千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

これから始めるレザークラフト講座㉘ 【革について】

2024-02-18 08:00:00 | レザークラフト講座
いつもご覧頂き有難うございます。
【Handmade Leatherwork Akashi】の
中の人、Akashiです。
今回のブログは【革について】です。






最近では革もネットで購入する事が多く
なってきたと思います。
ネットで購入する時、革についての説明を
良く読むと思いますが、分かりずらいのが
革の硬さです。

今日はその革の硬さの目安についてを少し
ご説明させて頂きたいと思います。
革の加工方法などが分かれば革の硬さが
何となく理解できます。










まずは、革と言えば【ヌメ革】ですね。
基本的に動物系の革の中で1番硬いと
思われるのはヌメ革です。
(ヌメ革を基本として硬さを5とします。)

硬いという表現は革の繊維が詰まって
いるか否かです。
ヌメ革に関しては鞣す際、なるべく
革を痛めないように鞣します。
代表的な方法はタンニンという薬剤の
プールに漬け込む方法です。

革は水分を含むと柔らかくなり、乾くと
以前より硬くなります。
これは、水分を含むと繊維が緩み、乾くと
繊維が詰まるからです。
そういう革の特性を生かして作られた革が
ヌメ革です。

ヌメ革に限らずですが、同じ革の種類
でも革の厚みが増える程硬くなります。
1mm厚の革と3mm厚の革では3mm厚の
方が硬く感じます。
こういう事も覚えておくと参考になると
思います。














次は

ヌメ革とは正反対の革
【シュリンク】です。(硬さは2)
シュリンクはシボがある革の事です。
(シボとは表面にあるブツブツです。)

革を揉むとという行為はある意味、繊維を
壊す行為です。
揉み込む事で革の表面にシボができる
訳です。
なので、シュリンクは柔らかい革という
ようにイメージができます。

因みにですが、揉み方によってシボの形が
変わります。
大きいシボや細かいシボ、四角いシボや
丸いシボなどがあり、シボの形をデザイン
する事ができます。
自分でもできますので、試しにやってみる
のも面白いと思います















最後は

【型押し革】(硬さは3)
エンボスなどとも呼ばれます。

型押しの革の模様は大きな刻印のような物
を機械で押して付けます。
なので、ある程度革が硬くないと模様が
付きません。
先程のシュリンクでは全く模様が付かない
のです。

良く勘違いするのがシュリンクと
シュリンクの型押し革です。
前述したようにシュリンクは揉んで模様を
つけるので柔らかい革になります。
逆に型押しは硬い革にしか付かないので
シュリンクの型押しは硬いというか、張り
のある革となります。

以上3点の説明をさせて頂きましたが
こんな感じで鞣し方や加工方法などを
何となく覚えておくと革の硬さのイメージ
ができるようになります。
もちろん、全てが当てはまる訳ではありま
せんが、参考程度にはなると思います。

そして、革の硬さを自分なり数値化して
おくと、より、分かり易くなると思います。
革屋さんに行ったらたくさんの革に触れて
指先で感じて、硬さや加工の感じを記憶
して下さいね。

素敵な作品を作る為には適した革を使用
するのも近道だと思います。
レザークラフトを楽しんで下さいね









*ここでのレザークラフトの技法は
 あくまでも私個人のやり方ですので
 正解ではありません。



Let's try!

































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メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp

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