福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

あれは 俺のツキだったのかも・・・

2019年12月30日 | Weblog

年末 娘と妻でスピッツのライブに行った・・・

う~ん 残念なことに 良い席は当たらなかったみたいだ

今回は 娘にとって 初めての生スピッツだったので

なるべく良い位置から 楽しんでもらいたいと思って

いたのだが これも仕方が無い・・・

(私が行く筈だったが 今回は娘に譲ったのだ)


これまで 色んなコンサートやライブに行くと

前から2番めとか 右サイド前列とか ハズレを

引いたことがなかった・・・これは妻のツキで

楽しませてもらっているんだろうと 思いきや


こりゃ 普段、くじ運の悪い俺が

此の時ばかりはと・・・運を発揮し

良い席に座れていたのではないかと・・・・


ひょっとしたら 私の祖父が芸事が達者だったので

爺様の威光があるのかもwwwww

軍隊で高田浩吉と二人で踊ったらしい・・・


妻が言った 「高田浩吉って・・・皆知らんよ」

私 :「ぶぁ~っか も~ん!そちは それやから

いか~ん!日本で、初の歌う映画スターぞ! 

大正生まれの爺様婆様に聞いてみな!」って・・・

俺も知らんかったが

 




憧れの長州

2019年12月16日 | Weblog

2014年記事


「ちくわ」の話が評判だったので ちくわ継いでに物申す・・・

竹輪と言へば 下関、下関と言えば 長州藩 わしゃァ 心が震えるの

ですたい。


司馬遼太郎著の作品に「花神」という 幕末記がある。

内容は 吉田松陰先生・高杉晋作・大村益次郎へと 長州藩を舞台に

維新革命が受け継がれて行く話しだ。 小学生時代に友人と夢中になり

志士達のセリフを真似ては 楽しんだ記憶が懐かしい・・・


丁度、その時期 家族旅行で父に「萩」に連れて行ってもらった・・・

商売柄 一泊するなんて 本当に珍しい事だった。


私「父さん あの時 萩に連れて行ってくれたのは 俺が長州藩士に

熱狂しとったからね?」と聞くと

父「ホーぉ?うんにゃ 知らん!」と言う・・・今でも謎なのである。


私が九州から関門海峡を渡って本州に行く等という事は数えるしか無い

父はその点 大家族の三男坊であったせいか 身が軽く 女房子供を置

きスーツケース一つで 何処までも行く性分だ。私は坂本龍馬が好きなく

せに 父の方が余程 龍馬的なのには考えさせられる。家族皆、西洋に 

縁させてもらったのは父のお陰だ。彼の方が余程 幕末の志士に近いの

かも・・・


私は、場所に定住すると其処から 一切 動きたく無くなる性分なのだ。

今でも 好んで福岡から出ようとはしない。況や 家庭を持った現在、

仕事以外で家を出る事は無いに等しい・・・嫡子の性分なんだなあ。


旅行好きの妻は是だけが不満そうなのだ。出不精極まれり・・・スマソ

そりゃ何故か?

幼少期、東京で生まれ、転々として九州に落ち伸びで来たからだと思う。

こんな言い方は何だが、人がうじゃうじゃ居るような都にコレッポッチも

未練は無いのだ・・・「何処でも住めば都」良い意味では順応性が高いと

言い訳しておきたかとですたい。それにしても、子供時代 引越しが多

いと 精神的に良くなかった・・・落ち着きが無く学問が苦手だったのも 

心が安定してなかったからじゃないかと 今でも悔やまれてならない。

だからなのか 好んで旅行はしないのだ。(家庭サービスはするよ)

「先立つものが無いから」が大きな理由なのかも知れないが・・・


必要に駆られて 例えば 仕事や用事等で他県に出向いた時こそが、

私にとって「唯一の旅」なのである。

そこまで少ない、私の旅のエピソードにゃ 必ず場所についてのオチが

付いて回るのだ。毎回、知らず知らずの内に幕末期に関係ある場所か源

平合戦の古戦場・忍びの里に行きつくのが不思議だ。幕末の場所に関しては 

こよなく志士を敬っているから 彼らの魂が誘ってくれているのかも知れない。

そう考えると嬉しくてたまらないのだ いつか余裕ができたらば、出不精を

辞め、自らの意思で墓参りせねばと決意するのでありましたが。


此間、下関に行っていると 無風なのに樹木が揺られて さわさわと騒ぐ

のでマサカと思い麓にあるストアーで竹輪を5袋買い、店員さんに 九州

男児らしく 眉をつり上げ 野太い声で「あーぁ すみません ひょっとし

て、この近くに 長州藩士のお墓はありませんか?」と聞いたが 怪訝な

態度で知らないという・・・(もう!なんすか その態度・・・

私:「決して 怪しい者ではござらん 九州から参りました

女店員:「・・・・・・」

(ななな 何じゃ おみしゃんは長州のおなごじゃないのか?)


速く帰りたい私は、それ以上の詮索を諦め帰ってネット検索してみると 

あの、さわさわ騒いだ樹木のある場所は、松陰先生達が眠る あの桜山

招魂社だった。(おのれ!あの女性店員め 不届き!)と竹輪をカジリ倒

したのであった。


エピソードの中で一番衝撃的だったのは 亀山社中が直ぐ近くにあるの

を知らず、長崎の思案橋の商店街に行った時の事。

街を歩いている女性群の美しさに胸が高鳴ったのだ・・・


福岡の女性が美しいと言われるが 街を歩いて この様な気持ちに

なったのは生まれて初めてだ 芸能人クラスのオーラを放った女性達が

当たり前の様に歩いている風景は別世界に飛び込んだような錯覚だった

譬えるならば 深キョンクラスの美女がボラの大群みたいに水面近くを、

うじゃうじゃと泳いでいるように思えたのだ。よろしいか?うじゃうじゃと

だぞ!独身男性は即身成仏するであろう。 うむ!こりゃぁあ実にわかり

易い譬えだ。


無骨な私は、ドキドキしながら行きかう女性達と目が合いつつ真っ赤に

なりながらも 目を伏せ、平静を装い堂々と歩くのだった。

(既婚者なのに なんたる破廉恥!妻に心の中で詫びる 許せ!


幕末当時 脱藩浪士達がこの土地にやって来て この様な気持ちになっ

たんだろうなと・・・あの妙な境智の一致は 今更考えるとアノ時代の侍

に憑依されたのではないかと思ったほどだ。

(女房に知られると 不味い・・・・話


ところで 「花神」の話にもどそう。

数年前 トあるビデオショップでワゴンセールを覗くと

ドラマ「花神」が安価な値段で処分されようとしているではないかいな!

「わわわっ!この馬鹿チンがっ」と興奮しつつ直ちに買い取ったのだ。

 

当時、ドラマ化された番組は ベテラン俳優ばかりで ありゃぁ 秀逸な

作品だろう。時代劇の宝だともいえる。


それを まあ 知らぬ事とは言え なんちゅうセンスの無い店長だろうと

思いつつ「名作ぞ この両替者めがっ!」と竹輪で頭を殴りたくなった。


まあ、こういう田分けた人類が居るからこそ 御宝物が庶民に出回る訳で

意味がある事なのだと ちくわを望遠鏡にして 松陰先生、高杉総督、大

村益次郎先生を偲んだのである。


嗚呼、それにしても 高杉総督・・・徳川から 関ヶ原で敵対し防長二州に

押し込められた 毛利家の一家臣に生まれ 倒幕の先駆けに留まらず

列強国・エゲレスに臆する事も無く戦つかまつるとは・・・世界一の革命家

なのではなかろうか。


長州藩士は実に肝が据わっている。 数年前、温水器のメンテに来た

人が山口県の人だったので 彼の一徹ぶりに感動し「カッチョマン!」と

賞賛した次第。


彼らの末裔達は 今の世の中を如何見ているのだろうか・・・・

維新に限らず 日本の春夏期、明治時代を建立したあの力強き長州藩士

〇〇メー〇ンがどうのこうのと言う人達が居るが 私的には 列強と戦い

己の実力を知り 西洋文明を取り入れ 列強が恐れるほどの強い国を

つくった実績は絶対に売国ではなかったと思いたい。「したたか」だったと

言った方が的を射ているのではないかと・・・


攘夷論から勤皇へ列強の力を借り倒幕したかと思えば開国して西洋化へ

薩摩に朝敵の汚名を着せられ 煮え湯を飲んだと思いきや 龍馬達の仲

立ちで 倒幕の為に薩長同盟を結んだり・・・変幻自在 是ほど状況に応

じて しなやかに変化できる柔軟さに 成る程、この人達でなければ維新

の礎は築けなかっただろうと思う。そうか!しなやかと言えば竹、竹とい

へば竹輪・・・だから下関の名産なのか・・・「成る程!これは 長州藩士

達からのメッセージなのだ!だから 私は竹輪好きなのかっ!」と

ココで竹輪の話を盛り込むあー腹減った ちくわ食いてー


こりゃあ、ひょっとして長州に限らず 当時の日本人の優秀さだったのか

も知れないが、物怖じしない 長州侍の肝っ玉が加わっての物だったと思

う。鎖国から 一気に解放たれた瞬間のエネルギーが爆発したのだ。

付け加えると 私が考える長州侍は士分がどうのこうのではなく 奇兵隊

を想う時 アノ土地に住んでおられた男子全ての人々が長州藩士なのだ

と主張しておきたかとです。性根は皆武士だったんだなァ


目まぐるしき変化についていけず、情報が無かったのが災いして 良かれ

と思った事が裏切りと勘違いされ 志士同士が斬り合ったのが残念だ。


しかし 今は誰でも情報が簡単に手に入るようになり 政を司る人間が

何を考えているのか 世界の事情と帳尻を合わせながらリアルタイムで

判るのだ。今の時代 これ以上の西洋化が国を良くするとは思えない・・・

で、高杉総督ならこう言うかも、

「味噌も糞も判らん奴が 何を言うちょる!グローバル化だと?今は鎖国

が潮流じゃ!」

ネットで様々な議論をしている人達こそ 現代の長州藩士なのかも知れな

い・・・カッコええ 長州藩士!


 


 


遣唐使かちゃっ!

2019年12月11日 | Weblog

知らぬ事とは言いながら・・・

白い腐れギターをオークションで買い あまりの酷さに

再生を試み 削りたくり~の 黒く塗りたくり~の 

部品を注文したのは 私の記憶の中では

確か 二か月前。


海賊・倭寇にでも会ったのであろうか

それとも 嵐で木船が難破したので

あろうか もう二度と部品を手にすることは

ないのだろうなぁと 諦めていた折

やっと 届きました・・・

「遣唐使かちゃっ!?」

海路で40日以上かかっとるやん・・・

安いけん言うて イカダで運んだのか?

遣唐使でちゃ 海路片道40日・・・

こっちゃ~二ヶ月もかかっとるやんけ!

中国ちゃ お隣の国じゃなかったのか!?

船にエンジンは積んどらんの?

風まかせの帆船なのか?

海流任せの漂流船で

運んでいるのかっ?!


私は販売元メールに

後、何十年待てば良いのか 生きている間に

部品を手にすることが出来るのか?と

催促したのだった。


私の怒りの声は、ご近所の塀に反響し

アチラこちらの窓のカーテンが

チラリと動く。


辞めたよ・・・待たされすぎて

腐れギター再生への熱く煮えたぎっていた情熱は

この部品の長い長い旅の時間と共に

醒めちまったのさ・・・

んにゃ 熱き思いは 忘却の彼方と言ったほうが

合っとる