敢えて苦労の道を選ぶ。
ダイヤモンド・オンラインに投稿された池田陽子さんの記事について
私が感じたことを書きます。
養殖カキ日本一の生産地広島で147年間のセンチュリーカンパニーがありました。
敢えて餌の少ない清浄な海域で牡蠣を育てるのです。
早くから、6次産業化(生産、加工、販売)を取り入れているのです。
江田島市のかなわ水産という会社です。
生食牡蠣を専門に生産されている会社です。
「なま食用かき指定海域」(清浄地域)の中でも
透明度が高い海域で牡蠣を育てておられます。
生活排水がない分、安全なのです。しかし、餌が少ない分育ちにくいのです。
お客様のニーズにあったものを生産されているのです。
1個2ドルの生食かきを自社の直営店で販売をされています。
この言葉(6次産業化)は、地域おこしのキーワードになるでしょう。
過疎(生活排水がない)故の特徴です。過疎を逆手にとっているのです。
素晴らしいのは、毎日の努力を怠らないことです。
牡蠣の殻をむきやすいナイフまで自社生産なんてできることではないし、
安全な商品を生産するためHACCPを取り入れて、人の手が触れない生産体制を
とられているのです。すべて安全(ノロ対策)な商品を生産するためです。
「もう、できました」って放ったらかしたらダメ。こうしたらよくなる、って
ずっと毎日やっています。....それでないと先頭は走れないわね。
かなわ水産の社長さんの言葉です。
言ってみれば、我がブログも6次産業化のようなものです。
毎日、新鮮なネタをみつけ自分なりの切り口で加工しています。
手を抜いたらだめなのです。
さて、地域おこしのキーワードについて。
6次産業化について書きます。
販売をするのは、顧客のニーズを掘り起こすために早くて正確な方法です。
一方、顧客のおしかりも受けるのです。
なにしろ都会生活がしてみたい地域の若者の生活体験になります。
そして気づくでしょう。我が町がどんなに素晴らしい地域であることか。
生活しにくい街で暮らすのが嫌でたまらないのです。
都会の人はノー天気にそれが良いと、羨ましいとまで言われるのです。
買う(使う)人の気持ちを直に聞くことが、ものづくりに真剣に取り組む
動機となるのです。
加工をすることで、街に出られない地域内にいる働き手の雇用にもつながるのです。
流通が、ナショナルブランドが悪いとは言いません。それも必要なことです。
各地域には特徴があるのです。
ある時、発泡スチロールの容器に入った雪ダルマを
プレゼントしていただいたことがあります。
送り元は北海道、送り先は横浜でした。
雪を知らない我が家の子供達は、雪ダルマを手で触り大喜びでした。
やっかいものの雪が喜ばれるのです。
顧客が求めるものの先を行かなければならないのです。
その工夫が地域おこしです。
人が来るのは、そこに住みたいからなのです。
それには、生活が成り立って行かなければなりません。
池田陽子さん、良い記事を読ませていただきました。
ありがとうございました。
ふくふくと 気持ちが軽く 頑張ろう
2015年12月26日
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