昨日から「ビブリオバトル」が始まりました。
「ビブリオ」とは,ラテン語で「本,書物」などを意味します。
ビブリオバトルは本が主役の知的ゲームです。「本を通して人を知る。人を通して本を知る」を合言葉に広まって,日本中のあちこちで行われています。
「ビブリオバトル」とは,簡単に言えば,本のプレゼン。
本を紹介する人をバトラーと言います。バトラーは3人。各バトラーが自分が選んだ本をみんなに紹介します。与えられた時間は3分。(紹介後,2分の質疑応答があります)
3人のバトラーによる本の紹介が終わったら,聞いている人たちが「読みたくなった本」を投票します。そして,最も多くの票を得た人(本)がチャンピオンです。※市木小のルールです
昨日は高学年の3人が,今日は中学年の3人が予選を戦いました。(本を紹介しました)低学年は金曜日に行います。勝ち抜いたバトラーは,読書集会で決勝戦での戦いに臨みます。
今日行われた中学年の部の模様を紹介します。
⇧対戦前のバトラーたち。緊張したり,リラックスしたりと様々。くじで順序を決めます。
⇧1人目。『なまえのないねこ』(竹下文子・著,町田尚子・絵)
⇧2人目。『アリクイにおまかせ』(竹下文子・著,堀川波・絵)
⇧3人目。『キツネのまいもん屋』(富安陽子・著,篠崎三朗・絵)
⇧書画カメラを使って,お気に入りの場面を音読します。
⇧これから,投票に入ります。今日のチャンプ本は如何に?
ビブリオバトルは,読書することはもちろんですが,しっかり読んでいないと質疑応答で答えることが難しいです。質問に対し,さっと該当の場面を開いて答えることができ感心しました。バトラーにとっては,紹介を通して表現力を高める学習になります。
聴衆にとっては多様な本に出会えること,本についての質問を通してさらに興味関心を高めることができます。「しっかり聞く➡質問する➡反応する」などのコミュニケーション力を培う場にもなります。
本校に在籍している「学校司書(学びのサポーター)」が企画し,子ども達が会を運営しています。
さて,決勝戦でどの本がチャンプ本になるのか楽しみです。