千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

床革との格闘

2021-01-30 08:21:15 | 革製品
床革で遊んでみました

まずは、肩慣らし
レザークラフトを始めた当初は
良く作っていたのですが、数年ぶりに
やってみました。

床革を薄く漉いて丸めて水をつけながら
平らな所でひたすら丸める。

今回は丸い形にしてみましたが
昔はパイピング(玉縁)の心材として
良く作っていた物です。

革の特性として水分が入ると繊維が広がり
革が柔らかくなり、乾くと繊維が縮み
硬くなります。
巷で良くみる革の動物等の立体成型は
この手法で製作されています。
ウェットウォーミングもこの性質を
利用したものですね



そして、なかなかやる気になれずに
いた物に着手
床革で作るナイフです。

床革を2~3枚重ねて貼り合わせます。
そこからナイフの刃を切り出します。




刃の形になるように包丁で漉いたり
ひたすらヤスリで削ったりして
形成していきます。




ある程度の形になったら水で濡らして




熱を加えて〆たり




磨いたりして革を固めます。
革が固まると板のように硬くなるので
ヤスリ作業がし易くなります。
ここからはひたすら、ひたすら
ヤスリをかけて形成していきます。。




柄も同じように形成していきます。

今回はここまでです。
この先の案がまだ、固まってないのですが
もう少し、刃先を整えて染色します。
柄の方もひと工夫しようと思っていますが
完成形がイメージできてないので
どうなる事やら


minnneさんでスチームパンク系を
ご購入頂いた方へのおまけも増量
しました














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生皮との格闘

2021-01-27 09:00:52 | 皮革材料
皆さんは【生皮】というのをご存じ
でしょうか
一般的には豚の生皮が有名ですね。
(和太鼓等に使われています。)

豚の生皮



ここで問題です
生皮は『革』とは表記されず『皮』と
なります。
何故でしょうか

『皮』は鞣しを施して『革』という字に
変化しますね。
因みにですが、『鞣』と言う字は
革を柔らかくするという所から
できています。

では、【生皮】はというと・・・
日本皮革産業さんで調べてみると

原皮を石灰漬けなどにより脱毛し
さらに油脂やほかの薬剤で処理し
現在の鞣しの定義としての鞣し剤を
用いた鞣しを行わない皮。 とあります。

つまり、【革】に変わる手前で終わりに
しているのでまだ【皮】なんですね。
先述したように『革』が『柔らかい』=『鞣』
この『鞣し工程』をしていないので
『皮』のままなんですね。



前置きが長くなりましたが本題です
この生皮はとても硬く販売されている
状態は形状記憶皮です。

こんな感じで丸まっていて力一杯
広げても丸まる力に負けます。
丸まる事に生き甲斐を感じてます

なので、生皮で何かを作る時は
この丸まりを取らなければ使えません。

形成する方法は水やぬるま湯で『戻す』
という事をします。
戻し過ぎると白くふやけてしまい硬く
なるまで時間がかかってしまいます。

私の場合ですが、ぬるま湯で5~6分
程度です。

適当な容器がなかったのでトコノールの
空きボトルで
半分ずつ戻しても問題ないので
こんな不格好でも大丈夫です。

しかし、ここからが問題です
革は、その全てが円筒の形をしています。
円筒の形を開いて無理矢理平らにした
物が革になります。
なので、水を入れて乾かしたり
熱を入れたりすると自然の法則として
繊維の方向に歪んだり、丸まろうと
する力が発生します。
完全に乾くまでの間、これが
繰り返されるので注意が必要です。




戻したばかりの状態はこんな風に
白っぽくなり柔らかいです。
(鳥皮みたいです。)




硬くなってくると黄色ぽくなります。

半乾きの頃から丸まる力が出てくるので
重りを置いたり、プレスしたりして
状態を見ながら平らをキープします。
ウエットフォーミングをしたいのなら
この状態の時に固定します。

固まったらまた、バリバリの状態に
戻るので自分が作りたい物に合わせて
どの位の乾きの時がいいのかを
見極めると作業がしやすいと思います。


私は今回、平らに固めてから硬い皮を切る
方法を選んだので歪まず、平らにする事
だけを考えて戻しました。


格闘の末

スケルトンブレスレットの完成です
生皮は戻しから乾燥までが時間が
掛かりますが、色々な可能性があって
改めて面白いなぁ~って思いました












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続・レザーブレスレット

2021-01-22 08:34:28 | スチームパンク
前回のブログから1週間経ちましたが
教室の合間にブレスレットを
作り続けて来ました。

とはいえ、革のチョイスや仕様を
考える所に時間を取られてしまい
完成品はなかなかできません。。。


今回は金具やチャームを使用した
ブレスレットを考えました。


牛ヌメ革を使用し、リベット&ハトメ
リングのみのシンプルなタイプ。
ここからスタートして思考を
偏らせていきます





同じ革を使用して、今度は
飾りリベット&バックルです。
このバックルは社交ダンス等で
ウエストに巻くベルトのバックルです。
中心から外れるので外れないように
加工したのち、リベットで留めました。
そして、百合の紋章の飾りリベット。
個人的には金具のアンティーク感が
好きな感じです



次は革を変えて

画像の上部分がが平らな時で
下部分が折り曲げた時です。

曲げた時にオイルが動き、革の色が
変わる事を【プルアップ】と言います。
この革はイタリアのG.B Leathers製で
ミラージュという名前の革です。
気になる方は検索してみてね

この革を使い

革でホルダーを付け、そこにゴールドの
チェーンを通しました。
手首に巻いた時に真っ直ぐになるように
平らな時はチェーンに緩みを
持たせています。
作る事より、考える時間の方が
遥に時間がかかります


最後は

同じ革を使用し、真鍮リング、メタルギア
ミニボトル等で纏めてみました。
この革の雰囲気がスチームパンクと
相性がいいように思えるので
今後はこの革をメインにブレスレットを
製作していこうと思ってます。



いい感じです
個人の好みで好き嫌いがあるので
秋頃のイベント再開を見越して
色々なタイプを製作していこうと
思ってます。
minneさんでは販売していますので
気になる方は覗いて見て下さいね














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レザーブレスレットを考える

2021-01-16 09:00:00 | 革製品
今までも色々なレザーブレスレットを
製作してきましたが、改めて
ブレスレットのデザインを考えたいと
思い、素行錯誤しています。

現在はスチームパンクに特化した
アイテムを製作しているので
当然、今までの考え方では完成
できないのかな、、って思ってます。

視点を変えて、考え方を変えて
っていうのがなかなか難しいん
ですけどね。。。


とりあえず

歯車スタンプのブレス
水を含ませた革にメタルギアを
型押ししていく感じです。
ここから何かが生まれそうなんですけど
ここまでです。。



第2弾
その様子がチェーンが絡んでいる
よう見える。

7本マジック編み
1番下のは、そこに刻印で
文字を打ってみました。
謎のメッセージ入りブレスです。
製作者にしか分からないメッセージ
でもいいし、オーダー頂いてもいいかもね。
ただ、小さすぎて拡大鏡じゃないと
読めません
そこがいいと思うんですけどね



最後は


ドラゴンブレスレット
ダイヤモンドパイソンなんですけど
なるべく大きい鱗の所を使って
竜の鱗をイメージさせる力技
ドラゴンスレイヤー(竜騎士)の
装飾品って感じです
これは採用

デザイン&仕様が無限にあるアイテム
なので、閃きと作り込みが勝負な
気がします。
サイズもS、M、Lの3種類位ないと
ご希望に沿えないしね。
世界観を持ってストーリー仕立てに
すれば、自ずと形が見えてくるかな~
ブレスレット製作はまだまだ続く。。。。










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ミニミニペストマスク&ぺスドクさん

2021-01-10 08:34:10 | ぺスドクさんの世界
先日までペストマスク等を製作
したので次はぺスドクさんの補充です。

と、、
その前に
以前、製作した

中央のサイズのペストマスク。
これをキーホルダーやピアス等に
したいなぁ~って思ってます。


そして
コロナ撃退坊主

このアイテムも商品化していきます
まぁ~、売れなくてもネタ的には
気に入っているアイテムですので

ペストマスクはペスト菌が流行った時
防菌としてできたアイテムですが
それ以上の威力があるコロナウィルスを
『撃退してくれ~』っていう願いと
大雨や大雪の被害が多いので
『天気になれ~』っていう願いを
込めて【ペストマスク坊主】と
命名しました



ぺスドクさんは

4人スカウトしてきました
ウォーロックさんはすでに
引っ越ししましたので
また、新たにスカウトしに行って来ます













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