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5Gスマホ Xperia 1 II SO-51Aを予約した

■初の5GスマホはXperiaを選択

 NTTドコモが2020/3/25から開始した5Gサービス対応のスマホ6機種の中から、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社製のXperia 1 II SO-51Aを選ぶことにした。
 本製品の最初のツッコミポイントは「エクスペリア ワン マークツー」と読むその製品名だ。ソニーのカメラ製品では従前から採用されている命名ルールらしいのだが「MarkII」ではなく、単に「II」と表記してマークツーと呼ばせる強引さが潔い。

Xperia 1 II SO-51A

■いったんはGalaxy S20+ 5Gに決めたものの…

 そもそもは、5Gサービス初日に端末を購入してサービスインと同時に使いたいと考えていた。けれども発表会で発表された5Gスマホ6機種のうち、サービス開始初日に発売されるのはGalaxy S20 5GとAQUOS R5Gの2機種のみで、約1年使うメインスマホとして考えた場合、全部入りでない2機種に飛びつくことは躊躇せざるを得ない。 ラインナップの中でGalaxyシリーズは、グローバルで昨年から5Gスマホを発売し今回が2世代目となることから、端末の完成度で一日の長があると捉え、最有力候補に考えていた。しかし、3/25発売のS20は、5月下旬発売予定のS20+と比べると深度カメラや高速メモリ搭載の有無、ミリ波対応などハードウェア上の差が相当に大きい。 こうした思考の結果、筐体の大きさに対する不安を抱きながらも、3/19にGalaxy S20+ 5Gの購入予約を入れている。

アンテナピクトの横に5Gの表示(Galaxy S20)

 その後、ドコモスマートフォンラウンジ名古屋栄で、Galaxy S20+とXperia 1 IIのデモ機を比較できる機会があった。
 ここでのGalaxy S20+の印象は、カバー未装着では持ちづらさを感じるエッジディスプレイを含めて「いつもの高性能なGalaxy」で、新鮮味が伝わってこなかった。2年前までGalaxy S8を使っていたことが未だに影響していたかもしれない。また、フォントが理由か判断ができなかったが設定画面などの文字の並びが少しうるさく感じたことも記しておく。一方のXperia 1 IIには物珍しさの優位があったのだろう。自分の機種遍歴を辿ると、Xperiaは2015/11/13の発売日から半年間利用したXperia Z5 Compact SO-02H以来4年間ご無沙汰している。さらに考えると、ドコモでGalaxy S20+を購入しようとすると(少なくとも現時点では)コスミックグレーの本体色一択だが、Xperia 1 IIならブラック、ホワイト、パープルの3色から選べるのも嬉しかった。
 デモ機を短時間触っただけではカメラ性能やディスプレイの面でGalaxy S20+との間に大きな違いは感じなかったし、ハードウェアのスペックで比較するとミリ波対応を含めてS20+の方が上だと理解したが、今回はXperia 1 IIを選ぶことにした。

Xperia 1 IIの画面

 実際のところ、ソニーがプロフェッショナルレベルと訴求するカメラやシネマ、音楽に関する性能に惹かれたわけでも、それらを必要としているわけでもない。例えばカメラはソニーのデジタル一眼カメラαの技術を継承しているというが、細かな調整や撮影支援は裏で動いてもらえば良く、撮影ボタンのタッチだけでどういう写真が撮れるかだけが評価軸だ。21;9のシネマワイドディスプレイにしても、文字情報を表示することがほとんどであり、WebサイトやSNSの閲覧という日常体験を技術がどう変えてくれるのかに関心がある。こうした今まで通りの視点からXperiaの進化を確認したい。


■端末代金は12万円也

 ドコモオンラインショップでのXperia 1 IIの販売価格は123,552円(税込)。 「5G WELCOME割」という割引が適用されるがその額は端末価格の5%にも満たない5,500円で、支払総額は118,052円とあいかわらず高く、「5Gで社会を変えよう」という国を挙げての掛け声が聞いて呆れる。5G対応の料金プランを見ても4Gと同額まで割り引くのがせいぜいだ。5G端末の購入を伴う新規契約や機種変更時に、期間を区切っても良いので思い切った料金割引策があれば、端末の普及が進むだろう。5G端末は4Gエリアでも通信できる。まずは端末を普及させることが先決だ。出遅れ感がある国内関連企業の経験値蓄積にも繋がるのではないか。

5G WELCOME割適用

 ドコモ版のXperia 1 IIの発売日は、発表当初の「4月下旬以降」から「5月下旬以降」に変更されている。ニュースサイトでの報道によると、「開発に関する確認事項があり、納入状況についても変更が生じた」というのが遅れの理由らしい。 折しも日本は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が全国に発令中で、外出自粛期間の真っ最中。今、入手できたとしても、5G通信スポット巡りや屋外でのカメラの撮影テストができる状況にない。今は、#StayHomeで 先行レビュー記事を読みながら、Xperia 1 IIの発売を楽しみに待ちたい。


【参考】

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