春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

糸繰り、開始

2022年10月30日 | 手仕事


秋晴れが続いて
今日も、雲一つない気持ちの良い青空。

家にこもっているのが
もったいないようなお天気です。

コスモスもいいな♪
能古島もきれいだろうな♪
雷山のツワブキの花も見に行きたい♪

そんなことを考えながら
今日は、自分の機場で糸繰り作業。

ゴロゴロ、ガッタン
ゴロゴロ、ガッタン





困ったことに
この素晴らしいお天気のせいで
糸を扱うのがかなり大変。

湿度を上げたいけれど
加湿器が苦手なので
初ストーブで、お湯をグラグラ。

外は暑いくらいの
ピッカピカのお天気だというのに・・・

今週は、糸を扱う作業が続きます。

秋の音

2022年10月29日 | 工房の庭


秋晴れ♪

庭の柿の葉が日に日に色づき
風が吹く度、落ち葉がパラパラ。

カラカラとした乾いた葉の音が
秋らしくって、気持ちがいい。





秋の陽射しと秋の風。

あっちこっちから聞こえる
ザワザワと揺れる葉の音
葉の落ちる音、転がる音。

ザワザワ、カラカラ
カサカサ、サワサワ

心地よい音がする今が
秋の中では、一番好きかな。




コツコツ作業は、まだまだこれから

2022年10月28日 | 手仕事


通いの作業が終わりました。

帯4本~5本分のタテ糸を
順番に揃えて巻き取る作業(整経)が終わって
朝から通うのも今日でおしまい。

無事に終わってホッとしたところで
最後の作業は、お片付け。

どっさりあったタテ糸の束から残ったのは
ほんのわずかな絹糸・・・と言っても
手触りの良い、美しい絹糸。

残った絹糸は、糸の束に戻してとっておきます。
束にすると、これだけです。




たくさん残っているように見えるけれど
これは、短くなった糸を一日がかりで
結んで、つないで、束にしたもの。

長さもないし、つなぎ目もたくさん。
なので、帯には使えないけれど
いつか、こうやってたまった糸を全部使って
何か楽しいものを作ってみたいと思っています。

さて、帯の作業は、まだまだこれから。
次の作業は、経継ぎです♪

手仕事、帯・・・通いの作業

2022年10月24日 | 手仕事


今日から通いで整経作業。

細い細いタテ糸を順番に揃えていくという大事な作業で
自宅の機場ではできない作業です。

まずは、タテ糸の糸繰りから。

ゴロゴロ、ガラガラと回る糸繰機。

使うタテ糸が本当に多いので
一日がかりで、木枠に巻きます。






下の写真が、明日から動かすドラム(整経機)
前から欲しいと思っている機械だけど
私の機場には入らないので借りています。





<整経作業>
前回は、思いっきり間違えて
四苦八苦したので
今回は間違えないよう、慎重に。

今日から一週間、お弁当持って行ってきます♪

第120回 博多織求評会

2022年10月22日 | イベントのお知らせ

温故知新
伝統を紡ぐ未来へのイノベーション
第120回 博多織求評会開催のお知らせ

博多織新作発表会一般公開
日時:2022年11/12(土)13(日)
時間:12(土)10時~17時
   13(日)10時~15時
会場:萬松山 承天禅寺
(入場無料)
  • 着物でご来場の方には粗品をもれなくプレゼント
  • 三年ぶり!博多織の手機の体験も
  • 第120回記念の特別企画展「原点回帰」 

主催:博多織工業組合

素朴が好き…野菊

2022年10月21日 | 工房の庭

道端に咲いている野菊は
普段は見向きもされない野の花だけど
我が家の庭では、大事にされている野花の一つ。

野菊が好きだった父が
(いつだったかなぁ、もう10年以上前かな?)
散歩の途中でとってきて、自分で庭に植えたもの。

毎年、花が咲く度
「可愛かろうが♪ 俺、一番好きっちゃん。」と満面の笑み。

亡くなって7年。
今も、花が咲くたびに思い出す
「可愛かろうが♪ 良かろうが♪」という父の声。

今年もたくさん咲いています♪




嫁菜(ヨメナ)
似たような野菊が幾つかあるので
正確なところはわからないけど、多分、嫁菜。
名前も可愛らしいので、私の中では嫁菜です。

家族愛

2022年10月20日 | 工房の庭


肌寒くなってきた庭に咲くのは
名前もきれいな、アメジストセージ。

淡い紫の蕾や花には
産毛のような毛がたくさん。




ふわふわで、もこもこ。
ビロードのようにも見えるし
肌触りのよい毛布みたい。

見ているだけで、あったかい。




花言葉は「家族愛」

野の花のように咲く飾り気のなさと
優しい紫が素敵な花。

あまり香りはないけど、ハーブです。




絹糸、絹糸、絹の糸

2022年10月19日 | 手仕事


染め上がったばかりの絹の糸。
ターコイズやマリンブルーに近い色で
青は青でも、緑の入った青緑。

きれいな青だし、好きな青。
でも、染め間違えてしまって
薄い黄緑にしなければならなかった糸がマリンブルーに。

間違えたのは、帯4、5本分のヨコ糸です・・・。

染め直すにしても
手持ちの糸では足りないし
新たに買うにも、今は絹糸が高くてなかなか買えない・・・。

どうしようかと迷って、まずは染屋さんに相談。

糸を痛めずに脱色できればいいんだけれど
美しく染まった絹糸を見てると、脱色も心配。

結局、脱色で糸を痛めるより
新しい糸で染め直す方を選んで、糸屋さんに電話。

それにしても、どうしちゃったかなぁ。
色を間違えるなんて・・・。

まぁ、仕方ない。
気持ち切り替え、前向きに。

美しく染まったマリンブルーは
次回の帯にとっときます♪

絹の糸・・・さてどうしよう

2022年10月18日 | 手仕事


今年最後の帯として
染めに出していた絹糸が戻ってきました。

どの色も、だいたい思う色に近い感じに染まっていると
染め上がった糸の束を眺めながら
これから始まる作業に向けて
気を引き締めていたところだったんだけど・・・

夜、うとうとと寝入ろうとしていた布団の中で
突然ハッと、昼間見た色に違和感を覚えて、不安がもくもく。

慌てて起きだし、色の確認。

昼までは
「絹糸の束って本当に気持ちいい♪」
なんて思いながら
染め上がったばかりの色糸を抱きしめて
ホクホクしていたのに、なんてこと!

一番多く染めなければならなかった薄黄緑が
全てマリンブルーになっているじゃない。





なぜそんなことになったのか・・・
勘違いを起こした私の間違い。

さて、どうしよう。

簡単に脱色というわけにもいかないため
染屋さんに相談。

最近高くて手が出せない絹糸のお値段については
聞くのも怖いけれど、糸屋さんに確認。




美しい絹糸。
マリンブルーの絹糸はきれいだけど
使えないのでは仕方ない。

まずは明日、染屋さんへ!

催事の後、味噌と帯

2022年10月17日 | イベントのお知らせ
先週、博多織の作り手として愛知まで出かけて
昨日遅くに戻ってきました。

初の愛知。
朝に出かけて3泊4日。
終わってそのまま、夜の便で帰ってきたので
名古屋城の金の鯱(シャチホコ)は
行きの飛行機から、チラリと見ただけ。


着物を抱えて、手荷物いっぱい。
それでもお土産に何か名古屋らしいものを一つでもと
お客様とのお話の中で何度か出てきた
「つけてみそ かけてみそ」をスーパーで購入。

どの家庭にもあるというチューブ入りの味噌ダレだそうで
スーパーの店員さんに尋ねると
「みんな使ってますよ!名古屋の名物ですっ♪」って
親切にお味噌の前まで案内してくれて
大きな荷物を持った私に向かって、にっこり。

その「にっこり」の素敵な事!

ちょっと幸せな気持ちになりながら
「つけてみそ かけてみそ」の
普通のタイプと、減塩プレミアムを買って
それをお土産にして帰ってきました。






さて、今回の催しはというと
お世話になっている呉服屋さんでの販売会。

久しぶりに外に出ていく仕事だったので
前日からかなり緊張。

外に出て行けば、得ること多く
気付くこともたくさんあるんだけれど
人前に出るのが、少々・・・
というより、かなり苦手。

家にこもっての作業ばかりじゃいけないなと
反省しながら戻って、また今日より作業。

これから、今年最後の帯に入ります♪




紫蘇の実の佃煮

2022年10月09日 | 工房の庭


昨日収穫した“紫蘇の実”で作った、季節の佃煮。

紫蘇の花が咲いた後
実が固くなる前に穂紫蘇を収穫。
その実を、手でこそいで取って佃煮に。

今年の味付けは、少々濃いめの甘さ控えめ。
鷹の爪でピリ辛に仕上げたかったけれど
鷹の爪を切らしていて、一味唐辛子で我慢。

鷹の爪の赤味はないけれど
今年も美味しい紫蘇の実の佃煮ができました♪

プチプチの食感でいただく白いご飯。
毎年これが楽しみで、紫蘇を育てています。




紫蘇の穂の半分は佃煮。
残りは種を取って、来年植えます♪

染屋さんと秋の花

2022年10月03日 | 工房の庭


今日は、朝一番に
重たい絹糸の束を抱えて染屋さんへ。
いつもは車で送ってもらうところを、今日はバス。

最寄りのバス停から染屋さんまで
往復40分も歩くことになり
真夏日の中、えっちらおっちら。

歩けると思ったんだけど
糸の束は重かった・・・・。

午前中でくたくたになって帰ってくると
数日前まで咲いていなかった鍾馗水仙の花が
曼殊沙華に遅れて満開に♪

一年ぶりに見る、いつもの花。

今年も変わらず咲いてくれて嬉しいけれど
くたくたの体には、明るい黄色がちょっと眩しすぎる。




鍾馗水仙(ショウキズイセン)
花言葉には「深い思いやりの心」「陽気」「元気な心」