オートGPSは、あらかじめ設定をしておくと、定期的に位置情報を測位してサービス提供時業者に送信し、自分が今いる場所に合わせたコンテンツが提供される機能である。
P-01Bでは、オートGPS自体は初期設定でONになっている。しかし、これだけでは何のサービスも受けられない。iコンシェルが提供するオートリマインドや終電アラームなどを利用するには、iコンシェルメニューからオートGPS機能を「利用する」に設定する必要がある。
また、オートGPS機能が端末利用者の移動状況を判定する際には歩数計機能の歩幅を利用しているようで、設定することがマニュアルでも推奨されている。設定画面は、「MENU」から「LifeKit」→「歩数計」を起動すると機能メニューにたどりつく。
そういえば、購入当初のPー01Bは、オートGPSがかなり敏感で、机上で少し移動させたり、手に持って端末を操作している時でも、頻繁に位置情報を測位していた印象があるが、ソフトウェア更新で調整がされたのか、少々の移動ではオートGPSが反応しなくなった。おそらくは電池持ちの改善にも貢献しているだろう。ありがたい修正だ。
さて、本題の「ご当地マチキャラ」をゲットするには、さらに「ご当地マチキャラパスポート」と名付けられたトルカを事前にダウンロードしておく必要がある。
ここまで準備が出来て、対象エリアに入ると、オートGPSインフォメーションが着信して、選択するとダウンロードされたトルカからご当地マチキャラがダウンロードできる仕掛けだ。
結果、名古屋-東京間の乗車で、3つのご当地マチキャラをゲットできたので、紹介しておく。
名古屋市のはち丸。名古屋開府400年祭のマスコットキャラクターだ。
静岡市の清水港のマスコット、しみずきんちゃん。
言わずと知れた東京タワーのマスコット、ノッポン兄弟。
それぞれ名古屋城や清水港、東京タワーというような具体的なスポットまでいかないと取得できないと思っていたが、そこまで厳密ではないようで意外に入手のハードルは低いようだ。
「ゆるキャラ」のブームは未だに続いているようで、このご当地マチキャラはブームに乗っかったという見方も出来るかもしれない。たしかに現時点では、最初のウェルカムメッセージとダウンロードページを除けば、単なるキャラ集め以上の価値はない。これだけでも十分楽しいが、今以上に複雑な制御ができるとすれば、その地域に入ったら自動的にマチキャラを入れ替えて表示する設定ができないものだろうか。オートGPS機能を活用したエリア情報は「地図アプリ」との連携になっており、メッセージRで配信されるご当地グルメ情報にとどまっている。地域の情報はご当地キャラが伝えてくれたら、もっと楽しいコンテンツになるだろう。名古屋のマチキャラ「はち丸」が、清水港のウェルカムメッセージを伝えるのはもったいない。
【参考】
- 「ご当地マチキャラパスポート」がサービス終了 (2019/6/29)
- 「ご当地マチキャラパスポート」が2019年6月25日でサービス終了へ (2019/4/28)
- オートGPSアプリが通知エリアアイコンを非表示にできるよう仕様変更 (2016/9/19)
- 海老名市のご当地マチキャラ「えび~にゃ」に出会う (2015/7/15)
- ご当地マチキャラ「かわさきミュートン」「おしなりくん」「としま ななまる」に出会う (2015/4/29)
- ご当地マチキャラを新幹線で集める(西日本編) (2011/9/12)
- ご当地マチキャラとさらに出会う (2010/2/17)