老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

413;希望・祈り

2017-09-21 20:50:54 | 老いびとの聲
 希望・祈り

朝陽は希望
祈りの夕陽
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412;度忘れな男がひとり

2017-09-21 18:06:20 | 老いびとの聲
 度忘れな男がひとり

眼鏡がない! と必死に探していたら
眼鏡をかけていた

腕時計を探していた
もう一つの腕時計があったので
左手首に腕時計をしようとしたら
腕時計を手にしていた
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411;二人で一人

2017-09-21 14:16:06 | 老いの光影
西瓜は誰にも渡さない、と西瓜を齧っているbeagle・gennki

 二人で一人

仲がよい夫婦がいる
家族は独身の長女が居て、朝8時過ぎに仕事に出かけ深夜まで仕事をされている働き者
(過労で病気にならないかと心配している)

夫は81歳で、再三脳梗塞に遭遇しながらも必死のリハビリで、杖をつき室内はどうにか歩いている(要介護2)
妻は80歳、財布や保険証を置いた場所を忘れながらも軽ワゴンを運転し買い物をしている(要支援2)

夫は「妻は頭が馬鹿で、俺は足が馬鹿」。
長女から「二人で一人」であり、日中は二人で助け合い暮らしている
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410;90歳を超えた老人の生き模様

2017-09-21 10:20:35 | 老いの光影
108歳の母親と85歳の長女

 90歳を超えた老人の生き模様
『日本経済新聞』によると、90歳以上の人口が9月15日時点で1年前より14万人増えて206万人となり、
初めて200万人を突破した。
総人口に占める65歳以上の割合は27.7%と前年より0.5ポイント上がり、過去最高を更新した。 

私はいま、34人のケアプラン(介護計画作成、介護相談)を受持ちをさせて頂き
そのうち90歳以上の方は12人おられ、35.3%も占めている。12人のうち男性は2人しかいない


90歳を越え、生き方、老い方は人それぞれである

108歳の女性 いまも元気に歩行器を押しながら、介助なしで用足しをしている

93歳の女性 3分前の出来事も忘れしまうほど認知症状が進んでいるけれども、衣類たたみを行っている

93歳の女性 両膝が痛く歩けなくなっても、長男嫁が近くに居ても大きな声で長男嫁の悪口を言っているだけで、何もしていない

90歳の女性 脱水症から寝たきりになり、いま寝たきりから歩くことにチャレンジしている

93歳の女性 息子と二人暮らしで、日中は独居状態となるも、ベッドから起きポータブルトイレで用足し、居間まで歩行器で移動し息子が用意した昼食を摂る。左右の大腿骨を骨折しても歩いている

93歳の女性 両膝に手を当て散歩をしている。いまも米を炊き味噌汁を作っている。おかずは長男嫁が母屋から運んでくれ、長男嫁とは仲がよい。

93歳の女性 込め、味噌汁は自分で作っているが、長男夫婦との折り合いが悪く、そんな婆さん。長男嫁が母屋からおかずを運んできてくれても「不味い」と云ってしまう。感謝知らずの婆さんだけに損な婆さん(本当はおかずを持ってきて欲しいのだが素直に云えない)

91歳の男性 90歳まで軽トラックの運転をしていたが、もうこれ以上運転は危ないということで、長男は軽トラックの鍵を預かった。長男夫婦と買い物に行くことが楽しみ。おカネを貯めることが趣味。

95歳の男性 前立腺癌、心疾患など複数の疾病を抱え、膀胱留置カテーテルに足を引っかかり転倒しながらも週4回デイサービスを楽しんでいる。長男夫婦からは疎まれながらも生きている。


こうしてみると、90歳を超えても女性の方が「強い」。女性は「強くいきなきゃ」だめ、と言いながら歩行にチャレンジされている。 
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409;上手な介護サービスの活用処方 第10話「認定調査の項目」⑧

2017-09-21 02:35:52 | 上手な介護サービスの活用処方

 上手な介護サービスの活用処方 第10話「認定調査の項目」⑧

2-7 口腔清潔(介助の方法)

1.介助されていない
2.一部介助
3.全介助

ここでいう「口腔清潔」とは、歯磨き等の一連の行為のことで、
「歯ブラシやうがい用の水を用意する」「歯磨き粉を歯ブラシにつける等の準備」「義歯をはずす」「うがいをする」等のことである


1.「口腔清潔」の介助が行われていない
2.一連の行為に部分的に介助が行われている場合をいう
・見守り等(「確認」「指示」「声かけ」)が行われている場合も含まれる
・歯みがき中の指示や見守り、磨き残しの確認が行われている場合を含む
・義歯の出し入れはできるが、義歯を磨く動作は介護者がおこなっている場合も含む

口腔清潔の一部介助は、上記の通り、介護者が歯ブラシや水を用意(準備)するだけで、「一部介助」になる

3.「口腔清潔」の全ての介助が行われている場合をいう
・本人が行った箇所を含めて、介護者がすべてやり直す場合も含む
・介護者が歯を磨いてあげ、口元までコップを運び、本人は口をすすいで吐き出す行為だけできる場合は、「全介助」になる


洗面所の誘導は含まない
口腔清潔のとき洗面所を汚した際の掃除は含まない
義歯にポリデント等使用している場合は、口腔清潔に含む

(介護者がポリデント液に義歯を浸すなどの行為は、一部介助になる)

口腔清潔(口腔ケア)は、最近でこそ介護施設やデイサービス等で重視されてはきているが、
食後の歯磨きをしていない事業所もある
食後の歯磨きをされているかどうか、サービス事業所のスタッフに尋ねることは大切
口腔清潔は誤嚥性肺炎予防になります
口腔清潔にされていないと、肛門よりも不潔な箇所かもしれません


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