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手数料ゼロ、ディスカウント価格でお得に株を買う方法

2017年06月26日 06時09分37秒 | 株式
お得に株を買う方法
上場株式を手数料ゼロで、しかも前営業日終値より数%ディスカウントした価格で買える手法があるのを、ご存知でしょうか?その方法とは「立会外分売」です。

立会外分売
立会外分売とは、売買立会時間外(取引所などの取引時間外)で、大株主などの大量の売注文を、多くの投資家に分売する方法です。 投資家数の拡大や、流動性の向上などを目的に多数の銘柄で実施されております。

立会外分売の3大ポイント
・分売による株式購入手数料は0円!手数料はかかりません!
・分売実施前営業日の終値から数%ディスカウントされた価格で購入できます!
・株主数を増加させることを主な目的として実施する銘柄の中には、将来的に「市場替」や「指定替(昇格)」が期待できる銘柄もあります!具体的には、企業が立会外分売の実施を発表します。発表する内容は、下記の6つです。

1. 分売予定株式数
2. 分売予定期間
3. 分売値段 分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定します。通常、数%ディスカウントされた価格になります。
4. 買付申込数量の限度 買付顧客1人につき ○○○株(売買単位: ○○○株)
5. 実施取引所
6. 実施の目的

注目ポイントは、「4.買付申込数量の限度」、「6. 実施の目的」の2つです。「市場替」(東証ジャスダック→東証1部、東証マザーズ→東証1部など)や「指定替(昇格)」(東証2部→東証1部)などを目的とする場合は、株主数を上場基準に満たすために、最低売買単位を限度にすることが多く、また目的も、「市場第一部への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るために行うものであります」などと記載されるケースが多いようです。

立会外分売の相場への影響
大株主の売却なので、短期的には需給の悪化を嫌気して売られるケースが多いですが、その目的が「市場替」や「指定替(昇格)」の場合は、その後の流動性向上・投資家層の拡大を期待して、株価が上昇するケースもあります。

立会外分売なら、どんな銘柄でも儲かるわけではないですが、立会外分売の目的などを良く確かめて、銘柄を選別すれば、手数料ゼロでしかも前営業日終値より数%ディスカウントした価格で買える「お得に株を買う方法」と言えるでしょう。

申込・約定方法
例えばSBI証券の例で、ご説明しましょう。立会外分売のページに、その時点で立会外分売を取り扱っている銘柄の一覧が掲載されています。この中から、分売の目的などを確認し、今後値上がりが期待出来そうな銘柄を探し出します。

銘柄が決まったら、立会外分売の申し込みを行います。売実施日前営業日18:00~分売実施日8:20までの間に、「立会外分売」取引画面から申し込みます。
注意ポイントとしては、立会外分売は、全て確実に約定するとは限らないことです。申込株数が分売予定株式数を上回った場合は、比例配分・抽選によって約定者を確定いたします。だから、9:00前後の「約定」通知・「保有証券一覧」への反映をチェックする必要があります。
(文:藤本 誠之)

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