市木小学校ブログ

島根県邑南町立市木小学校のブログです。子どもたちの活動の様子や職員の活躍の様子をお知らせしています。

ミニビブリオバトル始まる~中学年の部~(11/30)

2021年11月30日 13時57分49秒 | 学校ブログ

昨日から「ビブリオバトル」が始まりました。

「ビブリオ」とは,ラテン語で「本,書物」などを意味します。

ビブリオバトルは本が主役の知的ゲームです。「本を通して人を知る。人を通して本を知る」を合言葉に広まって,日本中のあちこちで行われています。

「ビブリオバトル」とは,簡単に言えば,本のプレゼン。

本を紹介する人をバトラーと言います。バトラーは3人。各バトラーが自分が選んだ本をみんなに紹介します。与えられた時間は3分。(紹介後,2分の質疑応答があります)

3人のバトラーによる本の紹介が終わったら,聞いている人たちが「読みたくなった本」を投票します。そして,最も多くの票を得た人(本)がチャンピオンです。※市木小のルールです

昨日は高学年の3人が,今日は中学年の3人が予選を戦いました。(本を紹介しました)低学年は金曜日に行います。勝ち抜いたバトラーは,読書集会で決勝戦での戦いに臨みます。

今日行われた中学年の部の模様を紹介します。

⇧対戦前のバトラーたち。緊張したり,リラックスしたりと様々。くじで順序を決めます。

⇧1人目。『なまえのないねこ』(竹下文子・著,町田尚子・絵)

⇧2人目。『アリクイにおまかせ』(竹下文子・著,堀川波・絵)

⇧3人目。『キツネのまいもん屋』(富安陽子・著,篠崎三朗・絵)

⇧書画カメラを使って,お気に入りの場面を音読します。

⇧これから,投票に入ります。今日のチャンプ本は如何に?

 

ビブリオバトルは,読書することはもちろんですが,しっかり読んでいないと質疑応答で答えることが難しいです。質問に対し,さっと該当の場面を開いて答えることができ感心しました。バトラーにとっては,紹介を通して表現力を高める学習になります。

聴衆にとっては多様な本に出会えること,本についての質問を通してさらに興味関心を高めることができます。「しっかり聞く➡質問する➡反応する」などのコミュニケーション力を培う場にもなります。

本校に在籍している「学校司書(学びのサポーター)」が企画し,子ども達が会を運営しています。

さて,決勝戦でどの本がチャンプ本になるのか楽しみです。

 

 


修学旅行に行ってきました(11/25・26)

2021年11月30日 09時13分24秒 | 学校ブログ

9月に予定していた修学旅行でしたが,コロナの第5波の真っただ中のため11月末に延期して実施しました。

本校の修学旅行は,複式学級ということもあり2年に1度行われます。これまでは,大阪方面に出かけていました。今年度はコロナの影響から出雲・松江方面に行きました。島根県民として島根県を知るよい機会としてとらえています。

1日目は,出雲弥生の森博物館,フォーゲルパーク,宍道湖クルージング

■出雲弥生の森博物館

6年の社会科で歴史を学習しますが,複式のため昨年度学習しました。6年生は復習に,5年生は予習になります。係りの方に,とても詳しく説明していただきました。係りの人のすぐ近くで聞くことができるのは少人数(7人)のメリットです。

⇧西谷墳墓群3号墳の模型です。人形をよく見ると細かな表情まで再現されていました。(あくびをしている人形もいます)

⇧2号墳へ移動するところです。

⇧休憩時間を利用して,土器の再現に挑戦しました。

■フォーゲルパーク

⇧トキに餌をやっているところです。餌付けされているため,人を全く怖がりません。

■宍道湖クルージング

⇧フォーゲルパークを出てから乗船するまで土砂降りに見舞われました。しかし,乗船後はタイミングを合わせたかのように晴れ,夕陽を見ることができました。

2日目は,松江城,堀川遊覧船,いずもまがたまの里伝承館

■松江城

⇧ガイドの方にとても分かりやすく説明していただきました。

明治初頭,天守閣は180円で売却されたそうです。本来はお風呂屋さんが薪用として購入する予定だったそうです。子ども達は驚いて聞いていました。もしそうなれば,「国宝 松江城」の姿は消滅し,松江の景観は大きく変わっていたことでしょう。

⇧江戸時代であれば,上の「石落とし」から石を落とされたり,熱湯をかけられたりしたかもしれません。

そもそも,近くを歩くことさえ許されなかったかもしれませんが…。

■堀川遊覧船

⇧炬燵(こたつ)があつらえてありました。子ども達は,船から見る城の景観よりも,堀で泳ぐ鴨の姿に目を奪われていました。

■いずもまがたまのさと伝承館

⇧途中まで作ってある勾玉(まがたま)をやすりで磨く作業です。

⇧ある程度磨いた後は,水やすりでさらに磨き,仕上げにワックスを塗って完成です。

 

全ての予定を終え,無事に市木小に戻ってきました。

修学旅行は,漢字で示しているあるように「修学」つまり「学ぶ」旅行です。この度の修学旅行は,出雲地方の歴史をメインに学びました。近場での旅行となりましたが,仲間とともに出かけ,学び,泊まる経験はとても貴重であると考えます。

楽しいだけでなく,目的をもって旅行することは本来の「修学旅行」の姿だと思います。自分たちが住んでいる「島根県」を知ることができたことの意義は大きいです。

この度の旅行ではたくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。


学習発表会を開催しました(11/14)

2021年11月16日 13時17分27秒 | 学校ブログ

学校近くの市木公民館のカントリーホールで学習発表会を開催しました。

学修発表会のねらいは,5つあります。(少し長くなりますが…)

 ①日常の学習成果を総合的に発表することを通して,創造力や表現力を培う。

 ②児童一人一人が積極的に,また,友達と協力し合って練習することにより,自主性や協調性などを伸ばす。

 ③他学年の発表を鑑賞することにより,互いの努力を認め合うことができるようにする。

 ④準備,運営,片付けなどを通して,見通しをもった活動,責任感や連帯感,思いやりの心を育てる。

  ⑤公民館の方や身に来てくださった方々に感謝し,気持ちのよいあいさつや礼儀正しい行動がとれるようにする。

教師はもちろんのこと,子ども達も①~⑤を意識しながら練習を進めてきました。

では,当日の発表をご覧ください。

1・2年「ニャーゴ」

国語の教材「ニャーゴ(作・みやにしたつや)」を劇にしました。猫は大人が演じました。また,劇の後は学校生活の様子をピクトグラムにて表現する2部構成です。

3・4年「『市木のお宝』からのメッセージ」

総合的な学習の時間を中心に学習した市木の自然やSDGsについて発表しました。最後は,自分たちが考えたSDGsに向けてできることを力強く発表しました。

5・6年「注文の多い料理店」

国語の教材「注文の多い料理店(作・宮沢賢治)」を劇にしました。1人3役をこなす児童もいました。

さすが高学年! 堂々とした演技でした。

全校「丸瀬囃子『市木どんど鼓』」

室内での演奏なので,迫力がさらに倍増しました。

全校「WAになっておどろう」

歌,踊り,演奏など盛りだくさん。会場のみなさんは大いに盛り上がりました。

1・2年生は,自作の楽器を使って楽しそうに表現しています。

今年も,家族の方をはじめ,地域の皆様にもお越しいただき子ども達の発表を見ていただき,温かい拍手をたくさんいただきました。ありがとうございました。

子ども達は,予行練習で互いのよさを伝え合ったり,タブレットで録画した自分たちの演技を見て自主的に改善したりしました。本番前,ある児童に,「予行練習よりよくなったかな?」と尋ねると,「はいっ,自信があります!」と答え,その通りでした。どの子ども達もとてもよい表情で楽しんで表現できていたと思います。準備や片付けも協力し合い,ねらいは達成されたと思いました。