宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

結核のためビザ発給不能、って(号泣)

2017-12-13 22:38:49 | 瞑想にまつわる能書き
いろんな事があるもんだ。

今日は、物凄く久しぶりに人前で泣いてしまった。
悲しいというか残念というか、ガッカリというか。

セイネンが1か月半前にインドからやってきた。
相変わらず無口で、でも、なんか大人になった感じで(って、30歳だそうだ。)
2人の既存のインド人のコックとは大違いで、さすが、ホテルのレストランで働いてるだけあって
美味しいカレーとか、タンドール関係(グリルもの)は、素晴らしかったのだ。
私もとても自慢だったのだ。

この国の労働許可証をゲットするためには、健康診断をパスしないといけない。
しょーもないクリニックで、血液検査とX線しかしない。
ウワサでは、エイズと結核しか検査しないとか。


セイネンはなぜかパスせず、何度も再検査をしていた。
最初、風邪気味だったので(声がかすれてた)風邪薬を渡し、再検査までに完治するように
アドバイスしたのだけど。
それでも、またもや、再検査。


富豪ボスは、私が雇っていた料理人(セイネン)で、評判も良く、料理も上手です、という
言葉を信じてくれて、普通はどこかで1か月くらい様子見の試用期間を設けて、腕試しと人柄
チェックするらしいが、そういうの無しで、ストレートに採用してくれた。

セイネンには、個人邸の料理人はレストランとだいぶ違うけど、これも経験、と思って頑張ってと
応援してたけど。
最初は戸惑っていたけど、アグレッシブな若いコックが休暇に出たあと、私とセイネンと年寄りの
コックと3人で和気藹々と仕事をしていたのだ。
セイネンと年寄りは気が合ったみたいで、年寄りは「セイネンは、いいやつだ。」といつも言っていた。
セイネンも休みの日だというのに、ディナーが終わる頃キッチンに来て、洗い物をしてくれた。
年寄りは洗い物が嫌いなので、ヘルプする、とか言って。
いいやつだな、と私もシミジミ思ったのだ。


そして今日。
本社の富豪ボスのアシスタントから電話。


「結核のため、健康診断にパスできず、ビザ発給不能なので、インドに帰します。
富豪ボスがまずあなたに伝えろ、というので伝えておきます。」


????

まじですかーーーぁ?(涙)


私はすぐセイネンを呼んで、事情を説明。本人は自覚症状もないし、至って健康。
本人は否定していたけど、結果、出ちゃってるしねえ。


そういえば。
私が休暇に出てすぐ、富豪ボスは長い出張に出ていた。戻ってきたのは、先週。
まだ数日なので、私は顔を合わせていない。
昨夜、富豪ボスの世話係を通して、チョコレートを4かけ、ほど貰った。
なに、これ?
単なる普通のチョコだったけど。
まあ、他のスタッフにはそういう事しないんで、とりあえず有難いと思っておこう、と。
富豪ボスには、それなりに気に入られてるのである。
たぶん、私は富豪ボスにペコペコしないし、言いたいことはハッキリ言うからかな。
あのくらいの富豪になると、きっと周りはイエスマンしかいないんだろうな、と想像。


いろんな事があって。
いろんな事情が見えてきて。
私の一番苦手な感情ももつれやエゴが渦巻いている職場。
電卓使えないような知能の人でも、もちろんエゴとか持ってて、そういうのに日々、
接してると、なんか自分が変になりそうなのだ。
おまけに特殊な家族。
私が今日、こうして仕事を続けているのは、ひとえに、この富豪ボスの存在。
この人がいなかったら、とっくに辞めてた。


私はセイネンを右腕にして、もっと料理を進化させようと思ってた。
2人のインド人コックのエゴとアホさとヤル気の無さと、いう事聞かない不遜な態度に、
私は辟易していたのだ。
立場上、全く無視して我が道を行くわけにもいかないのだ。


アルメニアで。
セイネンは良く働いてくれたので、もっと良くしてあげたかったけど、売り上げが悪くて
思うようにいかなかった。
今回、二つ返事で来てくれたセイネンに、できるだけの事をしてあげようと思っていた。

私はたぶん、あと数年しか働かない(働けない。年齢制限があるのだ、労働許可に)
その数年間に、私の知識や技術(笑)を伝授しようと思っていた。
ドバイのきらびやかさ、高級レストランとかにも連れていきたかった。
無口なセイネンに、なんか楽しい事を与えたかったのだ。


月曜の便で帰国。

この日、私はセイネンと2人の同僚、計3人を招待して、セイネンの誕生会を予定していた。
私は行かないけど。
セイネンがオフ、ランドリーマンもオフ。若いネパーリ娘も招待して、3人。
セイネンと誕生日は翌、19日なのだ。
私が出費して、グローバルレッジに行く事になってたのよね。

そんな日に帰国するセイネン。


とても残念。


セイネンには、きっと、もっといい職場があるんだろう。
宇宙はそのように采配しているのかな。


年寄りの料理人が言った。
「J(休暇に出たヤツ)が行ったときは、なーーーんとも思わなかったけど。
セイネンが行っちゃうのは、悲しい。I Miss You.」
何度も何度も、セイネンはいいやつだ、と繰り返していた。

「シェフ(私)。泣かないで。神様はちゃんとわかってるから。私達は今は
わからないけど、神様は最高に計らってくれてるから。」



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