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「メタバース」に巨額投資、グリーが描く青写真 ザッカーバーグ氏も力を入れる注目分野で勝負

2021年10月31日 06時48分59秒 | メタバース
© 東洋経済オンライン グリーはメタバースの早期実現を目指している。写真は、事業を担う子会社のリアリティ社が2021年8月に期間限定で公開した3Dの仮想空間(写真:グリー)
 ゲームに次ぐ、新たな収益柱を作れるか。モバイル向けのゲームなどを手がけるグリーが、「メタバース」と呼ばれる仮想空間事業に本格参入する。子会社を通じて今後2、3年で関連のエンジニアを200人以上採用するなど、総額で約100億円の投資に踏み切る。

 メタバースとは、インターネット上の仮想空間のこと。アメリカのSF作家、ニール・スティーヴンスンが著書『スノウ・クラッシュ』の中でインターネット上の仮想世界の名称として使用し、近年、IT・ネット業界でこの言葉がさかんに飛び交うようになった。

フォートナイトが示した可能性
 メタバースは一般的に、自身のアバター(分身となるキャラクター)を介して行動したり、ほかの人々と交流したりするデジタル上の空間を指す。

 その代表例が、アメリカのエピックゲームス社が手がける「フォートナイト」。2017年にリリースされ、累計登録者数が数億人に上る対戦型オンラインゲームだが、今やその人気はゲームの領域にとどまらない。

 フォートナイトは新たな試みとして、ゲーム以外のモードの展開にも力を注ぐ。例えば2020年4月に開始した「パーティーロイヤル」モードでは、仮想空間内でアバターになった有名ミュージシャンのライブを定期的に開催。ユーザーは友達と一緒にアバターを介してフォートナイト上の会場におもむき、ライブを鑑賞できる。

 また、仮想空間内でアバター同士がサッカーや釣りをしたり、映画鑑賞したりすることも可能だ。こうした新たな楽しみ方がユーザーの間で一気に広がり、コミュニケーションの場としてメタバースの可能性に大きな注目が集まるようになった。

 今、世界中のIT関連企業がこうした仮想空間に商機を見いだしており、日本のグリーもその1社。スマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリの開発・運営を手がける子会社・リアリティを通じ、今後メタバース事業に本格参入する。

 このライブ配信アプリ「リアリティ」では、利用者はアバターを使い、いわゆる「Vチューバー」として顔出しせずに雑談やゲームプレイ動画のリアルタイム配信を行える。視聴するだけの利用も可能で、視聴者は配信者にコメントしたり、有料・無料のギフトを贈り配信を盛り上げたりすることも可能だ。

 このサービスを入り口に、その中身をメタバースとして進化させていくのがグリーの考えだ。

 同社は2021年8月に開催した決算説明会で、リアリティ社の事業名称を従来の「ライブエンターテインメント」から「メタバース」に変更すると発表。目指す仮想空間の実現に向けて、エンジニアの増員などを中心に100億円規模の投資に踏み切る計画も明らかにした。

3D空間に店を出せる
 グリーが目指すメタバースとは、はたしてどんな空間なのか。 

 アバター名「DJ RIO」氏こと、グリー本体の取締役も兼任する荒木英士・リアリティ社代表は、「アバターを使ったリアルタイムのコミュニケーションができる3D空間にして、そこでは希望者が店を出せるなど、ユーザーがコンテンツに手を加えられるようにしたい」と話す。

 さらに、個人が自分でデザインしたものを売ったり、英会話教室を開いて収益化したり、自由に営利活動を行える仮想空間を目指すという。リアリティ社はその実現に向けすでに動き始めており、「メタバース空間に完成系はないが、今後1、2年で目指している空間をある程度形にしたい」(DJ RIO氏)。

 グリーの現在の経営の柱はスマホゲーム。広告・メディア事業や先述したバーチャルライブ配信アプリなども手掛けるが、直近の2021年6月期の経常利益(53.7億円)の大半はゲーム事業が稼ぎ出している。

 しかし、ヒット作の有無に左右されやすいスマホゲーム事業は浮き沈みが激しく、グリーは今後の成長を牽引する新たな収益柱の育成を迫られている。

 先述のバーチャルライブ配信アプリ「リアリティ」はすでに世界60以上の国・地域で展開する。ただ、配信者が得た有料ギフトの換金手数料やアバターの販売などで収益化を進めているものの、黒字化には至っていない。

 DJ RIO氏が語るようなメタバース内の経済圏を仮に実現できれば、さまざまなコンテンツの取引に必要な専用通貨の発行手数料収入などが舞い込むだろう。利用者が増えれば、プラットフォーマーとして安定的な収益を得られる可能性も出てくる。

国内外の大企業が続々参入
 メタバースは世界的な注目テーマとなりつつあり、IT業界の巨人たちも動き始めている。

 アメリカのフェイスブックは社名を「メタ」にすることを発表するなど、メタバース構築に本気だ。2021年10月に開催した第3四半期の決算説明会の席上、メタバースなど拡張現実や仮想空間への戦略投資が2021年だけで100億ドルに上ると説明。また、ヨーロッパではメタバースに関連して、今後5年間で1万人の人材を新たに雇用する。

 10月29日に同社が行った発表会によれば、メタではVRヘッドセットを用いてメタバースを提供する。まずはプラットフォームとなる仮想空間「ホライズンホーム」を導入。ここでは友達と一緒に動画を見たり、ゲームやアプリの世界に移動して遊んだりすることができるようにする。また、年内にはメッセンジャー機能を強化し、VRヘッドセットの中でやりとりできるようにする。

 DJ RIO氏は、こうした世界的な大手が手がけるメタバースとグリーのメタバースとでは、共存共栄ができると見る。

 「みんながSNSを趣味嗜好などで使い分けるように、メタバースのコミュニティーも共存が可能だ。当社は日本のアニメのようなビジュアルのアバターを特徴としているほか、誹謗中傷などの規制を強化し平和的な空間を作りたい」(DJ RIO氏)

 世界のIT企業の間で仮想空間ビジネスへの注目が高まる中で、グリーのメタバース構想は思惑どおりに実現するか。新たな収益柱育成の挑戦は始まったばかりだ。
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「自分が正しい」と主張すると貧乏になる!?

2021年10月26日 06時26分07秒 | お役立ち情報
会社勤めを通じて、あなたが将来目指すものは何でしょうか。それを考えたとき、上司と衝突しても何も生まないでしょう。仮に局地戦で負けても、人生トータルで勝つことが重要なはずです。
ダメなフロント係と優秀なフロント係の違い
あなたがホテルを予約してチェックインしようとしたとき、「お客様のお名前では、予約は承ってないようですね」という事態になったとします。当然あなたは「いや、予約したはずです」と抗議をするでしょう。こんなとき、ダメなフロント係は、こんな対応をします。
フロント「(予約帳をもう一度見て)申し訳ございません。やはりお名前は見当たりません」

あなた「おかしいな。確かにネット予約したのに。ほら、ここに確認メールが……あっ、月を間違えていた!」

フロント「さようでございましたか(ほ~ら、私たちが間違えるわけないだろう)」

フロント係の心の声が聞こえるような対応に、あなたはバツの悪い思いをするでしょう。そして次からは、このホテルに行く気がしなくなるかもしれません。

しかし、優秀なフロント係なら、予約帳の再確認をして本当に顧客の予約が見当たらなかったしても、すぐに次のような対応をします。

「申し訳ございません。私どもの手違いかもしれません。すぐにお部屋をご用意させていただきますので」

客と自分のどちらが正しいか。そんな議論をしたところで、意味がないと知っているからです。もちろん、従業員にもプライドがあるかもしれません。ホテル側が悪いという事態は避けたいのは誰でも同じ。

しかし、自分の正当性を主張したところで、何も生まれません。それよりも、「どうすればリピーターになってもらえるか」という、ビジネス本来の目的にフォーカスした対応を常に考えているのです。

稼ぐ人はプライドよりも実をとる
稼ぐ人は、自分のプライドを捨ててでも、実を取ろうとします。つまり、よほどのことがなければ、自分が正しく、相手が間違っているという対応はしないのです。
例えば、高級レストランで、自分がオーダーしたものと違う料理が出てきたとします。仮に自分のオーダーの方が間違っていたとしても、ウエイターは「大変失礼しました。すぐに作り直してお持ちします」という対応をするはずです。

顧客の満足、そして、次もまた店を利用してもらうには、客の間違いを指摘しても、得られるものは何もないどころか、顧客を失うことにもなりかねません。

もちろん、こちらが圧倒的に不利になるとか、大きな損害を被る可能性があるなら、きちんと反論する必要があるでしょう。しかし、ビジネスの現場で何が本当に重要なのかを考えたとき、どちらが正しく、どちらが間違っているかをスルーさせたほうがよい場面も少なくないものです。

上司の間違いを指摘して没落する人
同じようなことは会社でも起こります。
上司「キミ、私が依頼したのは○○社のレポートだよ。これは違うじゃないか」

部下「えっ、△△社というご指示だったのでは?」

上司「何を言ってるんだ。○○社だよ!」

部下「しかし、このミーティングメモには△△社とありますが……」

そう、間違えていたのは、上司なのです。このように、上司と「言った、言わない」の口論をした経験を持つ人は少なくないでしょう。こういうとき、上司に見放されるのは、前述のように「自分の正しさ」を証明しようとする人です。それはただ、上司を不愉快にするだけ。

たとえ上司が間違えているとしても、ミスを指摘されて「いやあ、すまなかった」と言える度量がある上司は少ない。あなたの自尊心は満たされるかもしれませんが、上司部下の関係に前向きな力は生まれません。

それどころか、「いちいち面倒なヤツ」と疎まれて、仕事がやりにくくなることもあります。

確かに、条件交渉といった場面では必要になるかもしれません。しかし上司との関係で「本当に自分がトクするには、どうすればいいか」を追求したとき、証拠のメモがあったとしても、それをふりかざしたところで何の益もないことのほうが多いものです。

部下「申し訳ありません。私が聞き違えてメモしていたようです。メモをお見せして確認すべきでした。すぐに〇〇社のレポートを作ります」

上司はハタと、自分の間違いに気がつくでしょう。このとき、すでにあなたが「自分のミス」と発言しているから、上司は面子をつぶされないで済みます。

「いや、私もきちんと伝えていなかったかもしれん。では、よろしく頼む」と、あなたにも上司にとっても、穏便なところへ着地できる。

局地戦で負けても、全体を通して勝つことが重要
会社勤めを通じて、あなたが将来目指すものは何でしょうか。それを考えたとき、上司と衝突しても何も生まないはずです。
その場で上司に勝っても、長い目でみたら負けです。人生では、仮に局地戦で負けても、全体を通して勝つことが本当に重要なはずではないでしょうか。

文:午堂 登紀雄(マネーガイド)
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老後の生活費は29万円、貯蓄額は2160万円必要?

2021年10月22日 06時22分56秒 | 年金対策
老後の生活費として、貯金はいくらあったら安心できるのでしょう? 毎月いくら使う?老後資金の希望と現実とは?などをデータをもとにチェックしてみましょう。
年金や老後の生活費、貯蓄について、どう考えている?
老後の生活費がいくらかかるのか知りたい人は多いでしょう。そもそも老後は毎月いくら何にお金を使う?などの気になる老後のお金について解説していきます。
老後の1カ月あたりの生活費と準備しておきたい平均貯蓄額は?
最近ではすっかり忘れられた感がありますが、2019年6月に金融庁が「老後資金が2000万円不足する」と発表して多くのメディアで報じられたことを覚えているでしょうか?
当時、発表された概要は公的年金だけでは老後資金が足りないから、今から資産形成を自己責任でやってくださいというものでした。

その話題を取り扱うテレビ番組では、インタビューなどで答える人からは「今から2000万円を貯めるのは無理」「年金って100年安心プランだったんじゃないの?」「投資で資産形成をしなさいって言われても、リスクがあるし……」というようにネガティブな反応が支配的でした。

結局、この発表は撤回を余儀なくされましたが、ファイナンシャルプランナーである筆者からみると、至極、当たり前のことを発表していたという受け止めです。

ただ、今まで国も分かっていたのに、ひた隠しにして触れなかったことを、突然発表したことと、言葉足らずな点で概ね不評を買ったようですが、発表された内容については基本的に正しいことだったと考えています。

実際に多くの方がセカンドライフに関わる年金や生活費、貯蓄などについて、どう考えているのか見てみましょう。

金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査(2020年度)」で、老後の生活費や貯蓄に関して、アンケートによる全世代(20代~70歳以上)の平均額の回答が公表されています。

●老後のひと月当たり最低予想生活費:29万円

●年金支給時に最低準備しておく貯蓄残高:2160万円

実際にセカンドライフを過ごす60歳以上の方たちの回答を振り返ると1995年は27万円でした。その後2019年までの回答は25万円から29万円の間で推移しています。

1995年から約4半世紀経った2020年の回答もほとんど変わらない29万円という回答に驚きました。その間に生活費や消費税も上昇しているのに、最低予想生活費があまり変わっていないのは、あまり贅沢も言っていられないという、あきらめのような実感がこもった金額のようにも感じられます。

モデル世帯の年金額は平均22万496円
一方、厚生労働省が毎年発表している、モデル世帯における夫婦2人の年金額の2021年度の金額は1カ月当たり22万496円でした。
皆さんが想定している最低生活費(27万円)を年金だけで賄うのは厳しそうです。

皆さんが老後に望む生活水準は?
現役世代の皆さんは老後のひと月当たりの生活費として、いくら使うか、いくら使いたいか考えてみたことはありますか? 金額で何万円という額は頭に浮かばないかもしれませんね。
イメージしやすくするには、現在の生活水準を維持したいか、支出を下げて我慢するか、今よりゆとり生活を送りたいかと考えてみるとよいですよ。

現在、生活費25万円でやりくりしている家計の場合、次のように考えると大まかな老後の生活水準がイメージできます。

・現状維持:老後資金も25万円使いたいということになります。

・ガマンする:20万円前後か、それ以下の生活費になるかもしれません。

・ゆとりある生活を望む:現状の生活費25万円にプラス5万円か10万円、それ以上を上乗せした生活水準です。

老後の生活費、費目別に見るといくら?
総務省の「家計調査(二人以上の世帯)」(2021年2月分)によると、無職世帯(セカンドライフ世帯が多く含まれます)の1カ月の平均支出は次のとおりです。
●支出総額:244,757円

<内訳>

・食費:64,715円

・住居:15,295円

・水道光熱:26,252円

・家具、家事:8,403円

・被服費等:4,088円

・保健医療:15,609円

・交通通信:23,065円

・教育:361円

・教養娯楽:16,377円

・その他:31,145円

(主な内訳……理美容、おこづかい、交際費、嗜好品、諸雑費など)

・税金 社会保険料:39,449円

老後の生活費について、ある程度イメージできたでしょうか? しかし、単純にはいきません。老後の生活に対する備えの大きな落とし穴である「物価上昇」を、常に頭の中に入れておきましょう。

では、引き続き物価上昇によってどれだけ、皆さんの老後の生活が影響を受けるかを見てみます。

物価上昇があなたの老後を脅かす
物価上昇について特に注意が必要な点は、老後を迎えるまでにどのぐらいの「時間(期間)」があるかということです。
例えば現在35歳の人で生活費が25万円の家計の場合だと、老後の年金の受給が始まる65歳になるまで30年間という時間があります。

老後も現在の生活水準を維持したい場合は、単純に考えると25万円あれば生活ができると考えてしまいそうですが、そうはなりません。

65歳までの間に、物やサービスの金額が値上がりしていくことを想定しておく必要があります。今、25万円で手に入るもろもろのものが、毎年2%(日銀が目標にしている物価上昇率)ずつ物価上昇していくと、いくらになっているでしょうか?

老後の生活費を電卓で計算してみよう
物価上昇した場合の老後の生活費は、皆さんの電卓で簡単に計算できます。やってみましょう。
毎年2%ずつ物価上昇するということは、物の値段が1.02倍になっていくということです。数字のキーで「1.02」と打って、「×(かける)」のボタンを2回続けてチョンチョンと叩きます。続けて金額を「25」と打ち、30年後なら「=(イコール)」ボタンを連続で30回たたきます。まとめると、1.02「×」「×」25「=」「=」「=」……30回です。

電卓に表示されている数字が、今25万円で買えるものが、今後2%ずつ値上がりしていった場合の30年後の値段です。私の電卓では45万2840円になっています(電卓の四捨五入などの設定で若干異なる場合があります)。

では、実際の物価の動向と、期待したい年金はどうでしょうか?

物価が上がっても、年金収入は増えない
政府と日本銀行は経済政策の一環として、物価を毎年2%ずつ上げると目標に掲げて取り組んでいます。そうなれば当然のごとく皆さんの生活費などの支出の負担が増えることとなります。
このように国の思惑どおりとなれば、消費税などと異なり、その後、物価は毎年2%ずつ上がっていくことになります。会社員世帯などでそれ以上に所得が増えていく家庭や企業は喜べるのですが、最も打撃を受けるのは年金生活者です。

今、25万円の生活費でやりくりしている家庭の場合で、将来の年金が25万円もらえるとしても、生活は成り立たないということになります。現在25万円で買えるものやサービスは、物価が2%ずつ上昇すれば30年後には約45万円。約半分しか買えないということになります。そうなった時に生活費を20万円削れるでしょうか? 相当に厳しいですね。

年金額を抑制する「マクロ経済スライド」って何?
物価が上がれば年金も上がるのでは?という気もしますが、2004年の年金改正法案の成立によって導入された「マクロ経済スライド」という仕組みが障害になりそうです。
このマクロ経済スライドというのは、仮に物価が2%ずつ上昇したとしても、年金はその上昇率に対して0.9%差し引いた1.1%しか上げないというものです。

物価が今後30年間2%ずつ上昇したとしたら、現在100万円のものの値段は単純計算で60%アップの160万円になります。年金は、30年後でも1.1%×30年で33%しか増えないことになり、100万円が133万円になります。物価160万円と年金133万円では生活が厳しくなるのは目に見えています。

時間を味方につけて老後に備えよう
物価上昇にさらされた現実と、私たちの希望する生活水準、多くを期待できない年金のバランスは厳しいものになりそうです。「老後はまだまだ先のこと、何とかなるさ」とは、言っていられそうもありませんね。でも大丈夫! まだまだ時間があります。
このように環境が変わっていくと、個人での対策も必要になってきます。家計の収支バランスの見直しと改善・金融商品の上手な活用による財産づくりや、人生全体を見渡して賢くマネーバランスをとっていけば、これからでも十分に準備可能です。着々とマネーの知恵をつけながら行動に移すことでがんばっていきましょう。

文:平田 浩章(マネーガイド)
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お金持ちが教える!イライラを一瞬で消す3つの方法

2021年10月21日 06時47分15秒 | お金持ちの思考
お金持ちは「怒り」の解消法を持っている
富裕層は些細なことでいちいち怒ったりはしません。
とはいえ、そうすぐに割り切れるものでもないという意見もあるでしょう。しかし、怒りの感情は、私たちの時間(つまり人生の一部)を奪ってしまうこともあるのです。

たとえば思い出すたびに腹が立つ、夜ベッドの中に入っても怒りがおさまらず、悶々としてなかなか寝付けない、といった経験をしたことがある人もいると思います。

そんな時間は何も生み出さないどころか、イライラしてストレスまみれになる行為です。そこで、怒りを感じたとしても、それをスッと消す方法論を自分の中に持っておくと便利です。

方法1. 思考からシャットアウトする
たとえば「考えてはいけない人のブラックリストを持つ」という方法。どこの世界にも自己中心的で不愉快な人間はいて、何度思い出しても腹が立つのですが、そんな人は自分の成長や成功にまったく貢献しない人です。
そんな人物のせいでイライラするのはバカバカしい。だから、「考えてはいけない人」のブラックリストを頭の中で指定しておくのです。

そしてふとした瞬間、その人を思い出してしまったら、即座に「コイツはブラックリストだ。考えてはいけない!」と、思考からシャットアウトするという方法です。

方法2. 文字にして怒りを吐き出す
あるいは、「議論で言い負かされてしまった」「上司の意見に反論できなかった」「交渉でやり込められた」「自分の意見を通せなかった」「自分は悪くないのに、自分のせいにされた」というとき。
後々までムシャクシャが尾を引き、「あのとき、こう反論すればよかった」「なぜ、ああ言えなかったんだろう」と、頭の中で反論がぐるぐると駆け回ります。壊れたレコードのように架空の会話が繰り返され、ほかのことがなかなか手につかなくなってしまいます。

そこで、腹が立つ相手に訴状を書くのです。といっても、実際に相手に送りつけるわけではなく、あくまで相手を訴えるという想定で反論文書を書く、という意味です。

たとえば、「あなたはそう言いましたが、私はそうは思いません。なぜなら○○だからです。それに、本来はこうあるべきですから、あなたの○○という発言は理解に苦しみます」といったように、自分が言えなかったこと、言い足りなかったこと、今考えうるベストな反論を訴えるかのごとく、全部吐き出してしまうのです。

ノートでもメモアプリでも何でもいいので、自分の思いのたけをぶちまけてしまえば、気持ちがすっきりして落ち着き、頭を切り替えてほかのことができるようになります。つまり脳内に溜まった「負の感情」というアカを吐き出す方法です。

方法3. 相手に過度な期待をしない
次に、「他人は自分の思い通りに行動してくれるとは限らない。むしろ思い通りにはならないことのほうが多い」という認識を持っておくことです。
怒りの感情とは、自分の期待とは違う言動をする誰かによって、引き起こされることがほとんどです。上司や部下、家族や友人に対しても、「自分はこういう期待をしていたのに、それとは違う反応・結果だから腹が立つ」というわけです。

そこで、「相手は所詮は他人。期待通りになるはずはない。だから自分の動き方を変えて、他人に依存しすぎない状況を作ろう」という姿勢で取り組むのです。

あるいは他人に何かをするときは、見返りを期待せずに、自分のためにやることです。「してあげる」という意識を捨てて、自分が嬉しいから、楽しいから、得をするから、という理由で行動すればいいのです。

そうしておけば、仮に期待とは違うことになっても、怒りでブルーな気分を引きずるという時間を減らすことができるでしょう。それは結果として、ストレスの少ない平穏な日々を過ごせることを意味します。

文:午堂 登紀雄(マネーガイド)
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お金持ちが実践する「稼ぐ子」の育て方とは

2021年10月20日 05時56分13秒 | 教育
本当の意味で自立した豊かな人生を送るために、小さい頃からどのような能力を磨いておけばよいのか。私が子育てにおいて重視している「稼ぐ大人になるための土台作り」についてお話します。
私が子育てにおいて重視しているのは、「稼ぐ大人になるための土台作り」です。

 

小さい頃から磨くべき能力は、「稼ぎ」につながる力
「稼ぐ」とは「人や社会の役に立つ」ということですから、世の中の問題を発見し、それを解決する能力が求められます。つまり、「課題発見能力」「新しいことに挑戦する姿勢」「問題解決能力」が必要です。
また、今までに成しえなかったことを実現させるから稼げるわけで、それは「自分の頭で考える力」「自己責任で判断する度量」「現状に甘んじないイノベーション志向」「困難にもめげず進める精神力」につながります。

さらに現代の子どもたちは、物心がついたころからインターネットがあり、スマートフォンなどのデジタルデバイスがあり、SNSがある時代ですから、「世界とつながる」ことが当たり前の価値観になっているでしょう。

ということは、文化や価値観が異なる人たちと「協創できるコミュニケーション能力」も必要で、彼らを率いたり束ねたり動かしたりする「グローバルなリーダーシップ」も求められます。その結果が、収入に反映されるわけです。

そして、これらの能力を高い次元で獲得できれば、人生で直面する大抵の問題は乗り越えられるし、人生に絶望するという場面も減るでしょう。

稼ぐ自信は生きる自信につながる
私自身、サラリーマンを11年(2回転職)、会社経営を6年経て、今は個人事業主として働いています。起業してからも紆余曲折だらけで、会社を作っては潰し、作っては潰しを何度も経験し、資産や収入がほぼゼロになったこともあります。
そこから復活してきたこともあり、どうすれば稼げるか稼げないかもわかります。だから今は何をやってもうまくいく自信があります。

この境地に至ったのは40歳ごろと遅咲きではあったものの、今は悩みも不安もなく、好きな仕事だけをし、好きな人だけと付き合い、毎日自由に過ごしています。

労働時間は1日2~3時間ですが売上は毎年右肩上がりで、若いころのような「手帳は真っ黒、でも通帳は真っ白」という状態から、「手帳は真っ白、でも通帳は真っ黒」になったのです。そしてここまでくると、もはやお金で何かを諦めるということがありません。

家政婦やベビーシッターを雇うこともできるので、時間すら生み出すことができます。友人や親、兄弟に頼らなければ困るという事態も起こらないし、防犯や災害時の備蓄も万全なため、近隣と気を使ってまで仲良くしなければならないということもありません。

さらに、稼げていれば他人から何を言われようと、どう思われようと気にならなくなります。私はこのようにネットでコラムを書いていることもあり、ときどき炎上することもありますが、まったく気になりません。

批判や非難を受けたとしても、「そんなに言うなら、あんたはいくら稼いでんの?」と返す余裕があるからです(もちろん実際にはそんなことは言いませんが)。

稼げるようになれば、学歴のことなど誰も気にしないし、稼ぐ自信は生きる自信になります。他人の目を気にしなくても、誰かに依存しなくても、独力で生きていくことができます。

「圧倒的に稼ぐ」能力は、生活基盤やメンタルを強固にし、楽しい”現在”と明るい”未来”だけにフォーカスする生き方を与えてくれるのです。

これこそ本当の意味での自立と幸福であり、自分の子にも目指してほしいと考えています。

参考:『1億稼ぐ子どもの育て方』著:午堂 登紀雄(主婦の友社)

文:午堂 登紀雄(マネーガイド)
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