虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

情報番組作戦

2015-04-10 | 新聞・テレビから
4月、各テレビ局は新体制をスタートしたが、情報番組に今まで以上に力を入れている感じ。

各局とも朝は早朝から10時ごろまで、4時間以上。朝チャン、ライブ・ビビッド、バード、スッキリ、とくだね、とか、これも4時間ほどある。昼は、昼で、ちちんぷいぷい、ミヤネ屋、キャスト、ワンダー。テンとか。途中、事件ニュースなども入れるので、報道番組と勘違いしそうだが、報道番組ではない。

集団的自衛権、安保法制、憲法改正、沖縄基地、労働基準法改正、原発情報などは決して流さない・また、それぞれの情報番組のコッメテーターを見よ。芸能人はいても良心的なジャーナリストはいない。無難な御用文化人ばかり。明らかに意図的な番組編成に思える。大事な政治問題から人々の目をそらすための意図的な作戦としか思えない。

まっとうな普通の人であったら、3・11以後の日本が一番取り組むべき課題は東日本(東北)の復興と、原発問題の解決だと考える。だれも、憲法改正したり、集団的自衛権の範囲を広げたいとは考えない。ただ、少数の人たちだけ、戦争をできる国にし、原発を再稼働し、米国と一体化したいと考える。財界、財界の子分である政党、そして今の政府。その少数の考えにマスコミ(メディア)は全面協力する。

ときどき、視聴率のよい番組を新聞でラインアップしているが、必ず、NHKのニュースと報道ステーションは名前があがる。人々は報道番組を求めている。

視聴率が大事だというなら、午後8時からのゴールデンタイムに政治の報道番組を設定したら、必ず視聴率は稼げるはずだ。だが、決してそんな番組を作らない。作らせない。NHKのニュースと報道ステーションさえその姿勢を変えようとしている。

国会で何を議論しているかも、わえわれはほとんど知らされない。新聞も書かない(法案が決まってから書くだけ)。国会では各種委員会の議論があるのだから、夜に、その録画中継、無理ならダイシジェストでも放送したら、これでも高視聴率はとれるはずだ。

昔はあったはずだが、今、「テレビ批評」とかの雑誌はないのだろうか。
テレビは人々に大きな影響を与えるのだから、今の情報番組を分析し、批評する記事、雑誌は不可欠だと思う。だれも、テレビの暴走をとめられない。

今日の夕刊には自民党がテレ朝に「報道ステーション」を巡り番組を是正する文書を出していた、という記事。なんで今頃、それを公表するのだ。

テレビよ、これ以上のていたらくでは、テレビ局への抗議で不買運動がおきてもおかしくない。










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