コロナ(武漢ウィルス)騒動の前の話・・・
天気いいっすなぁ~
工場で作業していると
「こんにちわ こんにちわ!」
私:「は~い いらっしゃいませ」
男:「総務担当の方はいらっしゃいますか?」
私:「総務?・・・総務って 何かい? ここに居るのは
貴殿を不審者と思い込んで やかましく ワンワン吠えている
愛犬達2匹と俺と貴方の二人だけだが 見たとおり
総務なんて部署は存在しまへん
押し売りはゴメンだよ お引取りを・・・」
男:「失礼しました 私、云々カンヌン~」
私:「飛び込み営業ですか・・・大変ですな。
嗚呼~申し訳ない ウチは今、必要がないので・・」
それでも 延々と説明を辞めない男に 嗚呼~かわいそうに
かなり気合を入れられて来たんだなぁ~でも いらん物は
いらんのだ・・・ごめんな
私:「頑張ってるね~でも、要らないんだよ 君は幾つだ?
学校卒業して間もないのか?」
男:「大学を卒業して~」
私:「大学卒業して 飛び込み訪問しとるのか!?
おいおい ウチは見たとおり大した者じゃないからな
どうせ飛び込みするんなら 従業員が沢山いる会社に
行くべし 俺が大富豪なら 考えてもよいが・・・」
そして 話は永遠と続く・・・
要らないものを売ろうとする非効率的な姿に
同情し・・・話を割り込むように
私:「君は何故インチキ宗教屋が延々と存続できるか知って
るか?」
男:「?」
私:「人間の悩みは消えない 悩んでいる人間が需要で
それを解決できると嘘八百でも言い張る側が供給だ。
つまり 売るものがどうであれ 必要としている
人間はそれを欲しておるわけさ ほんで 需要と
供給が成り立っとるわけなのさ・・・
今 君は君が商っとる物を必要としていない
眼の前に突っ立っとる 腹が出っ張った メタボじじいを
必死に口説こうとしている。
君がいくら頑張っても この、すね毛ボウボウの男に
ミニスカートを売ろうとしているような物さ
わかるよな?履き古しのパンティーでも
俺は変態じゃないから いらねー!」
世間話をするうちに 他県の大学を卒業し 福岡は景気が良いと
聞き トアル会社に新卒で入社したが 中々 注文が取れないという。
か~っ!厳しいなぁ~昔、経済が健全な時に飛び込み訪問は
経験させられたが 今、個人宅に対して そんなものは
流行らんよ!藪から棒に攻めりゃいいってもんじゃないから
な・・・と同情ス。そこで、おせっかいにも
私:「そうか・・・売れないか」と フーテンの寅さんの
ような 同情した顔つきになり
庭にタライを置いて 水道にホースをつなぎ
水を満タンにして
私:「ちょっと 待っとってな!」と奥に引っ込んだ
男はやった!「ひょっとして」と思ったのだろう 男の表情がパッと
明るくなる。
私は奥にシマッておいた釣竿を取り出し・・・
釣り糸をタライに落とし
私:「お待たせエ~ほれ!青年 魚を釣ってみい!」
男:「・・・・」
私:「なんば ボーッとしとるかい!ほれっ!」
男:「・・・いや 餌もついとらんし 居るわけないでしょ」
私:「そうだよなっ!ほんじゃ そこら辺でミミズを探してこい」
男:「ミミズをつけても一緒です」
私:「んじゃ そこの近くの池で ミミズつけて ブリば釣ってこい
小さいヤズでもいいぞ」
一休さんが 絵の中の虎を捕まえるから 追い出してくれと
言わんばかりの 迫力で への字口になり さあさあ!と迫ったので
頭が逝かれた男と思われたのかも知れない
いつの間にか 消えていた・・・
否 俺は別に意地悪をしたのではない
日本の中で景気が良いのは 東京だけで 地方は相変わらず
見向きもされないと 言いたかったのだ
だから 向こうの方を歩いている男に
私:「お~い 噂を信じちゃいけないよ♪ 貴殿の心はうぶなのさぁ♪
地方創生なんてのぁ 嘘ばっかしやからな
君はモット政治を監視しろ~っ その上で市場調査なっ
上司と政治家に言っとけよ 緊縮教のボンクラ経済学
この暇つぶし野郎おおおってな!」と
そりゃまるで、孤島の岸から 遠ざかろうとする船に乗った人に
向って大きく手をふりふり ひんがら目になり
大見得を切り かぶいたのであった!
経営者は貴重な労働力を弄(もてあそ)ぶなちゃ・・・
そして 俺も俺に突っ込む「お前もなっ!」と・・・
令和6年追記
嗚呼 いよいよ 変革の年なのね・・・
24歳の時 消費税反対運動に明け暮れ 選挙で大勝ちしたかと思いきや
梯子を外され 青春期を無駄にしちまった。
少しは この30年の苦しみが 分かっていただけたのかいな
経済学者が如何にクソ間抜けで この連立がやって来た事の悪事が
周知されるのね・・・お・そ・い! 遅すぎるよ!
こっちゃ~還暦近いんだぞ!世が世なら ハイジのアルムおんじのような
爺さんの年なんだからなっ! 戦国時代にゃ もう死んでいる歳だかんねっ!
浮世を離れて数十年、鳴る電話は売り込みばかり。
われわれの時代は会社訪問でした。
「飛び込みセールス」といって、訓練でした。
こんなに丁寧な応対は受けたことありませんね。
「間に合っています」
「お笑い」なら、ここでこのツッコミどう受ける?
30分ほど考えましたが、アイデア浮かばず
いただいた釣糸をタライに垂れて、しばらくして
「食いませんねえ。失礼しました」と言って退散しますか。
相当度胸が要りますけど。
そう、そうなんですよ・・・釣り糸を
たらいに入れて 一言・・・そこから
会話が始まるのであります。 お見事っす。
でも、こんな、どケチ経済でむやみやたらに
飛び込みさせる 経営者も一体何を考えておるのやら・・・
社員が絶望しますよ。モチベーション
がっぱり下がります。上司が出来ぬことをやらせるわけですから・・・wwww
しっかり 戦略を練って 釣れそうな
場所を探してあげなきゃ・・・
某CMで、頭に黒い粉をふりかけたら、みるみるうちに、オススメされたオジサマの頭が黒髪に・・・・
「をを~毛が生えた」「でしょ、我が社のは即効性に自信があるのです」と言うけれど。
あの人、頭を振るとお粉が飛び散るで!とテレビの前で突っ込んでおります。
実際にその人に会って 言葉を交わさんと
www
ps 商品の話題は それで生活
しておられる方達がおられるので
スミマセン ノーコメントっす。