見出し画像

At First

「ご当地マチキャラパスポート」がサービス終了

■ ドコモの長寿サービスがまた1つ終了

 iコンシェルのコンテンツの1つである、「ご当地マチキャラパスポート」が予告通りサービスを終了した。2009年11月のスタートから9年半、ドコモ契約必須かつiPhone非対応という対応範囲の狭い中で、よくぞここまで継続してくれたと感謝の気持ちでいっぱいだ。

 最初から説明しておこう。
 ご当地マチキャラパスポートは、ドコモが提供するiコンシェルのオートGPS対応コンテンツで、全国各地に配置されたご当地キャラに現地で出会い、マチキャラとしてダウンロードして待受画面やホーム画面で歩き回らせることができる位置情報を活用したサービスだ。iコンシェルではインフォメーションの通知を届ける機能もあった。
 ケータイの時代から、要求された都度GPSを起動させ位置情報を取得する仕組みはあったが、定期的に位置情報を取得してコンテンツを展開させるのは珍しかった。オートGPSをトリガーに電子クーポン「トルカ」からiコンシェルアプリを起動させる仕組みを、ワクワクしながら眺めていた。
iモード版のご当地マチキャラパスポート


■全国80のご当地キャラに出会う行動型コンテンツ

 最終日の時点で、全国で80キャラが用意されていた。熊本県のくまモンや奈良県のせんとくんなど全国的に著名なキャラも多い。
 私の収集記録を紐解くと、今から10年前の2010年2月に出会った名古屋市のはち丸を皮切りに、西は熊本市のひごまるから東は埼玉県のコバトンまで、東海、北陸、関西地方を中心に35キャラを集め、最終的な称号はレベル10のマチキャラ将軍であった。
 2012年のスマートフォン向けiコンシェルサービス開始にともない、iモード版からの履歴引き継ぎが経験できたことも印象に残っている。
ご当地マチキャラパスポート「旅のあしあと」


■「オートGPS」「トルカ」を停止させてみた

 「ご当地マチキャラパスポート」のサービス終了で、私がiコンシェルで利用していたサービスがすべて終了またはmy daizに置き換えが可能になった。トルカ、オートGPSを利用するコンテンツも残っていない。
 まずはトルカのアプリから「ご当地マチキャラパスポート」トルカを削除し、iコンシェルもオートGPSの利用を停止し、さらにはオートGPSそのものも停止させたが、my daizの動作には特に影響が出てないようだ。
「ご当地マチキャラパスポート」トルカを削除


■Webサイトに終了のお知らせメッセージ

 2019/6/28には、ご当地マチキャラパスポートのサイトにクロージングのメッセージが表示され、完全にアクセスできなくなった。サービス終了日が2019/6/30と記されているなど、いろいろツッコミどころはあるが、きれいに幕引きをしてくれてスッキリしている。今後、新しくご当地マチキャラをダウンロードすることはできないが、すでにダウンロード済みのキャラクターは引き続きマチキャラやしゃべってキャラとして設定できる。
 長きにわたるコンテンツサービスの運営、本当におつかれさまでした。
ご当地マチキャラパスポート サービス終了のお知らせ



【参考】

最近の「iコンシェル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事