ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

阿佐ヶ谷の七夕祭りは大賑わいでしたよ

2008年08月20日 11時16分21秒 | Photo&エッセイ
ちょっと前ですが、地元阿佐ヶ谷の南口の商店街で、恒例の七夕祭りがありました。これがまた、手作りの張りぼてがほほえましいですよ。著作権とか、どーなってんだろと思いますが、まま、いいではありせんか、商店街のオジサンたちが一生懸命子供を喜ばそうと思って作ったんだからさ。

なかなかの人出で、浴衣の男子女子も多く、いやーもうちょっと若かったらっていうか、高校生だったら、彼女と浴衣で来るのも楽しいよなーと思いました。おれの高校時代の夏休みったら、ブラスのコンテストで一色。高校野球の音楽バンみたいなものですが、まー。楽しかったですね。とてもいい思い出だし、その時の音楽の仲間は今でも特別で、何十年振りに会ったりしても、ぜんぜん時間の隔たりを感じない。いい友人たちができて、本当に幸せでしたよ。
ちょっと脱線でしたが。




映画『西の魔女が死んだ』を見た

2008年08月20日 08時00分45秒 | 映画レビュー
タイトルが素敵だという理由で、全く予備知識もなく、予告編も見ずに見に行ったが、なかなかの佳作であった。
ヒロインの女の子もいい意味で女優っぽくなくて、素人の感じが好感を持てたが、なんといっても素晴らしかったのはおばあさん役のサチ・パーカーである。
教科書のような古く美しい日本語を話す、この綺麗でチャーミングなおばあさんはなんだろう。
しかも演技は控えめながら素晴らしい技術に支えられている。
本当に彼女の存在感には驚かされたが、なんとサチ・パーカーといってかの大女優シャーリー・マクレーンの愛娘だという。
しかもシャーリー・マクレーンが日本びいきで父親のなんとかパーカーさんも日本に住んでいたこともあり、幼少の頃は日本に住んでいて日本語を話すには不自由がないそうだ。ちなみに読めるのは平仮名のみなので台本にはふりがなを入れたそうだが。

それにしても、やっぱり遺伝ってあるな。シャーリー・マクレーンの女優の存在感を持ってる。

映画としても渋い、しかし大人のメルヘンともいうべき映画で、いじめ、など苦い部分もあるが、良質の和菓子のような甘さと優しさがある。僕は魔女であるサチ・パーカーが、夜中にケーキを焼くシーンとタバコを吸うシーンが好きだった。
ラストシーンも良いね。ほんとうにいい。こういう普通な、大人のためのいい映画が、もっとできるといいと思う。

ラストシーンから、エンドロールで流れる手嶌葵の歌も、本当に素晴らしいと思う。
手嶌葵さんは、取材したことがあったが、とても澄んだ目をした、ピュアな天才だと思った。

その時のインタビューはこちらにあります。


「おとなを、休む日」http://www.holiday.yamaha.co.jp/
手嶌葵インタビュー
http://www.holiday.yamaha.co.jp/interview/046/index.html



<★★★★☆>

[監][脚]長崎俊一 
[原]梨木香歩 
[脚]矢沢由美 
[音]トベタ・バジュン 
[歌]手嶌葵 
[出]サチ・パーカー 高橋真悠 りょう  大森南朋  高橋克実  木村祐一 鈴木龍之介 
[制作データ] 2008アスミック・エース
[上映時間] 115分


中学校に通うのが苦痛になった少女まいが、田舎でひとり暮らしをする英国人の祖母のもとに預けられる。そこでまいは、早寝早起きの規則正しい生活やジャム作りなどの“魔女修行”をこなし、生きる力を取り戻していく。
同名の名作児童文学を映画化したハートウォーミングな感動ドラマ。“西の魔女”と呼ばれる不思議なおばあちゃんと孫の少女が過ごす夏の日々を、美しい自然をバックに映し出す。



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