ひろの東本西走!?

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宝塚市庁舎 村野藤吾

2014-08-22 22:17:56 | 近代建築

尼崎市庁舎を見た後、やはり村野藤吾が設計した宝塚市庁舎(1980年)を目指しました。地元の方であれば市役所にはよく行かれると思いますが、こちらも私が訪れるのは初めてです。

1962年に建てられた尼崎市庁舎(尼崎市役所)に比べると、こちらは落ち着いた感じです。外観的には尼崎の方がはじけた面白さがありますね。円筒部分は議場です。

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1階はピロティやバルコニーが巡らされ、クラシカルです。

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内部で特徴的なのは市民ホールで、ここだけは独特の雰囲気です。

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照明のデザインが素晴らしいです。
アルミ箔仕上げという天井との組み合わせも絶妙。

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村野建築ではよく見られる螺旋階段です。

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手すりのカーブは優美ですが、遊び心などはあまりないようです。
下階の眺めの方が良いです。

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再び外へ。
マンタのようなキャノピーがユニークです。これは面白い!

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この眺めは日本離れしている気も。

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川の向こう側に渡ってみました。
実に不思議な、しかし印象に残る眺めです。
やはり村野藤吾は只者ではないですね。

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鮒鶴京都鴨川リゾート

2014-08-20 23:04:52 | 近代建築

8月は「洋風建築めぐり講座」がお休みということもあって、有志で京都の五条にある「鮒鶴」さん(鮒鶴京都鴨川リゾート)でフレンチのランチと建築めぐりを楽しんできました。

「鮒鶴」は明治3年に仕出し屋を創業したのがはじまりだそうです。

今回も既にmayumamaさんが詳細なレポートをブログにアップされているので、説明はそちらをご覧ください。mayumamaさん、よろしく~。
で、私はほぼ写真のみのアップです(汗)。

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お料理は、味良し・器良し・盛り付け良しで、素晴らしかったです。
値段もリーズナブルでした。

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食後は館内建築探訪をさせて頂きました(お店の方のガイド付き)。
蛇腹扉&手動運転の超レトロなエレベータに感激!
停止位置も寸動で微調整されるようでした。

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4階&テラスです。

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お店のスタッフは若い方が多いようでしたが、全てにおいて丁寧で感じがよく、もてなしの心が実に素晴らしかったです。


尼崎市庁舎 村野藤吾 外観編

2014-08-14 11:33:17 | 近代建築

この盆休み、次男のクラブの試合などもあって家族旅行は2年連続でなし(キャンセル)となりました。残念というか巨額の出費を免れたというか・・・(笑)。息子たちも大学1年・高校1年となり、運動部やサークル活動で忙しくなり、家族そろっての旅行もますます難しくなってきました。

で、この夏は遠出はなく、近場をウロウロしています。
テーマは一応、村野藤吾建築探訪で、まずは尼崎市庁舎(1962年/1984年(増築))を訪れました。平日なので内部も心置きなく見ることができます。

低層棟と高層棟です。
低層棟は池の中に配置されています。

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「村野藤吾 建築案内」(TOTO出版)によると、”折れ壁、板状の梁や柱、バルコニーなどが組み合わされた繊細な立面は、P・ジョンソンやM・ヤマサキの影響が指摘されてきた”とのことです。確かに柱や壁面を眺めていると楽しいです。

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白く塗装された柱などがリズミカル&軽やかです。

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柱や装飾が生み出す陰影も良いです。

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低層棟から高層棟へリズミカルに繰り返される柱や窓まわりのデザインがとても印象的です。

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渡り廊下で結ばれている議会棟。
パッと見には体育館のようにも見えますね(笑)。

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下図で、左上が高層棟、左下が低層棟で、右側の細長い六角形の建物が議会棟です。この議会棟の配置と形状は珍しいですね。

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議会棟の両端にも池が配されています。

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このバルコニーの用途は何なんでしょうね。
ちょっとした気分転換にここで佇むとか?

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高さ方向の中ほどにあるデザインがユニークで、いかにも村野建築といった感じがします。
この眺めを見ても、形状も単純ではないことが分かります。

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ガラスブロックを用いたこの部分がアクセントとして効いています。

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前掲の参考本には、”3棟は、さまざまな意味で表情の相違が対比し合うが、柱の両端に開口を配するという点では共通するのが巧みなやり方だ”とありました。なるほど!

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※以下、インテリア・ディーテール編に続く予定。


レトロな市場の美しい喫茶 「荒神カフェ」 (清荒神)

2014-08-12 09:45:41 | レトロ喫茶、純喫茶

昨日、尼崎・宝塚の村野藤吾建築を探訪した後、清荒神にある「荒神カフェ」という喫茶店に行きました。前日にネットで検索して見つけたお店です。

清荒神で意識して下車したのは初めてでしょうか。駅前にレトロ感いっぱいの市場がありました。

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お目当てのカフェは、この左手にある参道を入ってすぐのところにありました。
なかなかインパクトのある眺めです。

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そして店内に入ると・・・
何ということでしょう!
光あふれるとても美しい空間が広がっており、ピアノもありました。

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植栽、ステンドグラスのランプシェードも実にいい感じです。
床やイスも含めて、カラーリングも素晴らしいと思います。

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私は左手奥の席に座ることにしました。

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オーダーはアイスコーヒーとバナナ・パウンドケーキにしました。
コーヒーは深い香りで美味しく、ケーキ皿のチョコレートソース(?)がおしゃれです。また、小皿にチョコレートクッキーも添えられていて、これもおいしく頂きました。

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席からの眺めです。植栽がシルエットになっているのもいいですね。

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ビューティフル!

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この壁の飾りも面白いですね。

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こちらのテーブルは脚がバラになっています。カラフルな灰皿とハート型の赤いシュガーポットも合わせてデザインが素晴らしいです。

「荒神カフェ」さんでは、時々ライブを開催されているそうです。
もうちょっと自宅から近かったら行くんやけどなあ。。。
この日も店内には「Fly me to the moon」「Love」などの曲が流れていました(CD?)。ヴォーカルは若い女性で、ライトな感じのアレンジでしたね。

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「荒神カフェ」さんは美しくセンスにあふれた素晴らしいお店でした。
ぜひ一度訪れてみてください。

オープンされて2年半とのことでしたが、レトロな市場の一画にあるということで、レトロ喫茶のカテゴリーに入れさせて頂きました。