ひろの東本西走!?

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西高校「3000人の吹奏楽」練習

2007-06-23 22:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

明日(6/24)、京セラドーム大阪で開催される「3000人の吹奏楽」に出場する大阪市立高校合同チーム(バトン・吹奏楽?)の総仕上げの練習が西高校で行われました。ちょうど一年前にも当ブログで紹介しましたね。

朝から暑かったこの日、午前中の少年サッカー見学&ちょこっとお手伝いだけでバテバテ。暑いとはいえ梅雨の合間の探訪日和ではあったのですが、日頃睡眠不足&疲れ気味ということもあって、今日はエイ・ヤーで休養日と決めこみました。昼ご飯を食べた後は昼寝で惰眠をむさぼろうと思ったのですが・・・ウトウトしただけで眠れない。。。
結局、起き出してバルコニーから吹奏楽の練習を眺めました。

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音を出しての練習はラストの1時間のみです。 
最初はサックスの音で始まったようです。なじみのある印象的なメロディなのですが、曲目が分からない(^_^;分かったのは、最後の方の「輪になって踊ろう」(V6)だけでした。今年も何回か陣形が変わるのですが、基本的に左右対称の陣形でした。星形は綺麗ですね。移動後の陣形が整うのと曲の終わりがそろうよう、何度も区切りながらの練習が続きました。これがなかなか大変そうでした。

バトン&ダンスチーム(?)は色とりどりの傘、ランドセル!にポンポンとなかなかユニークな小道具を使います。今年の最後の決めポーズは、右足をすっと広げて楽器を高く掲げる見事なものでした。ここではやっぱり金管がカッコイイですね。

皆さん、明日の本番、頑張ってください。

※読了本は色々あるのですが、いざ感想を書こうとすると筆が進まない・・・。

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リンダ リンダ リンダ(映画)

2007-06-18 23:19:50 | 映画

Lindalindalinda1 リンダ リンダ リンダ(DVD)
★★★★☆~★★★★★’:90~95点

良かった~!日本映画の傑作です。
青春の1ページを鮮やかに切り取った(という表現は陳腐で嫌なのですが)素晴らしい作品と言えます。基本的に元気でピュアな青春映画が好きなこともあり大絶賛。採点が甘くなるのも仕方ないですね。

実際には何にも起こらなくても何かがありそうな気がする高校の文化祭。メンバーのケガがきっかけで本番目前で仲間割れした軽音楽部の女子バンド。彼女たちの本番とその直前の数日間、微妙に揺れ動く心と熱気を描く。

とにもかくにも、主演の女子高生4人組のキャラクターが素晴らしい(詳細後述)。

時々ドキュメンタリーのようにも思える作り方、セリフ。無言のシーンも妙に印象的。あちこちにクスリと笑えるシーンがあるのも良い。

◎印象的だったシーン(順不同):

・カラオケ店でのソンと店員のやりとり。ドリンクを頼まないと歌えないと言う
 店員に対して一歩もひかないソンちゃん。日本語が不得手なのもいい味に。
 教室での韓国文化の展示(?)。先生の熱心な指導の元で、やる気無さそうな
 姿が面白い。

・留年した(軽音楽部の?)先輩女子生徒(山崎優子)が文化祭当日、屋上で
 「漫画喫茶」をやっている。「漫画喫茶」というよりも、仲間がみんな卒業して
 つるむ相手もいないので、漫画を読みながらフケっているといった感じですが、
 髪を染めてスカートの下に赤いジャージを履いた雰囲気が抜群。仲間が卒業
 してしまった寂しさ、しかし、安易に群れることに対するアンチテーゼ?

 「恵が最初の客だよ。何か飲む?」
 ハスキーないい声です。

・バンドでブルーハーツをやることにしたと言ったときの皆の反応。
   「おー、いいねえ」 とか 「おー、やるじゃん」
 私はブルーハーツのファンではなかったのですが、何となく分かるなあ。

・夜の部室で隠れて小さな音での練習。ちょっとドキドキして、めっちゃ楽しくて。
 それを見つけたいつもは頼りなさそうな顧問の先生も良い。翌日、「あいつらに
 言ってやれ。こそこそしなくていいぞ」

・深夜の屋上で車座になってのダベリ。飲み食いしながらの泣き笑い。
 みんな胡座ポーズでの練習やだべりが決まってます。

・教室に呼び出されての告白シーン。
 そうそう、今は男の子(松山ケンイチ)よりも仲間やね、ソンちゃん。

・深夜の体育館にふと足を踏みれたソン。舞台に上がり、無人の観客席に向か
 って熱~い”一人メンバー紹介”。交わした言葉は少ないのですが、彼女は
 仲間のことを実に良く分かっていました。素晴らしいシーンです。

・4人娘の爆睡姿。みんな死んだように寝ている。爆睡=若さやね。
・「なんだ。ソン、友達いるじゃん」と、韓国人の小さな女友達。
・ソン「誘ってくれてありがとう」 恵「仲間に加わってくれてありがとう」
・男子バンドの本番ステージ。最前列で数名が盛り上がっているが、超閑古鳥。

・スタジオで寝過ごしてしまいステージに来ない4人娘。仕方なく(?)、指を怪我
 したバンド仲間の萌(湯川潮音)がか細いながらも素晴らしい高音の歌声を聞か
 せる。徐々に集まってくる観客。一人でやっても面白くないと言っていた留年
 先輩も弾き語りを始める。そして、二人の共演。

・最後のステージが素晴らしいのは勿論ですが、4人が顔を見合わせたときの
 表情が最高。

などなど。

ドラムの響子(前田亜季)   :恋に恋するような彼女が一番オーソドックスな娘かな?
                  「言えなかった・・・」との照れながらのセリフが可愛い
                   らしかったです。
ベースの望(関根史織)    :無口でおとなしく恥ずかしがり屋。一見気も弱そうだが、
                   実はしっかりしていて(幼い弟が3人もいてしっかり
                   せざるを得ない?)、練習や買い物のときのメンバー
                   に対する指示は冷静で的確。
                   4人の中で一番印象的だったが、プロのベーシスト
                   とはビックリ!素晴らしい演技&表情でした。
ヴォーカルのソン(ペ・ドゥナ):韓国からの交換留学生。お世辞にも可愛らしいタイプ
                  ではないのだが、次第にキュートな魅力が満開。
キーボードの恵(香椎由宇) :美人で怒りっぽいが、実は優しい心の持ち主。
                  凛子(三村恭代、大人っぽい美人)との静かで熱い
                  ライバル心も見所。
                  香椎由宇さんは売れっ子ですが、この作品の彼女が
                  一番素晴らしいです。

この映画の魅力はとにかく見ないことには伝わりません。断固支持&必見!

どなたかのブログorホームページにも書かれていたのですが、雨のシーンに「台風クラブ」を、もぐらたたきゲームに「翔んだカップル」(切なかったなあ・・・)を思い起こしました。

※望役の関根史織さんがミュージシャンというだけで驚いたのですが、何と、留年
  女子学生役の山崎優子さんも、ロックバンド「ME-ISM(ミーイズム)」のボーカ
  リスト&ギタリストだそうな。ひゃー、かっちょいい!

◎参考ブログ:
    ようこそMr.G
    It's a Wonderful Life
    かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
    カノンな日々
    [混]ミックスランチ
    哲0701の日記
    たましょくブログ
    雲のゆくえ


渡邊ビル(浜松町)

2007-06-15 23:58:00 | まち歩き

ちょっと割り込み記事が続いていましたが、東京おのぼりさん日記の続きです(いつまで続くねん!?)。5回目(?)ですが、まだ2日目の朝です。

従姉妹の挙式当日は雲ひとつない快晴となりました。式は午後からなのですが、あまりの天気の良さもあって、単独でまずホテル近くの早朝探訪を敢行し、JR・浜松町駅前の渡邊ビルへ。

残念ながら朝早すぎて、建物の殆どの部分が高架の陰でした。全体的にはスクラッチタイルに覆われて割とずんぐり&がっちりしたプロポーションなのですが、玄関回りは淡い緑色のタイルや小さなステンドグラスでデザインされ、ビューティフルです。また、正面の上下2ケ所にある各6個の出っ張り装飾(? こういうの何と呼ぶんでしょうね?)が口を開けた猛獣の顔のように見えて面白かったです。

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このあと電車で新橋へ移動。駅のそばの鉄橋・高架を支える柱の柱頭部分などがクラシカルに美しく装飾されているのに気づきました。なかなか凝っていてゴージャスです。ブレースというのかな、これも味わいあり。昔からあるオリジナルのままなのでしょうか?それとも、レトロ・モダンデザイン?今どき、わざわざこんな手間のかかることはしないかな・・・。

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講演会&見学会「石垣が織りなす町並み」(その2)

2007-06-13 23:32:55 | まち歩き

講演会&見学会「石垣が織りなす町並み」の続きです。

三宅先生のお話で印象に残った内容を書こうとしたら殆ど全部なので、エイヤーで箇条書き的にピックアップしました(順不同)。

 ・昔から文人や芸術家が六甲の住宅地風景を花崗岩の白さで表現。
 ・映画でも夏場に雪のシーンを撮影するのに六甲山がロケ地に選ばれたとか。
  そういえば、子供たちとハイキングに出かけたロックガーデンなどは”白い”
  イメージがありますね。ちなみに生駒山系の花崗岩はグレーだそうです。
 ・特に、東京方面から来た人にとって、関西の石は明るく感じるらしい。
 ・”御影石”は花崗岩の総称として代名詞的に使われることが多いが、その
  本場ものが、観音林(住吉・御影)の裏山の荒神山産のもの。
 ・三宅先生の幼少時の原風景では、石垣の色はピンク色に思えたそうで、
  これは、六甲山の花崗岩に共通して含まれる桃色・淡紅とも呼ばれる
  長石の発する輝きであろうとのこと。

 ・石を使って街の色を統一することも。
 ・スコットランドの町・アバディーンでは、建物の外壁にはグレーの(地元では
  これをシルバーと称する)花崗岩しか使ってはいけない。新しい建物も
  花崗岩の粉を吹き付けたり?
 ・石垣の目地にあたるすき間はエコロジカル。
 ・最近は石垣の水抜きに塩ビパイプで排水する事が多いが、そこにツツジや
  サツキを植えたり。
 ・風土が作り出す子供たちの遊び場----”サワガニ釣り” etc.
 ・歩く、見る、触る
 ・石垣と生け垣(とくに関西ではカイズカイブキが多い)
 ・あばれ積み、鏡積み、崩れ積み、野面積み、玉石積み  etc.

 ・このあたりの土地には、大水害や台風などの際に流されてきた石が多数
  埋まっている。造成すると石がゴロゴロ出てくる。
 ・出てきた石を利用して石垣を作る。
 ・現在は、商品としての地場石材の産出はなく、流通もない。
 ・”石垣バンク”の利用。

などなど。書き出したらきりがありませんね。

講演会の後は周辺住宅地の”石&石垣”見学会となったのですが、要所要所での三宅先生の解説が非常に参考になりました。近くの公園の石垣は地元の小学生たちと積んだとのこと。

圧巻は広大な敷地の大林邸界隈の石垣、門柱でした。様々な形・大きさ・積み方のオンパレードでした。これは凄い!一個一個周囲を削り落として丸みを持たせものもありました。

帰り際に見た御影駅前の工事現場には巨大な石がゴロゴロころがっていました。それはそれは見事。

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講演会&見学会「石垣が織りなす町並み」

2007-06-10 23:14:41 | まち歩き

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土曜日の午前中は時折、激しい雷雨になりましたね。土曜サッカーは生徒・コーチだけでなく、我々もずぶ濡れでした。午後は晴れ間ものぞくようになり、私は御影の旧乾邸(渡辺節設計の名建築邸宅)で開かれた「石垣が織りなす町並み」-「石」から見た阪神間住宅地の景観-という講演会&見学会に参加しました。

これは、<旧乾邸>活用応援倶楽部が主催する「名建築でまなぶ六甲山麓の文化(連続講座・第8回)」の1つで、内容は下記をご覧ください(主催者資料を転記)。

  石垣が織りなす町並み
   -「石」から見た阪神間住宅地の景観-

阪神間の代表的住宅地のひとつである住吉山手・御影を歩くと、花崗岩(御影石)で造られた石垣が特徴的な景観要素であることに気付かされます。今回は、阪神間の住宅地を特徴づける「石垣」に着目した阪神間の住宅地の景観、そこで培われてきた洋菓子や下町のお好み焼き店まで幅広いフィールドにわたる研究者を講師に迎えて、町並みや文化について考えます。講師のガイドにより、会場周辺の見事な石垣景観を見学します。

  講師:武庫川女子大学生活環境学部生活環境学科 三宅  正弘 准教授

※明日は5時起きで埼玉県の工場に日帰り出張のため、本日は写真の
  前半分のアップと簡単な感想のみに留めます。

まち歩きや建築探訪などでしばしば訪れる芦屋や御影は豪邸が多く、石垣や生垣も凄いなあとずっと思っていました。何せ、建物の形が外から全く見えないお宅が多数ありますので。しかし、石についてまとまった話を聞いたのは初めてで、とても勉強になり楽しかったです。講師の三宅先生の軽妙洒脱なお話は最高でした。まさか、講演がケーキの話から始まるとは!

以下、写真ではとりあえず、石垣や生垣のスケール感・ボリューム感をお楽しみ下さい。

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(以下、続きは別途です・・・)