ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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熊谷でパーソナルスタイリスト政近さんに、シューズとベストを選んでいたただいた幸福について

2009年09月16日 21時23分10秒 | Photo&エッセイ
ファッションの仕事で最近何ヶ月に一回かですが、熊谷に行く機会があるんですが、なんと、日本のパーソナルスタイリストの第一人者である政近準子さんとご一緒することが多いんです。

で、先日も、熊谷ティアラ21というファッションビルで、撮影用の服を半日掛けて選んでいただきつつ、コピー作業の素材となるコメントを記録しつつ、ちょっとお手伝いもする、という作業をしているんですが、仕事が終わって昼食を摂った後、ちょっと買い物をしていこうという話になりまして、政近さんたちとちょっと店を回りました。

いや、すごいですよ、パーソナルスタイリスト。まさに買い物のプロフェッショナル中のプロフェッショナル。お店の人よりも詳しいし、お店で提案している着こなしのはるかに上のコーディネートを常にイメージしながら選んでます。もちろん価格の東京の相場観がバッチリはいってるから、これは東京では売り切れで手に入らないとか、この値段では買えないとか、もうバンバンわかっちゃうんですよね。

しかもたまたま近くにいた私に、パーソナルスタイリングをしてくださいまして、いや、照れくさいやら、うれしいやらですが、選んでもらったシューズとベストは、なるほど、自分だけで買い物に行ったら絶対に目がいかないものなんです、これが。でも、選んでもらってきてみると、なるほど、確かに、こういうキャラの作り方をするべきなんだな。もちろん買って帰りました。

取材の合間に、政近さんとお話ししていても思うですが、パーソナルスタイリングってのは、ある種のカウンセリングなんだと思いましたね。普通人は自分で自分の殻を持っていて、これはいろいろ身を守るために築き上げてきているものだったりします。通常、それを拠り所にしているんだけど、自分を含めて多分過剰に防衛することで、逆に手枷足枷になっているに違いない、と思うんです。いわゆるセルフイメージですかね。

で、それが最も表に出てくるのは、多分ファッションなんだろうなと。かりにファッションに無関心、無頓着であろうが、ハダカでは生きていないので、何か着ているわけです。それが有無を言わさず、セルフイメージの表出になっている。
これを、ファッションの側から意識的に破ることで、旧来の自分の殻を破っていく、そのお手伝いをしてくれるのが、パーソナルスタイリングじゃないかな、と非常に僭越ながら思った次第です。

いや、政近さん、素敵なジャケットを選んでいただき、俺の場合はちょっとだけかもしれないけど、古い自分のセルフイメージを打ち破るお手伝いをしていただき、本当に感謝してます。

あとは、一緒にやっている仕事で、いい仕事をするのが、せめてもの恩返しなので、がんばりますー。

超僭越ながら、政近さんのブログに、私、登場しております。

パーソナルスタイリスト政近準子
ファッションレスキュー社長の日々
http://ameblo.jp/jmasachika/entry-10341154441.html


そちらもぜひご覧ください。


ファッションレスキューのホームページはこちらです。
http://www.fashion-rescue.com/

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