ひろの東本西走!?

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アサヒビール吹田工場、旧西尾家住宅

2008-10-22 23:07:28 | 近代建築

10月の「関西洋風建築めぐり」講座は、吹田市の旧西尾家住宅とアサヒビール吹田工場でした。庄屋であった旧西尾家住宅では地元ボランティアの方が解説つきで案内してくださったのですが、当方の時間が無く、通常は1時間かかることろを30分弱という超特急での見学となりました。私は確か4回目くらいなのですが、ここはやはりたっぷりと時間をかけて回りたいところですね。旧西尾家住宅については別途改めて記事をアップします。

アサヒビール吹田工場では大正8年に竣工した麦芽貯蔵庫を見学しました。ここは通常の見学コース外ですが、先生に解説して頂いての見学です(ただし、外観のみ)。ビール工場では我が国で唯一、現役で稼働する煉瓦建造物だそうです。この麦芽貯蔵庫は外観上煉瓦造に見えるものの、内部の躯体は鉄筋コンクリート造で、外壁面のみ煉瓦造となっているとのことです。

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桁壁面には装飾的なデザインが施されています。陰影が美しいですね。

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モニュメント化された煉瓦壁もありました。ちょうど妻面の最上部にあたる部分でしょうか。ただし、ステンドグラスは新しいものですね。

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見学コースの一番最初にあった模型です。へぇーっ、昔はこんな立派な煉瓦造の建物が建っていたのか。ビューティフル!
その後、ビールの製造過程などを丁寧な解説付きで見学させて頂きましたが、残念ながらラインは止まっており、ビールがごうごうと生産されている様子を見ることはできませんでした。食品・飲料関係の工場はさすがにきれいです。おそらく設備や配管はステンレス製と思われますし、うちの会社の工場とは雰囲気も全然違うなあと改めて感じました。しかし、設備費は高いやろなあ。。。

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工場敷地内には他にも色々なモニュメントがありました。これは実際に使われていた煙突の先端部分で、通称「兜(カブト)」と言われるものだそうです。実はこれは風で動くようになっていて、巨大なのに結構軽やかに回ります。これにはビックリ!佇まいがまるで映画「ハウルの動く城」みたいと感じたのですが、他のメンバーの方もなるほど宮崎アニメ風にも見えますねとのことでした。

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ビール工場なので、見学の後はもち、ビールの試飲です。私は黒ビールとハーフ&ハーフのジョッキを頂きました。なかなか美味しかったです。見学の最後をビールで締めくくるのも良いものですね。
と言いながら、この後更に、有志4名は先生をお誘いして梅田のレトロな珈琲店で楽しく語らいました。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (ぷにょ)
2008-10-23 01:51:11
こんばんは。
壁面の装飾は、構造がRCだからこそなのでしょう。
レンガに荷重がかかっていたらあんな風に積まないのではと思います。

梅田のレトロ喫茶でお茶、私も行きたかったな。。。
私は迷った末、タイルの話を聞きに行きましたよ。
☆ぷにょさんへ (ひろ009)
2008-10-23 21:24:54
☆ぷにょさんへ

こんばんは。

>壁面の装飾は、構造がRCだからこそなのでしょう。
まさしく、その通りです。当日、先生から頂いた資料にはRC壁と煉瓦壁の間にすき間がある写真も掲載されていました。

梅田のレトロ喫茶は、阪急茶屋町口近くの喫茶「アリサ」というお店でした。このお店の存在は知りませんでしたが、なかなかレトロ感のある良いお店でした(但し、タバコの煙が・・・)。通りに面して美しいステンドグラスがドドーンと並んでいるのですが、これは比較的新しいもののようです。

タイルのお話を聞く機会は滅多にないでしょうし、良かったと思いますよー。そうそう、12月には懇親会兼忘年会をやることになりそうです。

アサヒビールは工場見学に何度か訪れましたが、入... (mayumama)
2008-10-23 21:49:30
アサヒビールは工場見学に何度か訪れましたが、入り口のステンドグラスの煉瓦壁以外にも古い煉瓦造りの建物が残されていたんですね。
モニュメントなども気付きませんでした~
旧西尾家住宅は私も一度ボランティアガイドさんから詳しく説明付きで見学させていただきました。
武田五一の洋館が興味深かったです。
☆mayumamaさんへ (ひろ009)
2008-10-23 22:33:07
☆mayumamaさんへ

昔の煉瓦の建物が全部残っていたら、それはそれは壮観だったと思います。現在は1棟だけですが、現役で使われているというのは素晴らしいですね。

”ハウルの動く城”or”宮崎アニメ風”モニュメントはそのデザインといい、質感や色合いなども興味深かったです。

旧西尾家住宅ではもちろん武田五一の洋館も見学したのですが、この日はなんと応接室が吹奏楽の練習に使われており、説明が良く聞こえない&写真も撮りづらいで、初めての方にとってはちょっと残念だったと思います。

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