千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

コードバンとパイピング

2024-02-21 08:00:00 | レザー教室
いつもご覧頂き有難うございます。
【Handmade Leatherwork Akashi】の
中の人、Akashiです。
今回のブログは教室風景と生徒さんの
作品です。








レザー教室基本コースの生徒Sさんです。

表はコードバン、中はヌメ革で製作
したお財布です。

高級革を使用すると言う事でいつもより
慎重にそして、ビビりながら製作を
進めて頂きました
(気持ちは分かりますね


やはり、コードバン
独特な艶加減が綺麗ですね。
その艶や革の上品さに負けないような
綺麗な縫い目もコードバンとマッチして
います。












折角なので、コバ磨きも気合いを入れて
頑張って下さいね

コバ磨きの事が出たのでここで1つ、2つ
コバ磨きに関する注意点を書きたいと
思います。

まずは接着です。
革同士を接着する時に白ボンドやゴム糊を
使用すると思いますが、付け過ぎないよう
に気をつけて下さい。
付け過ぎると乾くのが遅くなりますし
圧着した時にコバからはみ出した余分な
接着剤が革を汚す事になります。
更に完全に乾いてしまうとはみ出した
固まりを取るのに苦労します。
なので、接着剤はなるべく薄く引く事を
お薦めします。




そして、もう1点はやはり、接着関連です
が、革を接着後、すぐに布ヤスリや
紙ヤスリでヤスるとヤスリの粉が接着剤に
付着してコバの隙間が黒くなります。
なので、接着剤が完全に乾いてからヤスる
ようにしてください。
また、コバは数回磨くと思いますが、1回
磨いたらコバが乾くまで待ってから2回目
をおこなって下さい。
もちろん、3回目や4回目も同じ動作です。
綺麗に仕上げる為には焦らず、丁寧に
進める事がポイントです。
早く完成させたい気持ちを押さえて
下さいね

Sさんも以上の事を踏まえてコードバンの
お財布を仕上げて下さいね。
お疲れ様でした


















続いては生徒Yさんです。
Yさんはショルダーバッグを製作中です。

本体にパイピングを仕込み裏返した状態で
全てを纏めて手縫いしていきます。
丸い帯状の物はショルダーベルト用に
切り出した革です。

パイピングは玉縁とも言いますが
パイピングの太さや本体からどれ位出す
とかはその時の仕様やバランスで
考えていきます。

例えばですが、3mmのパイピングをすると
したらパイピング自体も3mm位の厚さに
なるように加工します。
そして、裏返した状態で本体と面を合わせ
3mm幅で縫い、ひっくり返すと本体から
3mm位飛び出したパインピングが
仕上がります。

この例は例えばのお話ですので、ご自分の
好みに合わせて太さや飛び出し具合は
自由に変える事ができます。
また、パイピングは縫い終わった後に
ひっくり返さないと上手にできたかを
知る事ができないので、ご自分の理想に
近づける為には繰り返し、試作をする事も
大事な工程になると思います。
















Yさんのバッグも綺麗にできましたね。
1部、ミスった所もありましたが、全体的
には綺麗に纏まったと思います。

後はショルダーベルト製作と金具類を
付ければ完成となりますね。
お疲れ様でした






























minne ギャラリー
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     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:30~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp

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