2018/09/25、Android8.1以上を搭載したスマートフォン向けの緊急速報「エリアメール」アプリのアップデートがNTTドコモから発表された。手元のHUAWEI P20 Pro HW-01Kには翌2018/09/26になってアップデートが配信されたので、さっそく適用してみた。
更新後、「ドコモ災害用キット」アプリの中からエリアメールアプリを起動してみたところ、トップ画面や受信画面などいくつかの画面のデザインが変更されたほか、受信メッセージの再通知機能が追加されていた。順に確認していこう。
■エリアメールアプリの画面デザインが変更
トップ画面には受信済みのメッセージの履歴が表示されているが、表示項目が増えて内容が確認しやすくなった。
私の場合は、台風21号の接近にともなって地元自治体から配信された「災害・避難情報」について受信日時と冒頭部分が引用されている。分類らしき項目には「エリアメール」とあるが、「緊急地震速報」や「津波警報」と「エリアメール」で分類されるのだろうか。
メッセージの受信画面のデザインも変更された。
中央に地震や津波を示すイラストが表示されている点は変わらないが、高さをゆったりと確保した黄色背景に黒字で「緊急地震速報」「津波警報」と見やすく上部に表示されるようになった。また、本文部分の背景色が黒よりも少し淡い色に変更され、柔らかい印象になったことも好印象だ。
2015年9月のアップデートで追加された平易な日本語で通知内容を知らせる「やさしい日本語」の表示機能も引き続き搭載されており、画面デザインは同様に変更されている。
■受信音量の設定メニューが変更
設定メニューはこれまで黒い背景だったが、災害用キットアプリと共通の薄いグレーの背景画面に統一されている。
専用着信音の音量変更の設定は「最大音量を使用する」か否かの選択に変更された。標準設定は最大音量で、この設定をOFFにした場合はアラーム音量の設定に準ずる音量になるとのこと。
もう一つ追加されたのが「メッセージ受信を再通知する」という項目だ。
エリアメール受信後に、受信画面を閉じなかった場合に再度通知を行うための設定で、「1回」はエリアメールを受信した2分後に1度再通知がされ、「2分毎」では受信2分後から2分おきに最大3回再通知、「15分毎」は受信15分後から15分おきに最大3回再通知されるとのこと。初期設定はOFFになっているのだが、こういうニーズもあるのだろう。
■Android8.1以上搭載機が対象のバージョンアップ
今回のバージョンアップは、Android8.1以上を搭載している端末向けにのみ提供され、Android8.1未満の端末については画面デザインや設定メニューの変更は行われていない。
NTTドコモがWebサイトで提供しているサービス・機能説明「エリアメールアプリ(スマートフォン)」で機能や操作方法を今一度確認しておきたい。
【参考】
- Android 11バージョンアップで緊急速報「エリアメール」アプリが仕様変更 (2021/2/11)
- 緊急速報「エリアメール」アプリの受信画面にイラストが追加 (2017/3/18)
- エリアメールアプリに着信音量の変更機能が追加 (2016/9/21)