恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第一章 或る愚か者の生涯
◆親孝行ができたと思うこと◆
先の続き・・・
四六時中 休むことなし 我が行は
父との誓い有ればこそなり
そうしてみると、やはり誰にとっても共通の親は神様ですし、
人類全体のたった一つの親もこの神様ということになります。
人類はさまざまな人種や民族や国家に分かれて
今でも戦争や紛争を起こしていますが、
この神様のもとでは人類はまったく一つです。
今の状態に対して、神様は嘆いておれれることでしょう。
だから、宇宙の運行や自然の法則とも一つになるために、
また親子兄弟、社会、国家、地球が
一つに調和して仲良く助け合って生きていくためにも、
神の御心に沿った生活ができればいいのです。
それがいちばんの親孝行にもなっていきます。
世間の尺度だけではあまりに型にはまった生き方になりがちです。
そこからはみ出せば、親不孝というレッテルを貼られてしまい、
本人も悩むことが多いでしょうが、
本来は天地自然が多様な働きを示しているごとく、
その人その人の個性に合った生き方、
各人の天命にかなった生き方が世間常識とはまた別にあるはずです。