(ITの外国語学習日記) 英語の語順は主語からの距離順に並んでいるのを意識して勉強しています。

日本語には語順の感覚はないし、主語がなかったり、英語とは逆に主語から一番遠くて関係が薄い事から並べていると思われます。

英語の学習

2024-05-02 23:53:00 | 日記
位取り基数法
positional notation
(ポ・ズィショナル=守備位置に関する、位置の、地位上の、身分上の)
(ノウ・テイション=表記、表記法、表示、表示法、記譜法、1組の記号、楽譜、記録、メモ)


「位取り記数法」

 耳慣れない言葉ですが、「位取り記数法」とは「数」を表す方法のことです。私たちが日常で使っているのは「10進位取り記数法」、コンピューターが使うのは「2進位取り記数法」です。2つの違いは、数を数えるときに使える数字の種類です。まずはここからマスターしていきましょう。

10進位取り記数法

 私たちは普段、「10進位取り記数法」というルールに従って数を表現しています。「10進法」という言葉を聞いたことはありませんか? これは、

  • 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10種類の数字を使う
  • 並べた数字の桁は、右側から順に1の位、10の位、100の位……を表す

という決まりで数を表す方法です。数を数えるときは1、2、3……と順番に使って、9の次は1つ桁が上がって10、11、12……ですね。10種類の数字を使うから10進位取り記数法(または10進法)、このルールで表される数を「10進数」と言います。

 たとえば、「2365」という値。これは「2」「3」「6」「5」というバラバラの数字ではなく、

  1000が2個
  100が3個
  10が6個
  1が5個

これらを全部足した値です。数式で表すと、

  2365=(1000×2)+(100×3)+(10×6)+(1×5)

ですね。1000、100、10、1は「重み」と呼ばれる値で、各桁に意味を持たせるための重要な値です。重みの意味を理解するために、上の式をもう少し変形してみましょう。

  2365
  =(10×10×10×2)+(10×10×3)+(10×6)+(1×5)
  =(10³×2)+(10²×3)+(10¹×6)+(100×5)

 すべての桁の重みが「10の〇乗」であることに気付いたでしょうか。また、10の右肩に乗っている小さな数字(*1)は、右から0、1、2、3……と1つずつ増えています。これは「10進法では桁が1つ繰り上がるごとに、重みは10倍になる」ことを意味しています。

 なお、重みの基本になる「10」は10進法の「10」で、この値を「基数」または「底(てい)」と呼びます。この後に説明する2進法(2進位取り記数法)や16進法(16進位取り記数法)であれば、基数はそれぞれ「2」、「16」になります。


〇〇の0乗

 Pythonには「mのn乗」を計算する指数演算子「**」があります。たとえば、10の3乗は

[画像のクリックで拡大表示]

と入力することで計算できます。同じように「10の0乗」や「2の0乗」を計算してみましょう。すると、答えは必ず「1」になります。何だか不思議な気がしませんか?

[画像のクリックで拡大表示]

 10n(10のn乗)は「10をn回掛け合わせる」という意味です。このルールに従うと、10¹(10の1乗)が「10」というのは納得できますね。では、100(10の0乗)はどうでしょう? 10を0回掛けるんだから10×0で、答えは0 ──ではありません。「10×0」は10に0を掛けたのであって、10を0回掛け合わせることとは意味が違います。

 しかし、「10を0回掛け合わせる」というのはイメージしにくい話です。

 そこで、図1を見てください。10の右肩に乗っている数字が1つ小さくなると、値は10分の1倍になりますね。この順番でいくと、10の0乗は「1」です。

図1●指数の値が小さくなると……(10進数の場合)
図1●指数の値が小さくなると……(10進数の場合)
[画像のクリックで拡大表示]

 同じように基数が「2」の場合を見てみましょう(図2)。2の右肩に乗っている数字が1つ小さくなると値は2分の1倍になるので、20(2の0乗)は「1」です。つまり、基数がどんな値でも「〇〇の0乗」は必ず「1」になります。

図2●指数の値が小さくなると……(2進数の場合)




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