浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「心行の解説」より。

2013-12-30 01:57:51 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                      ~ 恩師の「心行の解説」より ~

               先の続き・・・

               一人一人が持っている魂の器の底から少し離れた場所に、
               五官の感覚というカーテンが下りています。
               この感覚が表面と内とを遮ってしまうので、
               神様が私たちの表面に出ていただけないのです。
               幼い子の魂には遮るカーテンが下りておらず曇りがありませんから、
               神そのものの意識が表面に出ておられるのですが、
               もう三歳になりましたら立派にカーテンがかかってしまいます。

               しかし神様と人間とが切り離されるのではなく、
               心の曇りによって遮断されているだけであって、表面に振り回され、
               五官に翻弄された人間になっているということです。
               よく悪霊とか地獄霊とかいいますが、たとえサタンといえども、
               表面が曇っただけで、内は神の御子です。
               自ら遮っているだけで、この遮るカーテンを払えば、
               どなたも皆菩提と化すことができます。
               すごく簡単なことです。

               このカーテンを取り除くにはどうしたらいいか、
               まずこの曇りはなぜできたかということ、五官に翻弄されて怒り、
               妬み、謗り、愚痴、恨み、憎しみ、嘘、盗み、取越苦労、不安、
               恐怖、貪欲などによって生じたのです。
               五官の求めるままに翻弄されると、怒りや妬みになるのですから、
               この邪魔ものを取ってしまえばいいのです。


                        ~ 感謝・合掌 ~


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