故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

どんでん返し

2023-11-28 04:09:14 | よもやま話

絵のタイトルは、「一日の終わり祝う」です。
あれこれ考え、もんもんと眠れませんでした。
朝焼けです。
先輩に電話をする。
よく眠れないんだと、寝惚け声です。
大丈夫だなと電話を切る。


今日のタイトルは、「どんでん返し」です。
ちゃぶ台をひっくり返しても、何にも起こらなかった。
周りの人が、扱いにくい人と警戒するだけでした。
宝くじに当たって、家のローンを払って、子供たちに幾分か分配し、後は残す。
こんな夢をみました。
3高の彼氏を射止めても、何か違う。
すべて、今の生活の延長線に幸せがあると信じる夢物語でした。

決して起こらない夢ではない。
現実的な「どんでん返し」を検証します。

「気づく」ことです。
自分は何者か知ることです。
自分探しの先に、「どんでん返し」は待っていました。
何度でも、「どんでん返し」ができることを知りました。

子供が増えるごとに、転職をして給料を上げる。
自分の時間給をあげるために、人を使う。
人を使い続けるために、コスパと仕事効率を上げる。
片時も休まずシミュレーションをし、本を読みアイデアを練り上げる。
金を持つと、金に使われるようになりました。

家族のために稼いだ金のせいで、家族を引き離すことになりました。
高いがゆえに人より早く家が買え、単身赴任で暮らしても十分な金がある。
寂しい時に、家族以外の人に相談できる。
年収の高い人は離婚率が高い。
年収の低い人は、鍋窯投げ合い、罵りあいながらも夜は同じ布団で寝る。
都会のエリートサラリーマンは年収1000万円です。
田舎は家族総出で、年収1000万円です。

コスパゼロのカフェをやり、
黒字を目指し、6次化(野菜を作り、料理をし、客に出す)を試す。
インターネットで集まった客のピークカットをするために口コミに挑戦する。
一組だけの予約客に、酒は持ち込み、冷蔵庫の在庫でお任せ料理を作る。

景色が見えないと、耕作放棄地の雑木を伐り草を刈る。
地域おこしは、巻き込むではなく分けるだと気づく。
田舎の余り物(耕作放棄地に眠る果物、猪肉と捨てる雑魚)を都会の捌ける友人に送る。
最初は迷惑顔で驚く友人も、多すぎる果物を家族と手分けして捌く。
おかげで夫婦円満の機会ができたと、田舎に酒を送る。
届いた酒を耕作放棄地の持ち主と酌み交わす。

気持ちが変わる。
借金しない程度、金があればよい。
夜明けとともに服を替え畑に出て汗をかく。
病院にたまには来いと医師に叱られる。
使う人も頼る人もいないから、自ら掃除をし洗濯をする。
未経験の料理だって、食べてくれる。

生まれたから生きると気づくまで、時間がかかりました。
長生きするわよと娘に背中を押される。
次の「どんでん返し」が待ち遠しい。
私は、どうするだろう。

2023年11月28日
コメント
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