラダムスの大予言」「ジュニアチャンピオンコース」「狐狗狸さんの秘密」等々。中岡俊哉、聞き覚えがあるような……。
この世代は、「戦後民主主義」と「オカルト」の申し子みたいな傾向があるとの分析、なんかわかります!
そうだよねー、「ゴーストハント」だって「陰陽師」だって、その影響あるもの。
さらに、「白い影法師」や高階良子の作品にも狐狗狸さんが描かれていると紹介されます。
わたしの本拠地(?)学校図書館には古い図書も結構残っています。
なかなか本屋さんでは見かけないような本も、ときにはあります。今では新装版になっているものもありますね。
光村の「教科書ライブラリー」や「科学のアルバム」は今度再読しようと思います。
タイトルを知っていても、結局読んでいない本もたくさんあります……。
「ツバメ号とアマゾン号」「くまのプーさん」「荒野に猫は生き抜いて」など、小学生のうちに読んでおきたかったな。今読むのとは、やっぱり感じ方が違うと思うんですよね。どこの図書館にもある本だから余計そう思うのかも。
ところで、滝平二郎さんの切り絵について、「日常のなかにあるアート」という表現があるんですよね。
そういうものが最近なくなってきたという考察も、なるほどと思いました。なんだか寂しいですね。
音楽もそうかも。クラシックで身近な曲が、三十年くらい前はもっとあったように思います。
わたしだったら同じコンセプトでどんな選書をするでしょう。「家なき娘」や「小公女」が大好きだったのですが、出版社によってパッケージが違いますよね。
児童書は装丁も含めて、記憶されているように思うのです。
「愛の妖精」や「秘密の花園」は、濃いピンクのカバー、「小公女」や「ニルスの不思議な旅」は新書版のカバーなし、「椿姫」「阿Q正伝」は緑のハードカバー(だけどカバーなし)が印象的です。当時は出版社気にしていなかったので、どこなのか検索した結果、ピンクカバーは岩崎書店の世界少女文学全集。新書版は岩波少年文庫の旧版かな? 緑のもやっぱり岩崎書店のものです。
書影を見ていたらカバーがかかっている状態なので、ちょっと判断に迷います。学校なので、カバーは最初から外していたのかも。
あと集英社版の世界名作全集も懐かしい。わたしは「ああ無情」を持っていました。
……ん?
全集なのにことごとく単品しか持っていなかったんですね。
あかね書房の推理全集も懐かしいです。
アイリッシュの「見えない殺人犯」! のちに「コカイン」という作品の翻案だと知ったのですが、読み比べても「見えない殺人犯」のほうが好きでした。
機会を改めて、自分の思い出本もリストアップしてみたいと思いました。
初見さんは今も入手可能なものを中心に選んでいるのですよね。その制約は結構難しいかも。
初見健一「昭和こども図書館 今でも読める思い出の児童書ガイド」(大空出版)。
幼いときに読んだり見かけたりした本がたくさん紹介されています。
「ちいさいももちゃん」「いやいやえん」「イシダイしまごろう」「なぜなに学習図鑑」「モチモチの木」など、次々に書影が思い浮かびますよ。
子どもが生まれてから読み聞かせた「からすのパンやさん」「ぐりとぐら」。児童書は長く読まれていくので、まだ手にとれる本もたくさんあります。
筆者の初見さんはわたしと二つ違いなので、重なる記憶がなんだかおもしろい。
で、ご本人おっしゃるように、取り上げるジャンルにオカルトが多い(笑)。
「ノストラダムスの大予言」「ジュニアチャンピオンコース」「狐狗狸さんの秘密」等々。中岡俊哉、聞き覚えがあるような……。
この世代は、「戦後民主主義」と「オカルト」の申し子みたいな傾向があるとの分析、なんかわかります!
そうだよねー、「ゴーストハント」だって「陰陽師」だって、その影響あるもの。
さらに、「白い影法師」や高階良子の作品にも狐狗狸さんが描かれていると紹介されます。
わたしの本拠地(?)学校図書館には古い図書も結構残っています。
なかなか本屋さんでは見かけないような本も、ときにはあります。今では新装版になっているものもありますね。
光村の「教科書ライブラリー」や「科学のアルバム」は今度再読しようと思います。
タイトルを知っていても、結局読んでいない本もたくさんあります……。
「ツバメ号とアマゾン号」「くまのプーさん」「荒野に猫は生き抜いて」など、小学生のうちに読んでおきたかったな。今読むのとは、やっぱり感じ方が違うと思うんですよね。どこの図書館にもある本だから余計そう思うのかも。
ところで、滝平二郎さんの切り絵について、「日常のなかにあるアート」という表現があるんですよね。
そういうものが最近なくなってきたという考察も、なるほどと思いました。なんだか寂しいですね。
音楽もそうかも。クラシックで身近な曲が、三十年くらい前はもっとあったように思います。
わたしだったら同じコンセプトでどんな選書をするでしょう。「家なき娘」や「小公女」が大好きだったのですが、出版社によってパッケージが違いますよね。
児童書は装丁も含めて、記憶されているように思うのです。
「愛の妖精」や「秘密の花園」は、濃いピンクのカバー、「小公女」や「ニルスの不思議な旅」は新書版のカバーなし、「椿姫」「阿Q正伝」は緑のハードカバー(だけどカバーなし)が印象的です。当時は出版社気にしていなかったので、どこなのか検索した結果、ピンクカバーは岩崎書店の世界少女文学全集。新書版は岩波少年文庫の旧版かな? 緑のもやっぱり岩崎書店のものです。
書影を見ていたらカバーがかかっている状態なので、ちょっと判断に迷います。学校なので、カバーは最初から外していたのかも。
あと集英社版の世界名作全集も懐かしい。わたしは「ああ無情」を持っていました。
……ん?
全集なのにことごとく単品しか持っていなかったんですね。
あかね書房の推理全集も懐かしいです。
アイリッシュの「見えない殺人犯」! のちに「コカイン」という作品の翻案だと知ったのですが、読み比べても「見えない殺人犯」のほうが好きでした。
機会を改めて、自分の思い出本もリストアップしてみたいと思いました。
初見さんは今も入手可能なものを中心に選んでいるのですよね。その制約は結構難しいかも。