ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

下心

2010-06-14 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
大きな荷物を持った義経と大きなお荷物 義隆を負ぶった海尊のいっぱし男三人旅で、
義経「なんで、俺だけこんな大荷物なわけ?」と三十過ぎたいっぱし男 義経はブーたれた。
義経はゲームに負けた罰として弁慶にまとめさせた荷物の中身をこそっと見た。
すると、繭玉がいっぱい敷き詰められていた。
義経「なんだぁ??この繭玉ぁ!」と、びっしり詰まった繭玉。それをごっそり置いていこうとしたら、繭玉の下から出るわ出るわのいっぱし(一丁前)メンズのコスメグッズ ForダMenS 義経&海尊専用で、それらを見て、
郷「シェービングりフォーム、がンダム ギャツB、スライディング・ヘッド For Men、お口クチュクチュみのもんダミンは…まぁ良いとして…山伏ドリンク By BEN-Kって何?」
義経「え!?…ああぁ、あ、繭玉、入れとこぉっと♪」
郷がわざと名を変えたことすら気付かず話を逸らす義経で、弁慶特製 山伏ドリンク12本入りはしっかり繭玉の下に隠し入れた。
郷「…(やっぱ持って行くんだ)」と、ドリンクを詰め込む義経に冷ややかな視線を送った。
義経「いやぁ、その…あのね、弁慶がさ、なんだ、ほら、あいつって、よく気がついてよく気が利くだろう。あははっ。小さい子(義隆)を連れての長旅だから、それ(ドリンク)…疲れないようにって。その怪力無双マムシドリンクって山伏連中皆飲んでるんだぞ。弁慶のように強くなれるって評判でさぁ♪」
郷「ドリンク名、変ってる!」とツッコんだ。
義経「あ…えぇ??あっ!あぁ…」
いきなりのツッコミにボケられない義経で、言い訳すればするほど怪しくなるドリンクだった。どんな味か知らないが、飲みたいとは思わないドリンクである。
それに簡単なツッコミも出来なれば、ボケて返す言葉も見つからない義経に、
郷「ふぅ…」深い溜息をつく。
どれもこれも浮気も分かっていたはずなのに、それをひた隠し天然装っていた自分…そろそろ我慢と忍耐の限界である。浮か浮かと浮かれる浮気癖はもう病気末期で手遅れに近い義経とそんな男魂を受け継いだ海尊が一緒に温泉街に行くと鼻息を荒くして、見たくなくても頭の中が見えてくる。もちろん、郷は読心術の出来る類の祈祷師ではなく、普通のトトロ術師であり、義経の頭の中が遊女と遊郭でいっぱいである事は、その態度を見ただけで分かるというもの。おそらく、郷だけでなく大概の普通一般女性なら健康そのものの男性の頭の中くらい読まなくても見えているはず。


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