北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

北京空港でドキドキの巻

2013-04-08 19:20:41 | 2013.3-4 日本一時帰国

昨日の夜、無事に北京に戻ってきました。

成田上空では暴風に加えなぜか急にカミナリ雲まで発生という嬉しくないコラボによってフライトが遅れましたが、とりあえず風に揺れながらも飛行機は飛び、私は機内で。

 

 

 

日本のビールとしばしのお別れを惜しんでおりました。

 

 

 

それなりに機内ではじける予定だったのですが。

 

 

 

 

意外にもドリンクは2人でこんなもん。

しかも、なんということでしょう!

 

 

 

ワイン、飲みきれませんでした。 

今回の一時帰国で“節度”というにほんごを学んだ私たちです。

 

 

 

 

さて。 夜の9時すぎ。

無事に北京空港に着きました。

いつもなら機内預け荷物をピックアップしてそのまま空港を出るだけ・・・なのですが、あのウワサは本当でした。

 

 

 

 

X線による荷物検査、全員必須!!!

 

 

 

 

全員だったら仕方ないし、まぁ見てる限り特に厳しそうでもないし、さらっとX線通してサクッと空港出ちゃいましょ。

 

 

 

 

・・・・・と思ったら。

 

 

 

 

「ハイハイ、そこの2人、チョットこっちの部屋に来なさいネ」

 

 

 

 

 

なんでぇぇぇぇぇ!????

 

 

なんでやっ!

もっとアヤシイ奴ごろごろおるやろ?

 

 

自分で言うのもなんですが、全人類を「アヤシイ系」と「善良系」に二分するとしたら。

 

 

 

どう見ても私ら、善良系やろっ!!!(心が黒いのは置いといて)

 

そこらのアヤシイ奴を連行せんかいっ!

 

 

 

 

・・・と、心の中では大暴れだったのですが、ここで取り乱しては却って怪しまれると、「ワタクシ達の荷物に何か?」風を装い、案内された小部屋へ入る私たち2人。

 

 

 

空港係員が言うには、どうやら段ボールの一つがアヤシイらしい。

なんでや?

 

 

 

 

段ボールに落書きしたのがあかんかったんか?

 

 

 

早速中身をチェックする係員。

段ボールの一番上にはクッション用にと購入した、

 

 

 

 

ポテトチップスが。

 

 

 

それを係員、おもむろに・・・。

 

 

 

 

かかえ始めた。

 

 

 

 

・・・・・終わったな。

 

私は終わった。

 

 

 

 

走馬灯のように。

 

 

 

 

あんなふりかけや、

 

 

 

 

こんな味噌が頭の中を駆け巡る。

 

 

 

 

 

と・こ・ろ・が。

 

係員はいちいち「これは何だ?」「そっちは?」と聞いてくるだけで、私はそれに「何の下心もない食品でござる」「罪もないお化粧品につきお目こぼしを」と答えたか答えてないかはいいとして、係員、一向に没収する気配はない。

ただひたすら、あのドデカ段ボールをごそごそ、ごそごそ3人がかりで調べているのであります。

一体なにを探してるんじゃ??と不審に思ったその時。

 

 

 

係員の目がきらり。

そして。

 

 

 

「それっ! それはなんじゃ~!?」

 

 

 

 

それとは・・・・・。

 

 

 

これ。

 

 

 

つまり。

 

 

 

これ。

 

 

 

 

係員「・・・・・」(苦笑い)

 

 

 

 

気まずい! 実に気まずい空気が流れているぞ!

そしてこの気まずい空気を私、知ってるぞ!

 

 

 

あれは確かマカオで、同じくX線検査に引っかかった時、係員が鬼の首を取ったように「それ、札束か~!」と指差した“それ”が。

 

 

 

単なる手帳だったと判明した時の、あの空気と同じではないか。

(その時の気まずい日記は→ こちら

 

 

・・・・・あんたら、もう少し精度の高いX線検査器を購入してはどうか。

 

 

 

で、結局何が怪しかったかと言いますと。

 

 

 

 

 

どうやら紙コップだったみたい。

(北京の紙コップ、単に薄っぺらいだけじゃなく、時々変な味がするんですわ)

 

 

 

まあ確かにX線で見たらなんじゃこりゃ?って感じかもしれないけど、それならそれで最初からあたりをつけて段ボールを調べてくれ。

 

そんなわけで無罪放免の私たち。

段ボールは再び梱包され、そして大事な大事な・・・。

 

 

 

 

おさけ4兄弟も無事、北京のマンションにたどり着いたのでした。