宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

Call me by your name、ちゅう映画を観た

2017-12-28 06:48:09 | 瞑想にまつわる能書き
いやあ、今年も終わり。
昨日は富豪ボスの奥さんのバースデー。
私は奥さんが、シナモン好きなので、「シナモンケーキ」など作成。
ピンク色に着色したクリームチーズフロスティングで覆い、とても美しいケーキになった。

フツーのパウンド生地みたいのに、溶かし気味バター、大量のシナモン、黒砂糖、クルミを
混ぜこんでマーブル状にして焼く。
黒砂糖は、インド人スタッフが休暇でインドの村に里帰りした際に土産で持ち帰った
「きび砂糖」
これが、最高にうまい。沖縄あたりの真っ黒な黒砂糖みたいな感じ。
いかにも村人が庭先で作ったような感じで、野球ボール程度の大きさに丸めてある。
とても固いのでハンマーで割って使う。
これがいい仕事して、私は大量のケーキを作ってるけど、ほんとに美味しいと思うケーキになった。

ちなみに富豪ボスの奥さんへのプレゼントは、「ベントレー」(笑)
3,500万円程度かな。宝石なんかも贈ってるのでしょうが、しがない使用人の分際のわたくしには
知る由もござんせん。


さて、映画。

この季節になると、アカデミー賞の候補とか出揃ってくるね。
さっそくググって、評判の高い作品を観てみました。

Call Me By Your Name.

いやあ、しみじみと「美しい」映画でござんした。
舞台は北イタリア。ロンバルディア、らしいですが、ロンバルディアは私の修行していた
ピエモンテの隣なので、風景が似ている。
夏の物語なのだけど、んまあ~、美しい風景でございました。
思春期の少年が、憧れ、を体験していくといストーリー。ロマンスのカテゴリーに入ってるけど、
男女のロマンスとは、ちょーっと違う。
かといって、同性愛かというと、そうでもない。

なんだろ。

大人になる過程。
自分を確認していく旅が人生と思うけど、その「じぶん」というのに初めて接していく美しい少年。
大学教授の父親、のどかな田園風景の中での暮らし。
女の子にも、もちろん関心を示し、性的なイロイロも体験していく。

映画は美少年を通して世界を観ている、という感じなので、性的な関係を持った女の子にしても
カラダを重ねたからって、私はあなたに夢中、って訳はないわよ!
なんてセリフを言わせる。
女の子の心情の描写、というより、美少年を通してみた「女の子」なのである。

美しい少年は、「体験」を重ねている最中なので、女の子との体験だけでなく、他にもドキドキする
事を体験していたため、煩く女の子に連絡なんかしなかったのだ。
ので、女の子は自転車に乗ってやってきて、「あれから数日、音沙汰無いけど、どうしたの?」と
美少年に言う。
女の子としては、めくるめく恋の発展を期待してたんだろうなあ。

美少年は、ほんとうに美しかった。
とても華奢なため、マッチョさに代表されるような「男らしさ」が全くない。
アンニュイ?というのか、美少年は夏休みをどこか退屈そうに過ごしていた。
友達とサッカーするような、いわゆる男の子っぽさは全く映画に出てこない。

舗装されてない道が続くような田園風景の中に暮らし、家族の朝食も庭の木陰で、というような
ゆったりぶり。
そんな静かな夏休み。 美少年は読書とクラシック音楽で時間を潰していた。
時代設定が1980年代なので、インターネットだのスマホも登場しない。

そんなのどかな、美少年には刺激の無い日々に、これまた超美青年、がやってくる。
キリっとして、テキパキして、いい意味で自己中なアメリカーン、という感じの美青年。
大学院のリサーチか何かでやってきて、美少年の家に居候。
美セイネンは、美少年の父親を「教授」と呼んでました。


この美形2名が親しくなって、チャリンコであちこちに出かける。
その北イタリアの風景が、これまた美しい。
ポプラ並木が続く、舗装されてない道路。
小さな広場。ほんとに小さくて、バスが停まると広場を埋め尽くす感じ。
刺激になるよーなものは、ホント、何もない田舎町。
森の中に小さな池みたいな天然水の溢れる場所があって、二人はそこで水浴びなんかしていた。


思春期の物語、で単純な展開ではあるけど、アカデミー候補になるだけあって、
美少年の演技が素晴らしいのでございます。
美しい、のでございます。


異国からやってきた、全く違うエナジーを発する美青年と親しくなり、なんか二人の
全く違うエナジーが見事に調和するんだよね。
それがまた、美しい。
同性愛のなんだとか、かんだとかは一切関係なくて。
なんというか、二人の異なる人間が、どこかで調和して新しい波動を生み出す?(笑)みたいな感じ。
それが、とても「美しい」のである。

男女のロマンスとは全く違うので、ロマンスのカテゴリーに入ってるのに違和感大あり。
人間、がテーマなんだと思うワタクシ。


映画の中のお母さんが、とても美しいのだ。
ラフな格好して、くつろいでいるけど、とてもキレイな人。
父ちゃんも顎髭で、パッとしない恰好してるけど、本来、物凄くカッコいい人。

登場人物は「美しい」し
北イタリアの田舎は「神の息吹」そのものか、ちゅうほど「美しい」
そして、二人の人間が紡ぎ出す関係が、圧倒的に「美しい」のでございます。

アカデミーの呼び声高いのも、当然ですな。



























最新の画像もっと見る

コメントを投稿